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電気ケトルは便利さとデザイン性が進化中!
電気ケトルは、水を入れてスイッチを押すだけで簡単にお湯を沸かすことができる、生活に欠かせない家電です。インスタント麺やホットドリンク作りで重宝するだけでなく、最近では北欧風やレトロ調などデザイン性が高いものや、細かな温度調整が可能なモデルも増えてきました。さらに安全機能も進化しており、倒れても湯漏れしない機能や蒸気が出ない設計など、より安全で使いやすい工夫が施されています。
電気ケトルに絶対入れてはいけないもの7選
電気ケトルは水を沸騰させることを目的とした家電であり、メーカーも水以外の使用を禁止しています。間違った使い方は故障や事故につながるため注意が必要です。以下に絶対に入れてはいけないもの7つをご紹介します。
1. インスタント麺
インスタント麺と水を一緒に入れて調理すると、麺が泡立って噴きこぼれが発生します。これは火傷や電気ケトルの故障、内部に麺がこびりつく原因になりますので絶対に避けましょう。
2. 水以外の飲料(コーヒーやお茶など)
コーヒーやお茶、牛乳など水以外の飲料を入れて沸騰させると、泡立ちや噴きこぼれが起き、蒸気口の詰まりや内部汚れの原因となります。飲料は必ずお湯を沸かした後に注ぎましょう。
3. カレーなどのレトルト食品
レトルト食品を袋から出して直接加熱すると異常に高温になったり、食品が内部に焦げ付いてしまったりします。また、袋ごと加熱すると袋が破裂して大変危険です。
4. 卵(ゆで卵目的で入れる)
ゆで卵を作ろうとして卵を入れると、加熱中に殻が割れて中身が漏れ出し、パイプの詰まりや内部故障の原因になります。ゆで卵は別の方法で作りましょう。
5. 氷や極端に冷たい水
氷や冷たい水を入れると、ケトル内で結露が発生し、内部の電気系統が故障する可能性があります。基本的に水は常温のものを使用しましょう。
6. 茶葉やティーバッグ
直接茶葉やティーバッグを入れて沸騰させると、蒸気口が詰まりやすくなります。また、内部に茶渋が付着し汚れが落ちにくくなります。お茶は沸騰後のお湯で淹れましょう。
7. 牛乳やアルコールなど油脂や糖分の多い飲料
牛乳やアルコール飲料、油分の多いスープを沸騰させると、泡立ちや焦げ付きが起こります。内部の焦げやこびりつきによる故障や衛生問題に発展するため、避けるようにしましょう。
電気ケトルの寿命は約5年!長持ちさせるお手入れ方法
一般的に電気ケトルの寿命は約5年といわれています。これはメーカーが修理用の部品を保有する期間が5年だからです。しかし、使い方次第では5年以上長持ちさせることも十分可能です。電気ケトルを長く快適に使うためには、日頃のお手入れがとても重要です。
毎日の使用後は、使い残したお湯をすぐに捨て、内側をよく乾燥させましょう。また、内蓋やケトルの外側を乾いたふきんで拭いておくことで清潔に保てます。
さらに、週に一度を目安に、水を満水まで入れ、クエン酸を15gほど加えた状態で沸騰させ、約1時間放置する洗浄方法を実施しましょう。クエン酸が水垢などアルカリ性の汚れを落としてくれるため、内部の清潔さを保つことができ、寿命を延ばすことにつながります。
もし内部に茶渋や卵の殻が付着した場合は、酢を加えた水を沸騰させ、10~30分放置した後にブラシでこすって落とすことも効果的です。
まとめ
電気ケトルはシンプルな構造で便利なため、つい水以外のものを入れて使いたくなってしまう人も多いかもしれません。しかし、インスタント麺や飲料、卵、レトルト食品などの調理は電気ケトルの故障や事故につながります。
基本的に電気ケトルは常温の水専用の家電だということを守り、正しい使い方をすることが大切です。また、使用後のお手入れをしっかり行い、定期的なクエン酸洗浄を実施することで、水垢などによるトラブルを防ぎ、ケトルの寿命を伸ばすことが可能です。毎日の小さなケアを心がけ、安全で快適な暮らしを送りましょう。