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毎年6月ごろに”梅雨”へと突入する日本列島
毎年5月中旬ごろになると、テレビやネットメディアでも梅雨入り時期について言及するニュースを見かけるようになります。年によって梅雨入り時期は多少変動するので、毎年梅雨入り時期をチェックしてスケジュールを立てる人も多いでしょう。
一般的に「梅雨」と聞くと6月を想像する人が多いと思いますが、日本列島は縦に長く、地域によって梅雨入りの時期が1ヶ月ほど変わります。
平年、梅雨の時期は5月中旬〜7月初旬ごろ
平年の梅雨入り時期は、5月中旬ごろから7月初旬ごろまでの非常に幅広いです。これは前述したように地域によって梅雨入り時期が大きく異なることが大きな理由です。
梅雨の時期に雨を降らす前線のことを「梅雨前線(ばいうぜんせん)」と呼ぶことが多いですが、この梅雨前線は南からやってきます。そのため、縦に長い日本列島の場合、毎年沖縄から梅雨入りが始まり、東北地方や北海道が最後に梅雨入りする傾向にあります。
平年の梅雨入り時期の傾向を見ると、沖縄と東北では約1ヶ月もの差が開き、沖縄は5月10日ごろ、東北地方は6月12日ごろに梅雨入りする年が多いようです。
2025年の梅雨はいつから?地域別『雨が降り出す時期』を予想
2025年の梅雨入りは、全国的に平年並みになる地域が多いと予想されています。では、具体的にいつから梅雨入りする予報なのでしょうか。地域別にチェックしていきましょう。
沖縄は5月中旬を目安に間もなく梅雨入り
日本列島の中でも最も梅雨入りが早い沖縄は、5月中旬を目安に梅雨入りする予定です。具体的には、5月17日ごろには梅雨入りするのではないかと予想が立てられています。
この予報を見ると、沖縄としては平年並み、もしくは平年よりもやや遅めに梅雨入りする予想となります。しかし、昨年は5月21日に沖縄の梅雨入りが発表されたため、昨年に比べるとやや早まっている傾向です。
九州地方は5月下旬〜6月上旬ごろに梅雨入り予想
沖縄に続いて梅雨入りが早い九州地方ですが、こちらは毎年、九州南部と九州北部で若干の差が生まれます。
南から梅雨前線がやってくるため、九州南部から梅雨入りが発表される傾向にあり、2025年も九州南部は5月下旬、具体的には5月30日ごろを目処に梅雨入りすると予想されています。
九州北部は少し遅れて6月上旬、具体的には6月4日ごろに梅雨入りすると見られているため、九州地方は全体的に平年並みの梅雨入りとなりそうです。
中国・近畿・四国地方も6月上旬の梅雨入り
四国地方と中国地方は九州北部と同時期に梅雨入りする予想で、具体的には6月5日〜6日ごろに梅雨入りするのではないかと考えられています。
また、西日本の中部でもある近畿地方も6月上旬ごろに梅雨入りすると見られており、現時点では6月6日を目処に梅雨入りすると予想されているため、中国・四国地方と同日の発表となりそうです。
中国・四国・近畿地方も九州地方と同じく平年並みの梅雨入りとなる予報なので、お出かけスケジュールが立てやすいでしょう。
関東甲信〜東海地方も平年並みの6月上旬
続いて関東甲信から東海地方ですが、こちらも6月上旬、具体的には6月6日〜7日に梅雨入りすると見られています。
平年の梅雨入りが東海地方が6月6日、関東甲信で6月7日と記録されているため、どちらも平年並みの梅雨入りと言えるでしょう。
関東甲信の中でも首都圏は大雨によって交通機関が大きな影響を受けやすいです。梅雨入りしたら、早めに通勤・通学することを心がけたり、前日から天気予報をチェックするなど情報収集しておきましょう。
東北〜北陸は梅雨入りが6月中旬と遅めの予想も
北陸地方は6月中旬ごろ、具体的に6月11日ごろに梅雨入りすると予想されているため、平年の梅雨入り時期と比べても差はありません。
また、東北地方も南部が6月12日ごろ、北部が15日ごろという予報が出ているため、こちらも平年並みと言えます。
梅雨入りに備えて必要な雨具を買い揃えておこう
今年の梅雨入り時期は、全国的に平年並みと予想されています。これから少しずつ雨の日が増えてくることが予想されるので、今のうちに雨具の買い替えや防災に備えて必要なものを準備しておきましょう。