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再婚は子どもを考慮すべき
離婚した際、元伴侶との子どもを連れて離婚するという人は多いです。子どもは離婚後、片親と長く生活することも多いので、子どもに相談しないまま再婚するのはよくありません。特に子連れで再婚する場合、話し合っておくべきことは多いです。具体的にどのようなことを話し合っておくべきかを、まとめました。
再婚前に話し合っておくべき『5つのこと』
再婚前に話し合っておくべき事は、以下のものがあります。
1.両親や親族の反対の有無
再婚することに対し、自分や相手の両親、親族に反対されていないかをしっかりと確認しておく必要があります。
反対を押し切って結婚したい気持ちは分かりますが、反対を押し切った場合子どもが生まれても子育てに協力してもらえない可能性があります。また、なんらかの問題が浮上し再度離婚するとなったとき、後ろ指を指されて嫌な気持ちになるかもしれません。
2.子どもが承諾してるか
子どもが再婚を承諾しているかは、非常に大きなキーポイントです。子どもは再婚相手のことをよく観察しているので、再婚を考えている相手にはいい顔をしていても、子どもには圧をかける態度を取っている可能性があります。
また、子どもが再婚相手と異性の場合、子どもが性的な被害に遭う可能性もゼロではありません。自分の感情だけで再婚するのは、危険であることも多いです。子どもの心身の成長によって再婚に難色を示すこともあるので、子どもの状態も加味して再婚をいつにすべきか話し合いましょう。
3.離婚前の伴侶との間にいる子どもとの面会などのルール作り
離婚前に相手や自分に子どもがいる場合、再婚後の関わり方についても話し合っておくべきです。再婚後も元伴侶と子どもとの時間を大切にしすぎると、再婚相手が不満を持つ原因になります。しかし、再婚したら子どもに全然会わないというのも考えものです。
二人で話し合い、面会の頻度などをある程度決め、面会に関しては元伴侶や子どもの意志も取り入れつつ決定しましょう。
4.金銭管理についてのルール作り
お互い仕事をしており別々の家で生活している場合、双方ともにそれなりの収入がある可能性が高いです。だからこそ、お金のことは話し合っておくべきといえます。
- 光熱費や自宅の家賃などの支払いどうすべきか
- 保険の受取人をどうすべきか
- 子育てにかかるお金をどうするかなど
お金は、生活していくうえで欠かせないものです。金銭面でのもめごとは離婚原因にもつながるので、しっかりと話し合いをしてすり合わせをしておきましょう。
5.離婚した原因を共有しておく
離婚原因をお互い共有しておくことは、非常に重要です。価値観の不一致や金銭感覚の違いなどが離婚理由に挙げられますが、具体的にどのような不一致があったのかを知っておくことは非常に重要です。
- 散財癖の有無
- モラハラ気質の有無
- DVの有無
- 借金の有無など
話し合いをすることで、上記のことを隠していたのが発覚する可能性があります。
子どもに再婚の話をするときの注意点
子どもに再婚の話をするときの注意点は、以下のものがあります。
- 再婚を決定事項として子どもに伝えない…「再婚するから」と事後報告のような形で話さない
- 再婚することで子どもの中に生じた不安は、できる限り解消する
- 子どもが再婚に前向きではない場合、押し切って再婚はしない
- 子どもに再婚を前向きなことであることを伝える
- 再婚することで、どのようなことが起きるのかを具体的に伝える…再婚相手との同居・きょうだい児が誕生する可能性など
再婚は、当事者同士だけのものではありません。子どもが幼かったり多感な時期である場合は、再婚に反対することもあるでしょう。そういった場合は、子どもが再婚に納得するまで待つことも重要です。
まとめ
再婚を考えているときは、再婚前に話し合っておかなければならないことがたくさんあります。勢いだけで再婚するのではなく、事前にしっかりと話し合いを行って、子どものことも考慮して再婚のタイミングを見極めましょう。