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子どもの友達の行動や言動が目に余る…どうすべき?
子どもは、無邪気なものです。自分の子どもであれば、聞き捨てならないことを言ったら叱ることができますが、子どもの友達となると叱るべきか悩みますよね。子どもの友達の行動や言動があまりにも目に余るとき、どのような対処をすべきなのでしょうか。
子どもの友達、叱ってもいいの?どんな時に叱るべき?
子どもの友達を叱っていいか悩むときは、以下の点をチェックしてみましょう。
子どもの生命の危機や身の危険がある行動は叱る
育児は各家庭で方針が異なるので、子どもの友達を叱っていいか悩むという親御さんは非常に多いです。実際、叱った内容に対して苦情を言ってくる人もいます。しかし、子どもの身に危険が迫るようなときは叱らなければ、危険行為と認識しないまま行動し、そのうち事故に遭う可能性があります。
- 道路に飛び出す
- あまりにも高い場所(建物の2階)などから、飛び降りようとしている
- はさみやカッターを振り回している
- 公園などにある背丈の高い遊具(滑り台やジャングルジム)などから、他者を突き落としかねない行動を取る
- 鉛筆など先端がとがっているものを他人や自分に向けるなど
子どもは、今起きたことに対しての言葉であれば、比較的すんなり聞き入れやすいです。長々説教するのではなく、「車に引かれたら危ないね」「はさみを振り回したら、自分だけじゃなくてほかの人もけがをするからやめようね」など、叱る理由を子ども自身に明確に伝えましょう。
家に来たときに勝手に入ってはいけない部屋に侵入したときは注意する
自宅であれば好きな部屋に好きなタイミングで入っても問題ありませんが、他人の家では勝手が違います。寝室などのプライベートな部屋や片付けが行き届いていない部屋などに子どもの友達が故意に侵入した場合は、叱るべきです。
- 進入禁止であることを伝えたにもかかわらず、約束を破っている
- 部屋に入ることで身の危険がある可能性もあるなど、理由を伝えて再侵入を防ぐ
やってはいけないことを見逃してしまうと、「この家ではなにをしても怒られない」と感じ好き勝手に行動する子もいるかもしれません。やってはいけないことをしたら速やかに注意し、遊んでもも問題ない場所に誘導しましょう。
人権を著しく損なう発言、いじめにつながる発言や行動
他人の人権を著しく損なうような発言や、いじめにつながるような発言や行動を繰り返す場合は、叱っても問題ないことが多いです。
- 死ね・殺す
- 来るな
- あっちにいけ
- 臭い・汚い
- 故意に仲間外れにするなど
自分に都合が悪いことが起きた場合、子どもは事実を捻じ曲げて自分の親に報告し、親同士のいざこざに発展する可能性があります。起きたことをしっかりと覚えておき、相手の親からのクレームなどにも毅然とした態度で対処できるよう心構えをしておくと安心です。
険悪にならないためのフォロー
子どもを叱ると、険悪なムードになることが多いです。長く引きずってしまうと子ども同士の人間関係にも大きく響く可能性があるので、叱ったあとはできるだけ早くフォローし、嫌な雰囲気を断ち切りましょう。
- 叱った後、長々説教しない
- 「わかるね」「賢いもんね」など、最後は相手の子を信じる言葉をかけ、笑顔で接する
- 叱った後は、普段通りに接する
子どもの友達の親が迎えに来る場合は、迎えに来た際に叱ったことを直接伝える方法が有効です。その際できるだけ詳細に叱った経緯を伝え、「口出ししてごめんね」など一言添えると、親との関係を悪化させる可能性が低くなります。
子どもが一人で親元に帰っていく場合は、子どもを送り出したらできるだけ早く子どもの親に連絡を入れるのがおすすめです。そうすることで子どもが事実を曲げて伝えたとしても、相手の親が冷静に対処しやすくなります。
まとめ
子どもの友達を叱るときは、長々説教しないよう心がけましょう。なぜ叱られたのかが分かるよう、はっきりとした言葉でわかりやすく子どもと話をし、しこりを残さないよう配慮してください。