車目線で見た『自転車の危険な行動』5選 大きな事故につながることも

車の運転をしていると、近くを走っている自転車にヒヤッとした経験を持つ人は多くいます。今回は、車目線で見た『自転車の危険な行動』や自転車側が注意すべき運転行為をまとめました。普段から自転車に乗っている方は必ずチェックしてください。

車の運転中、自転車に「危ない」と感じた経験は9割超

普段から車を運転している人の中には、「こんな自転車の運転にヒヤッとした」という経験を持つ人も多いでしょう。反対に、自転車を運転している人の中にも、「自分のこんな運転で危険な目に遭った」と過去に経験を持つ人もいるかもしれませんね。

WEBメディア「MOTA」の調査によると、「車を運転中、自転車にヒヤッとしたことはありますか」という問いに対し、なんと99%の自動車ドライバーが「はい」と回答したことが判明しています。

自動車と自転車で接触事故などを起こした場合、自転車側に過失があった場合でも、多くが自動車側の過失になり、罰則を受けることになります。この点も自動車ドライバーが「怖い」と感じる理由のようです。

車目線で見た『自転車の危険な行動』5選

車目線で見た時、どのような自転車の運転に「危険だ」と感じるのでしょうか。ここでは具体的な自転車の危険運転事例をご紹介します。

1.逆走

車の進行方向とは逆方向へ走ってくる自転車をみると、「そのまますれ違う際に事故を起こしてしまうのでは」と不安になるという声が多いです。

道路では、一般的に自転車は車と同じ方向へ走行することが求められます。逆走すると、他の自転車と接触事故を起こし、さらに自動車も巻き込む重大事故に発展する危険もあるので、絶対にやめてください。

2.信号無視

ルール違反にも該当する信号無視は、どのような移動手段であってもやってはいけない違反行為です。車を運転していると、突然、信号を無視した自転車が横切ってくることもあるようで、「轢いてしまいそうで怖い」という声がありました。

信号は、自転車も車も歩行者も、皆が安全に道路を利用できるよう設けられている設備です。皆、信号を守ることを大前提に運転しているため、事故を起こさないためにも信号は必ず守ってください。

3.夜間の無灯火や反射板なしでの走行

夜間に自転車で走行する場合は、ライトを点けて走ることが法律上で義務付けられています。しかし、中には夜間であっても無灯火の状態で走っている自転車がいるため、目視しづらく「近くを走られると怖い」と感じるドライバーが多いとのことです。

また、反射板をつけていない自転車にも「より目視しやすいように反射板をつけてほしい」と感じているドライバーが多くいます。

4.ながら運転

スマホが普及したことで増加傾向にある”ながら運転”にヒヤヒヤする自動車ドライバーが多くいます。

  • スマホを操作しながら運転する
  • 音楽を聴きながら運転する

最近では、スマホを自転車に取り付けて走行できるようなアイテムまで登場してしまっているため、さらに助長されている印象です。

しかし、スマホを操作しながら運転すると、バランスを崩したり注意力が散漫になったりして非常に危険です。音楽を聴きながらの走行も、周囲の音が耳に入らず、事故につながるリスクが高まるので、絶対にやめましょう。

5.車道への飛び出しや無理な横断

自動車ドライバーの多くが「ヒヤッとした経験がある」と回答した事例に、車道への飛び出しが挙がりました。

少し前を走っていた自転車が、一時停止して後方などを確認せず、突然車道に飛び出し横切ってきたという経験を持つドライバーは非常に多いようです。この行為に「轢いてしまうかもしれない」と恐怖と憤りを感じる人が多くいます。

車道への飛び出しや無理な横断は絶対にやめてください。基本的に横断歩道を利用し、信号を守って横断しましょう。

安全に自転車を乗るために注意すべきこと

安全に自転車を運転するためには、以下のルールを必ず守りましょう。

  • ながら運転はしない
  • 基本的な運転ルールは必ず守る
  • 許容量以上の荷物は乗せず、バランスを崩さないように気をつける
  • 道路を横断する場合は、必ず横断歩道(自転車横断帯)を利用する
  • 夜間に走行する場合は、明かりや反射板を必ずつける

荷物をたくさん載せて走行すると、どうしても重心がぶれやすくなり、バランスを崩して転倒するリスクが高まります。自転車を運転するときは、あまり荷物を載せないように心がけましょう。

自転車の安全運転は車側のドライバーを守ることにもつながる

いかがでしたか。自転車のドライバーが自身の安全を守ることで、自動車ドライバーが理不尽に過失を問われることもなくなります。お互いの身を守るためにも、自転車ドライバー側の安全意識を強化しましょう。

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