トイレを1回流すと水道代は何円かかる?古いタイプだと最新型の3倍以上に

トイレは毎日使うため、水道代が気になりますよね。最新のトイレと古いタイプで1回の水道代がどれくらい違うのか、1ヶ月の使用料の目安や簡単にできる節約方法をご紹介します。

トイレを1回流すと、実際いくら水道代がかかるの?

トイレを使うたびに水を流しますが、実際に1回の使用でいくらかかるのかを知らない人は意外と多いもの。トイレのタイプや設置時期によって使う水の量が変わるため、水道代にも大きな差が出ます。

トイレのタイプ別、1回の水道代の目安は次の通りです。

  • 古いタイプのトイレ:大 3.1円、小 1.9円
  • 節水タイプ:大 1.4円、小 1.2円
  • 最新型タンクレストイレ:大 0.9円、小 0.7円

※古いタイプのトイレ(1990年代頃のもの)、節水タイプ(2000年代後半〜2010年代)、最新型タンクレストイレ(2020年代以降)

たった数円と思うかもしれませんが、毎日の積み重ねで年間数千円もの差になるので、節水意識を持つことが大切です。

トイレの水道代、月単位ではいくらくらい?

毎日トイレを使った場合の、月々の水道代を具体的にシミュレーションしてみました。計算は「小4回、大1回」の平均的な使用頻度を基準にしています。

ひとり暮らしの水道代

  • 古いタイプ:月 270円、年間 3,300円
  • 節水タイプ:月 132円、年間 1,610円
  • 最新型タンクレス:月 113円、年間 1,370円

ひとり暮らしでも、古いトイレから最新型に変えると、年間約2,000円近くの節約になります。

ふたり暮らしの場合

ふたりで暮らしている家庭の場合は次のようになります。

  • 古いタイプ:月 540円、年間 6,570円
  • 節水タイプ:月 264円、年間 3,220円
  • 最新型タンクレス:月 226円、年間 2,740円

ふたりになると節約効果も倍になるので、トイレの見直しは経済的にかなり有効です。

4人家族の場合

人数が多くなるほどトイレの使用頻度も上がり、節水の効果が大きくなります。

  • 古いタイプ:月 1,080円、年間 13,140円
  • 節水タイプ:月 528円、年間 6,430円
  • 最新型タンクレス:月 452円、年間 5,480円

4人家族が最新型トイレに変えるだけで、年間約7,600円も水道代を節約できる計算になります。

今日からすぐできるトイレの節水方法

節約のイメージ

毎日必ず使うトイレだからこそ、少しの工夫で簡単に節約ができます。以下に特に効果が高く、手軽に実践できる節水方法をまとめました。

大小レバーを正しく使い分ける
トイレのレバーには「大」と「小」がありますが、正しく使い分けていますか?小レバーの方が使用水量が少なく節約になります。ただし、大便を流す際に小レバーを使うのは、詰まりの原因になるためやめましょう。

トイレタンク内の水漏れを定期的にチェック
トイレタンクのパッキンが劣化すると、知らない間に水漏れが起こり、月に数百円以上損することもあります。数年に一度はタンク内をチェックし、必要ならパーツ交換をしましょう。

古いトイレは最新型への交換で節約効果大
最新の節水型トイレは古いタイプの約半分以下の水で流せるため、トイレを変えるだけで毎年数千円の節約ができます。初期費用はかかりますが、長期的には大きな節約効果が期待できます。

節約方法を正しく理解し、小さな工夫を続けて水道代を節約していきましょう。

まとめ

トイレの水道代は1回あたりは小さいですが、毎日の積み重ねで家計に影響を与えます。実は、全国の水道料金は毎年値上げ傾向にあり、今後も水道代の負担は増えると考えられます。

また、トイレの使用水量を減らすことは単に節約だけでなく、環境負荷の軽減にもつながります。日々の意識改革と適切なトイレ管理が、結果的に生活コストと環境の両面でメリットを生むことを覚えておきましょう。

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