『東京に住んでいたら車はいらない』って本当?考えられるメリット・デメリット

東京都内に住んでいると「車は必要ない」という声をよく聞きます。なぜ東京に住んでいると車はいらないと言われているのでしょうか。本記事では、その理由と東京都内で車を所有するメリット・デメリットをまとめました!

「東京に住んでいたら車はいらない」って本当?

東京に住んでいる人の車の所有率は年々減少傾向にあり、全体で約35%と半数を大きく下回っています。また、20代の車の所有率は21.5%とさらに低く、都内に住む人の多くは車を所有する必要性を感じていないことがわかります。

実際、東京に住んでいる人の多くは「東京に住んでいたら車はいらない」と発言する人が多い印象です。なぜ東京に住んでいると、車が必要ないのでしょうか。

公共交通機関が充実している

まず、東京都内は公共交通機関が充実しています。少し歩けばバス停があったり、電車が通過する駅も多く点在しているため、わざわざ車に乗って移動しなくとも、公共交通機関を利用して目的地へ短時間で移動することが可能です。

また、東京都内は法人タクシーと個人タクシーを合わせて約4万5000台ものタクシーが走っていると言われています。車がどうしても必要になった場合でも、タクシーを呼んで移動すればいいという考えが根付いているのも理由の1つでしょう。

徒歩や自転車で行きたい場所に移動しやすい

東京都内は歩道や自転車専用レーンが舗装されているところが多くあります。また、商業施設の数も全国的に見て非常に多く、少し歩けば新たな商業施設が目に入ってくる地域も多いです。

したがって、車で移動しなくても徒歩や自転車で行きたい場所に移動しやすく、自宅からスーパーマーケットやドラッグストア、病院など、生活に必要な店舗や施設が近場にあるという点も車の必要性が薄い大きな理由となります。

東京都内で車を所有するメリット

公共交通機関が充実しており、なおかつ商業施設や生活に直結した施設などが多く点在している東京都内で、車を所有するメリットはあるのでしょうか。

移動の自由度の高さ

公共交通機関が充実していて、徒歩でも移動しやすい東京都内であっても、車を所有することで移動の自由度が上がることは否めません。

例えば、雨の日のお出かけは公共交通機関の利用や徒歩、自転車では不便に感じたり、外へ出ることが億劫に感じる人も多いでしょう。その点、車は自宅から雨に濡れずに移動できるので非常に便利です。

他にも公共交通機関を利用する場合、乗り継ぎが必要な目的地でも、車で向かえば乗り継ぐ必要はなく、そのまま直接目的地へと向かえるという点も嬉しいポイントです。

子どもを連れてお出かけしやすい

幼い子どもがいるご家庭では、公共交通機関を利用するよりも車で連れて行ったほうがお出かけしやすいという声が多く聞こえました。

都内の公共交通機関は混雑を避けられない上、乗り継ぎなどで子どもたちが疲れてしまうことも珍しくありません。しかし、車であれば乗っていれば目的地に到着するため、子どもたちも疲れにくく、疲れてしまった場合でも車内で仮眠を取ることが可能です。

また、途中で「お腹がすいた」「喉が渇いた」「着替えたい」といった事態に陥っても、車の中であれば自由に振る舞うことができるため、子ども連れには都合が良いという意見が多く見受けられました。

大きな荷物の運搬がしやすい

買い物へ行くと、日用品や食材など多くのものを持ち帰らなければなりません。商業施設へ行くならば、より持ち帰る荷物は多くなりがちでしょう。

公共交通機関でこれらの多くの荷物を持ち帰るとなると、周囲へ配慮が必要になりますし、何より体力的にも疲れてしまいますよね。

しかし、車で移動していれば、大荷物でも座席や荷物置きスペースに載せて運搬することができるので、周りに気を遣う必要もなければ疲れる心配もありません。

東京都内で車を所有するデメリット

では、東京都内で車を所有すると、どのようなデメリットが考えられるのでしょうか。これから靴魔を検討している人は、デメリットも考慮して車の購入を考えましょう。

駐車場が少ない上に料金が高い

東京都内は、人口に対して駐車場が少ない傾向にあります。買い物などに車で行くと、毎回駐車するために混み合っていたり、駐車場が見つからなかったりと困った経験を持つ人も多いでしょう。

また、車を自宅に駐車するスペースがない場合、別で駐車スペースを借りなければいけません。この月極駐車場探しが難しい地域もあります。

さらに、都内は駐車場料金が全国でも突出して高く、コインパーキングは1時間あたり最低でも600円から、高いところは1,000円を軽く超えてくるところもあります。

車の維持費が高い

近年、東京住みの人に限らず若い人が車を所有しない大きな理由に、車の維持費が高いという理由があります。

車検代やメンテナンス代、自動車税に自動車保険代、駐車場代、そして高騰しているガソリン代……。考えれば考えるほど、維持費が高いと感じて車の購入を断念する人が多いでしょう。

また、ガソリン代や駐車場代は、全国的に見ても東京都内が高い傾向にあり、車の維持費が高い都道府県ランキングでも堂々の第1位になっています。

道路が混み合い公共交通機関より到着が遅れるケースも

東京都内は通常の一般車だけでなく、タクシーや物流トラックなど、多くの車が狭い場所を走行しています。道路も複雑なので、渋滞に捕まりやすく、場合によっては公共交通機関よりも到着に時間がかかってしまうケースも珍しくありません。

一度渋滞に捕まってしまうと、なかなか抜け出すことが難しく、道路の混雑が煩わしいという理由で車を手放す都内在住者も多くいます。

都内での車所有はメリットとデメリットを考慮して検討しよう

都内で車を所有すると、メリットもデメリットもあります。しかし、幼いお子様がいるご家庭などは、自家用車で移動するとさまざまな場面で利便性を感じるでしょう。東京にお住まいの方は、車を所有する際のメリットとデメリットを考慮して購入を検討してください。

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