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遺品整理、なんでも捨ててしまうのは危険かも
親族の遺品整理、なかなか時間も手間もかかるものです。まとめて全部捨ててしまいたいと思うこともあるかもしれませんが、遺品全てを捨ててしまうのは危険かも!遺品整理ですべきではないことをまとめたので、ぜひチェックしてみてください。
『遺品整理』でしてはいけないNG行為4選
遺品整理でやってはいけないことは、以下のものがあります。
1.遺言書を捨てる
故人が遺した正式な遺言書の中に、自分に不利になることが書かれていた場合、遺言書そのものを捨ててしまえばいいと思う人がいるかもしれません。しかし、遺言書の破棄は刑法259条の私用文書毀棄罪に当たる可能性があります。
私用文書毀棄罪となった場合、5年以下の懲役が規定されているので、遺言書の破棄は絶対にすべきではありません。
2.資料の内容を見ずに捨てる
紙の資料は、目を通すのが大変です。
- 土地の権利書など、公的効力などを持つ重要書類
- 賃貸などの契約書
- 電気代など、支払い関連
- なんらかのチラシなど
紙類には、上記のもののほかにもさまざまなものがあります。そのため、中身を確認せず破棄してしまうのは危険!再発行できないものや個人情報が記載されているものを捨てた場合、悪用されるなどの甚大な被害が出る可能性が否めません。
3.貴重品の破棄・勝手に売る
故人が持っていたアクセサリー類などを、勝手に破棄したり売る行為はNG。壊れていても買取に出すと高価な価格がついたり、高価なものだからこそ売らずに遺品として遺族の誰かに持たせたいと思って遺言を残しているかもしれません。
思い出の品などを捨ててしまうと、取り返しがつきません。
4.自分が欲しいものだけ勝手に持ち帰る
遺品整理をしていると、高価なもののほかに自分が欲しかったものなども出てくることもあるでしょう。しかし、一人で遺品整理をしているわけではない場合、勝手に遺品を持ち帰って私物にするのはNG。遺品をどうすべきかは、一緒に遺品整理をしている家族や親族と相談すべきです。
遺品整理をする際の注意点
遺品整理をする際に注意すべきことは、以下の通りです。
- 勝手に遺品整理を始めない
- 必要かわからないものをゴミ扱いしない
- 勝手に物を持ち帰らない
- 遺品を壊さないよう、慎重に扱う
- 遺言書は厳守し、遺品の振り分けを行う
遺品整理は、独断で行うものではありません。家族も一緒に遺品整理をしている場合、よく分からないものが出て来たら相談してどうすべきかを決めましょう。重要なものは、一か所にまとめて置いておき、紛失したり捨てないよう注意してください。
まとめ
遺品整理をするとき、やってはいけないことは多数あります。ちょっとした油断でやってしまう恐れがあることも含まれているので、事前に把握しておくことが重要です。家族などと遺品整理を行い、滞りなく進めましょう。