神社でやってはいけない『参拝方法』6選 タブーと言われる理由と正しい作法

皆さんは神社の正しい参拝作法をご存知ですか。意外と知らずにタブーを侵している人は少なくありません。本記事では、神社でやってはいけない参拝方法や正しい作法をまとめました。今後のためにも正しい知識を頭に入れておきましょう。

知らずにやりがちな神社におけるタブー行為の数々

日本人にとって、神社は「聖域」と呼ばれる場所だという認識は全ての人が持っていることでしょう。そんな聖域に足を踏み入れる際は、本殿に住まう神様に失礼のないように作法を守ることが大切です。

もしも神社を参拝する際の正しい作法を聞かれたら、自信を持って答えることはできますか。また、やってはいけない参拝方法をご存知ですか。

正しい作法やタブー行為を知らずに参拝してしまい、うっかりやってはいけない行動をとっている参拝者を多く見かけます。この機会に改めて、神社の正しい作法ややってはいけない参拝方法を頭に入れておきましょう。

神社でやってはいけない『参拝方法』6選

神社でやってはいけない参拝方法には、以下の行動が該当します。

1.鳥居をくぐる前に一礼しない

神社には、必ず人間界と神様の世界を隔てる「鳥居」が存在します。鳥居をくぐれば、そこはすでに神の領域という目印です。

つまい、神様の住まう敷地内へ足を踏み入れる玄関のような役割を果たす鳥居の前で、一礼をしないで入るという行為は、土足で敷地内を踏み荒らす行為と捉えられかねません。必ず鳥居をくぐる前には一礼しましょう。

2.参道の中央を歩く

本殿へ向かう際、うっかり参道の真ん中を歩いていませんか。実は、参道の中央は神様が通る道なので、神様以外は絶対に通ってはいけない場所です。

参道の真ん中を堂々と歩いてしまうと、神様の行手を遮ってしまう恐れがあり、大変失礼な行為になります。必ず参道の真ん中は避けて、左右どちらかに寄って進みましょう。

3.スマホで本殿を撮影する

近年、参拝に来た記念にとスマホで本殿を撮影する人が増えています。しかし、本来は神様の住む本殿を無断で撮影する行為は、非常に失礼な行為です。

もしも見知らぬ人が突然家にやってきて、自分の家を勝手に写真撮影していたら、どのように感じますか。多くの人が不快に思うでしょう。神様も同様です。

特に、本殿の中に鎮座しているご神像を写真に写す行為は、非常に失礼で罰当たりな行為だとされてます。写真を撮る場合も、本殿の中が写らないよう配慮してください。

4.手水舎で身を清めずに参拝する

本殿へ参拝する前は、俗世で体につけてきた穢れを落とし、身を清める必要があります。手水舎はその役割を担っている場所です。

しかし、手水舎で身を清めずに参拝する人が度々います。これは、穢れを本殿へと運ぶことになるので、神様に対して非常に失礼であり、攻撃的な行為として捉えられかねません。必ず身を清めてから参拝しましょう。

5.お賽銭を振りかぶって投げ入れる

お賽銭を賽銭箱へと入れる際、上から振りかぶって投げ入れる人がいますが、これは神様から見ると非常に不愉快な行為です。

人に物を渡すとき、振りかぶって投げ渡す人はいません。なぜならば、相手に不快な思いをさせてしまうからです。

神様にも同様に配慮し、お賽銭を賽銭箱へ入れる際は、上から振りかぶるのではなく、下から優しくそっと投げ入れましょう。

6.境内の草木などを持ち帰る

小さなお子様を連れて参拝する際に注意したい行為が持ち帰り行為です。

境内の草木や落ち葉などは、神の聖域のものです。したがって、境内にあるものは、どのようなものでも持ち帰ってはいけません。お子様連れの方は、落ち葉や草木、花などをお子様が持ち帰ったり、境内の木々(御神木)から取ったりしないように気をつけてください。

神社を参拝する際の正しい作法

神社を参拝する際は、以下の正しい作法を身につけておきましょう。

  • 鳥居をくぐる前に一礼する
  • なるべく参道の左右どちらかに寄って歩く
  • 飲食物やペットの持ち込み・連れ込みは原則禁止
  • アニマル柄や毛皮製品を持ち込まない
  • 境内にあるものを持ち帰らない

また、本殿へ参拝するまでの手順は以下の通りです。

  1. 手水舎で口や手を清める
  2. 参道の中央を避けながら本殿へと進む
  3. お賽銭を納めるときは下から優しく賽銭箱へと入れる
  4. ご神前で「二拝二拍手一拝」を行う
  5. 速やかに神前から退く

手水舎での身の清め方や参拝方法などは、神社に掲示されていることが多いです。神社によって、方法や手順が多少異なることもあるので、それぞれの神社で掲示されている方法で行いましょう。

神社へ参拝する際は正しい作法を身につけて

神社へ参拝する際、知識を持たずに軽い気持ちで参拝してしまうと、うっかりやってはいけないタブーを侵してしまうかもしれません。今回紹介したやってはいけない行為や正しい作法を身につけ、神様に失礼のないように参拝しましょう。

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