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あなたの枕、本当に合っていますか?
毎日使う枕は、自分に合っていると思っている人が多いでしょう。しかし、朝起きたときに疲れが取れていなかったり、肩や首が凝っていると感じたりする場合は、実は枕が合っていない可能性があります。
枕は睡眠の質を大きく左右する重要なアイテムです。自分に合っていない枕を使い続けていると、寝返りが打ちづらくなったり、肩こりや首の不快感などを引き起こすことがあります。買ってはいけない枕の特徴をしっかり把握し、自分に最適な枕を見つけましょう。
買ってはいけない枕の4つの特徴
以下に挙げる特徴がある枕は避けるべきです。
1. 硬すぎる枕
硬すぎる枕は以下のような問題が生じやすくなります。
- 頭が枕に当たる部分に痛みを感じる
- 頭や首の形にフィットせず、寝心地が悪い
- 寝返りを打つときに違和感や不快感を覚える
硬い枕を使っていると、頭や首に余計な力が入り、快眠を妨げます。素材が硬化しやすいものは冬場にさらに硬くなるため、寝苦しさが増すことがあります。
2. 柔らかすぎる枕
柔らかすぎる枕は以下のような問題を引き起こします。
- 頭が深く沈み込みすぎて、寝返りが打ちにくい
- 首が安定しないため、寝ている途中で目が覚めやすい
- 枕が短期間でへたりやすく、頻繁な交換が必要になる
ふわふわと柔らかすぎる枕は一見心地よさそうですが、実際には寝返りのしにくさなど睡眠の質を下げる原因になります。寝返りの打ちやすさを考えると、ある程度の弾力や安定感がある枕が望ましいでしょう。
3. 高すぎる枕
高すぎる枕を使うと次のような不調が出やすくなります。
- 仰向けの姿勢が取りづらく、寝つきが悪くなる
- 肩や首がこりやすく、起床時に不快感を覚える
- 首や肩に余計な負担がかかり、寝返りが打ちにくい
- 寝ている間に息苦しさやいびきを感じやすくなる
高さがある枕を好む人もいますが、適切な高さでないと肩や首への負担が増します。高さを確認し、自分の体に合っているかどうかをしっかりチェックしましょう。
4. 低すぎる枕
低すぎる、またはほぼ枕がない状態で寝ていると以下のような問題が起こります。
- 頭を十分に支えられず、肩に負担が集中する
- 寝返り時に首をひねりやすく、朝起きたときに寝違えやすい
- 頭痛や疲労感を感じることがある
- 横向きで寝ると姿勢が崩れて、背中や腰に負担がかかる
頭や首を適切に支えるため、一定の高さがある枕を選ぶのが理想的です。
快眠をつくる枕選びのコツ
枕を選ぶポイントはシンプルです。以下のコツを押さえることで、自分に合った枕を見つけやすくなります。
高さチェック:
壁に背をつけて自然に立ったとき、後頭部と壁の間に生まれる隙間を測りましょう。その隙間が理想の枕の高さになります。微調整はタオルを枕の下に敷いて行うと簡単です。
素材選び:
そばがらは硬めで通気性が良い反面、耐久性が低め。パイプ素材は弾力性と通気性が高く、洗濯も可能で長持ちします(3~5年程度)。低反発ウレタンは寝心地がよいですが通気性が低め、羽毛は柔らかく快適ですが、こまめなケアが必要です。
高さ調節が可能な枕:
高さを調整できるタイプの枕は、中材の出し入れによって自分の体型や寝姿勢に合わせて自由に調整できます。体調や好みの変化にも柔軟に対応できるためおすすめです。
枕を長持ちさせるメンテナンスと交換目安
枕を快適に長く使うには日々のお手入れが重要です。枕のへたりや異臭、形が戻りにくくなったら交換のサイン。枕の寿命は素材によって異なりますが、およそ2〜5年を目安に交換するとよいでしょう。
また、週に一度ほど枕を陰干しして湿気を取り除くだけでも清潔に保てます。洗えるタイプの枕やカバーであれば、月に1〜2回の洗濯をすることで、より衛生的で快適な状態を維持できます。
まとめ
枕選びの基本は、硬すぎる・柔らかすぎる・高すぎる・低すぎるという4つの極端な特徴を避けること。自分に合った枕の高さを壁を使って簡単に測り、素材の特徴を踏まえて寝心地や手入れのしやすさから選ぶのがおすすめです。
また、枕は日々の陰干しや洗濯で長持ちしますが、へたりや異臭を感じたら迷わず交換を。自分に合った枕で、毎日の睡眠を快適にしましょう。