目次
ボリジの効能と効果
- 気分を高揚させ、気持ちをポジティブにする
- 風邪の症状の緩和
- 病後の回復促進や疲労回復の効果
- デトックス効果
- アンチエイジング・美肌効果
①落ちち込んだ気分を高揚させたり、切り替えたりしたい時に!
ボリジには、副腎皮質を刺激してアドレナリンの分泌を促進することで、不安・憂鬱・心配などで落ち込んでしまった気分を高揚させて、気分を切り替える働き(抗うつ作用)があることが認められています。
②熱を伴う風邪やインフルエンザの初期症状に!
ボリジにはタンニン、サポニン、カリウム、カルシウム、ビタミンCなどが含まれ、発汗作用や抗炎症作用があり、解熱や頭痛の緩和に役立つので、風邪を引いた時にはとても有効なハーブです。
また、ボリジは粘液質を含んでいるので、粘膜を保護して風邪やインフルエンザなどの呼吸器感染症予防や喉の痛みを和らげる働きをしてくれるので、改善に役立ちます。
種には、ガンマリノレン酸やオメガ6脂肪酸が多く含まれているので、血圧やコレステロール値を下げ免疫を強化してくれます。
③病後の回復促進や疲労時のケアに!
ボリジには、心臓の強壮作用により動悸を鎮める効果があります。病後の回復促進や疲労時のケアにも利用することができます。
④うれしいデトックス効果!
ボリジは腎機能を整える働きや血液・リンパ液など体液の循環をスムーズにする働きがあります。発汗作用に加え利尿作用があるので、手足のむくみの解消やデトックスにも効果が期待出来ます。
⑤アンチエイジング・美肌効果!
ボリジはパックとして活用すると、皮膚の炎症を抑える効果が期待できます。ニキビなどの肌トラブル解消に役立ててください。また、入浴剤として利用すると全身の乾燥防止やくすみ改善効果も期待できます!
ボリジの種から抽出するボラージオイルは、肌の生まれ変わりを促進するといわれるγ-リノレン酸を含んでいるので美肌やアンチエイジングに役立てられます。
保湿効果も高いため、乾燥肌に悩んでいる人にもおすすめできます。ボラージオイルは他にも、月経前症候群・うつ症状の軽減・アトピー性皮膚炎の緩和・生活習慣病予防・肝機能回復など、多岐にわたり利用されています。
ボリジの使用上の注意点
ボリジにはピロリジンアルカロイドという肝毒性が疑われる成分が含まれているので、多量の摂取や常用は避けてください。
さまざまな効能により母乳分泌促進作用があると言われ、産後の母乳不足やマタニティブルーなどに良いとする説もあるのですが、十分なデータがありませんのでおすすめすることはできません。
妊娠中・授乳中の人の使用は毒性が疑われているので避けてください。
おすすめ!有機ルリジサ油(ボラージオイル)
本製品は光と酸素を遮断したオメガニュートリション独自の低温圧搾法で製造されております。 製造に際して一切の添加物や化学物質を使用していない未精油です。 1日小さじ1/4杯から1杯を目安として加熱せずにお召上がりください。 開封前/開封後ともに冷蔵保存してください。
ボリジの食べ方や使い方
ボリジは花・葉・種の部分を使用します。花・葉の部分でハーブティーととして楽しみます。葉は乾燥させて使用しますが、花は乾燥させても生でも使用することができます。
葉の部分を使ったのボリジティー(葉の部部分)は薄茶~茶色をしていますが、花の部分を使ったボリジティーは青色のお茶になります。ハーブティーは入浴剤やパックとしても利用出来ます。
ボリジの花は萼(がく)を取り除きそのままサラダの中に混ぜて楽しめます。砂糖漬にしてケーキやゼリーなどのデザート飾り付けとして使用し彩りを添えます。紅茶に浮かべて楽しむことも一般的です。
また、ワインに入れると花はピンク色へと変化するので、目で楽しめる演出として使用できます。キュウリの香りのする若葉をサラダに入れたりサンドイッチに挟んだりそのまま楽しむこともできます。種からはボラージオイルを抽出して使用します。
ボリジの育て方
- 種まき:3月上旬~5月下旬と9月上旬~10月下旬の2回
- 開花:3月上旬~7月下旬
- 収穫:3月上旬~8月下旬(葉は8~9月以外収穫することができます)
ボリジは発芽率も高く、種からの栽培も容易で、特に肥料を与える必要もないのでハーブの栽培が初めてという方にもおすすめできます。
乾燥に強いのですが加湿にはとても弱いので、夏など極端に乾燥したとき以外は、水やりは必要ありません。
ほとんど放置しておいても成長するのですが、高温多湿に弱いので葉が生い茂った場合には適度に間引いて風通しを良くしてあげてくださいね。
ボリジは美しい青色の花をつけるので、花も楽しめるハーブです。夏は特にたくさんの収穫ができます。花は風邪や雨に弱いので開花して間もないものを摘み取ります。
次々と開花するので収穫を逃さないようにしてください。あえて翌年のためにいくつか花を残しておくと、こぼれ種で同じ場所に再度育成してくれます。
秋に種まきをして育苗した苗を越冬させると、大きな株へと成長させることができます。
ボリジの基本情報
通称 | ボリジ(Borage) |
別名 | ボラージ、ルリジサ、スターフラワー |
学名 | Borago officinalis |
科名/種類 | ムラサキ科ルリジサ属/一年草 |
花言葉 | 勇気、保護、鈍感、心を刺激する、憂いを忘れる |
使用部位 | 葉、花、種 |
代表成分 | 粘液質、精油、ミネラル類、タンニン |
代表効果 | 強壮、抗うつ、神経鎮静、鎮痛、抗炎症、発汗、利尿、強腎作用、催乳 |
最後に
心と体を強くし勇気をもたらすハーブと言われるボリジが持つ効能は花言葉にあるとおり、心を刺激し憂いを忘れさせてくれて精神面の助けになり、美しく健康な体作りにも貢献してくれます。
日々の仕事のストレスなどで弱ったココロに潤いをもたらす、ボリジティーのある生活はいかがでしょうか?