歩きスマホが事故へと繋がってしまった事例5選 絶対にNGとされる理由

歩きスマホは危険だと注意喚起されているものの、その危険性をいまいち理解していない人は多くいます。本記事では、実際に歩きスマホが事故へと繋がってしまった事例をいくつか紹介するので、あらためてその恐ろしさを認識してください。

歩きスマホは危険な事故の原因に

「歩きスマホは危険な事故の原因になるので絶対にやめましょう」という注意喚起は多くの場所で見かけます。しかし、実際にどのくらいの人が本当の意味でその危険性を理解しているのかは疑問です。

もしも歩きスマホをしていて自分が加害者側になってしまった場合、一般的に以下の慰謝料が発生します。

  • 被害者の治療費
  • 修理費用
  • 入院や通院に必要な医療費
  • 無事故の場合に得られるはずだった収入に対する補償
  • 被害者の休業中の生活保障費
  • 後遺症が残った場合の慰謝料

もしも自分の歩きスマホで相手が死亡してしまった場合は、過失致死罪に問われて禁錮刑を科される可能性もあると理解してください。

また、自分が加害側にならずとも、単独で恐ろしい事故を起こしてしまう危険も大いにあります。歩きスマホはあらゆる危険性を孕んでいることを理解するためにも、実際に起きた歩きスマホの事故事例を確認しましょう。

歩きスマホが事故へと繋がってしまった事例5選

歩きスマホによって、過去にどのような事故が発生しているのか確認してみましょう。

1.縁石につまずき転倒して腰を強打

よく歩道で歩きスマホをしている人を見かけます。「ガードレールがあるから、自転車や車に撥ねられる心配もないし大丈夫」と油断しているのかもしれませんが、実際に歩道でさまざまな事故が多発しています。

例えば、歩道で歩きスマホをしていた30代の女性が前方不注意で縁石につまずき、そのまま転倒した際に腰を強打した事故がありました。これにより、女性は中等症の怪我を負い、入院する事態に陥ったとのことです。

他にも顎から転倒してしまい、顔面の骨を骨折してしまった結果、後遺症が残ったという事例も報告されています。

2.駅の階段で足を踏み外して転落

駅の階段で電車の時刻を調べようと歩きスマホをしていたところ、階段を踏み外して数段落ちてしまった……という事例は後を絶ちません。

駅の階段は長いので、踏み外して転落してしまえば重傷を負います。また、自分が足を踏み外して転げ落ちることで、周囲にいる人々も巻き添えにし、最悪の場合、後遺症が残るほどの怪我を負わせる加害者側になる恐れもあるので気をつけましょう。

3.視覚障害者と衝突し怪我を負わせる

街中には至るところに点字ブロックが存在します。しかし、その周りで歩きスマホをしていた際、視覚障害を持つ人と衝突してしまい、転倒させて怪我を負わせるという事故が発生することも。

実際、このような報告は数件あり、特に混雑している街中で多い傾向にあります。視覚にハンデがある人にとって、突然無遠慮にぶつかられる状況は避けようがないので恐怖でしかありません。

周囲の人に危害を加えないためにも、歩きスマホはやめるべきです。

4.スマホに夢中で電柱に衝突

スマホに夢中になるあまり、目の前に電柱があることに気づかず衝突してしまったという事例は多数報告されています。実際に街中で電柱にぶつかっている人を見かけた経験を持つ人もいるでしょう。

しかし、歩きスマホにより前方不注意になっている状況で衝突してしまうのは、電柱だけではありません。時には人や自転車に衝突し、自分が怪我を負ったり、相手に怪我を負わせてしまう危険もあるので気をつけてください。

5.道路で操作中、ふらついた拍子に車と衝突

歩道と車道が分かれていない道路では、歩きスマホをしていると平衡感覚が若干揺らいでしまい、ふらついた拍子に後ろから迫ってきていた車と衝突してしまう事故も発生しています。

最近は、車の走行音が静かなことや、歩行者側がイヤホンをつけていることも多いため、車が迫っていることに気づきにくいことも事故原因と考えられます。

歩きスマホで死亡事故も多数発生している

歩きスマホによって、さまざまな場所で事故が多発していますが、実は死亡事故も報告されています。

  • ホームで足を踏み外し線路に転落して列車に撥ねられた
  • うっかり踏切に侵入して走ってきた列車に撥ねられた
  • 待機場所を勘違いし、踏切内でスマホを見ていて列車と衝突

特に踏切や駅のホームでの死亡事故が非常に多く、足の踏み外しや勘違いが命取りになっているケースです。また、イヤホンをつけている人が多いため、周囲の「危ないよ!」という声に気づかないという点も死亡事故につながる要因と考えられます。

歩きスマホで死亡する事例も…ながらスマホは絶対NG

歩きスマホは自分が怪我をするだけでなく、相手に怪我を負わせたり、場所によっては命を落としてしまう危険もある非常に恐ろしい行為です。歩いている最中にスマホを触ることは避け、必要な時は道の端に移動して、立ち止まってからスマホを操作しましょう。

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