離婚した人に言ってはいけないNGワード6選!良かれと思った言葉が最悪の結果に…

日本は3組に1組が離婚する時代。離婚した友人や知人に対し、無意識に傷つける言葉をかけていませんか?この記事では、離婚後の相手に言ってはいけないNGワードを心理面から具体的に解説し、適切な声かけの方法も紹介します。

日本は3組に1組が離婚する時代…他人事ではない!

離婚届

日本では離婚が珍しいと思われがちですが、実は身近な問題です。

厚生労働省の発表によると、2022年の婚姻件数は約50万件に対し、離婚件数は約18万件となっています。割合にすると約35%、つまり3組に1組以上が離婚しているという現状です。

これは例えば、職場や友人、近所の知り合いなど、自分が直接関わる範囲でも、離婚を経験した人が複数いてもおかしくない確率と言えます。離婚がこれほど多いことを知ると、「自分には関係ない」と考えていた人でも、少し意識が変わるのではないでしょうか。

離婚は遠い世界の話ではなく、いつ自分の周囲で起きても不思議ではありません。その時、どんな言葉をかけるべきなのか、あるいはどんな言葉を避けるべきなのかを知っておくことはとても重要です。

離婚という繊細な問題に直面した人の気持ちを傷つけず、寄り添うためには、言葉の選び方ひとつにも慎重になる必要があります。

では具体的に、どんな言葉が相手を傷つけてしまうのかを見ていきましょう。

離婚した人に言ってはいけない言葉6選

悲しむ女性

友人や同僚が離婚したと知ったとき、あなたはきっと気遣いの気持ちから言葉を選んでいると思います。しかし、良かれと思った言葉が、実は相手の心を強く傷つけてしまうことがあります。

ここでは、具体的にどのような言葉が問題なのか、なぜそれらの言葉が相手を傷つけてしまうのかを心理面から解説していきます。相手への配慮の気持ちを適切に表現するために、まずはNGワードを理解しましょう。

①「子どもがかわいそうだね」

離婚の話を聞いたとき、多くの人が真っ先に心配するのは子どものことでしょう。あなたも友人を心配するあまり、つい「子どもがかわいそうだね」と口にしてしまったことがあるかもしれません。

しかし、この言葉は離婚を経験した人にとって、大きな負担となります。なぜなら、離婚を決断する際に子どものことを考えていない親はいないからです。

むしろ、「離婚したいけど子どもがいるから踏みとどまろう」「でもこの環境は子どもにとっても良くないかも…」と、何度も悩み苦しんだ末の決断がほとんどでしょう。

そんな状況で「子どもがかわいそうだね」と言われてしまうと、相手は「自分は親として子どものことを十分に考えられなかったのではないか」と、さらなる罪悪感や自責の念に駆られてしまいます。

比喩を使うなら、それは傷ついたところに塩を塗るようなものです。励ましのつもりが逆に相手を深く傷つけてしまうことになります。子どもを心配する気持ちは自然なものですが、その思いやりを示すには他の言葉を選ぶことが必要です。

②「お金の面で苦労するんじゃない?」

離婚後の生活で真っ先に浮かぶ心配事といえば、「経済的な問題」でしょう。あなたは友人の離婚後の生活を思いやり、つい「お金の面で苦労するんじゃない?」と声をかけたくなるかもしれません。

しかし、実はこの言葉は、離婚した本人に大きな心理的負担を与えてしまいます。

離婚した人は、あなたが思っている以上に、金銭面の問題を現実的に捉えています。「今後の生活費はどうしようか」「収入は十分か」「子どもに我慢させることになるかも…」と、自分自身で何度も考えたはずです。

そんな中、周囲から改めて金銭的な心配を指摘されると、本人は「やっぱり自分は不安定な立場にいるんだ」と、余計なプレッシャーを感じてしまいます。それは、例えば試験直前に「勉強、大丈夫なの?」と声をかけられるようなもの。不安を煽るだけで、本人には何もプラスになりません。

経済的な心配を伝えたい場合でも、直接的な指摘は避け、相手の気持ちを傷つけないよう注意を払うことが必要です。

③「なんで離婚したの?」

離婚の話題になったとき、理由が気になるのは自然なことです。けれども、「なんで離婚したの?」という質問は、本人に大きなストレスを与えます。

離婚の理由は、多くの場合デリケートで、本人にとっては話しづらいものです。相手が自ら話題にしない限り、無理に聞き出そうとするのは避けるべきでしょう。

なぜなら、離婚した人にとって、その理由を周囲に明かすことは、自分の最も深い傷を再び開くような痛みを伴うからです。例えるなら、まだ完全に癒えていない傷口を何度も触られる感覚です。相手は傷つくと同時に、あなたに対して壁を作ってしまうかもしれません。

離婚の原因に触れる質問は、本人から話題が出ない限り控え、そっと見守る姿勢が重要です。

④「相手(元パートナー)もつらいよね」

離婚という出来事に際して、「相手(元パートナー)もつらいよね」と、つい相手側に同情してしまうことがあります。しかし、この言葉は離婚を経験した本人にとって、とても残酷な言葉になります。

離婚は当事者同士の複雑な感情が絡み合っており、そこには必ずしも明確な善悪は存在しません。それにもかかわらず、「元パートナーがかわいそう」と同情されると、本人は自分が加害者のように扱われていると感じてしまうことがあります。

つまり、「あなたが悪い」と直接言われているような気持ちになり、心理的に追い詰められてしまいます。これは、たとえるなら交通事故の被害者が加害者に同情する言葉を聞くような違和感と苦痛を伴います。あなたには悪気がなくても、本人にとっては自尊心を傷つける辛い一言になるのです。

元パートナーに同情的な発言をしたい場合でも、それは本人のいない場所で、自分の心の中に留めておくことが重要です。

⑤「早く元気出しなよ」

離婚したばかりの人を見ると、気分を早く楽にさせてあげたい気持ちから、「早く元気出しなよ」と声をかけてしまうこともあるでしょう。

しかし、この言葉は実際には相手を焦らせ、精神的な負担を与えることになります。

離婚は人生の大きな転換期であり、本人にとって非常にエネルギーを消耗する出来事です。友人として励ましたい気持ちは理解できますが、精神的な回復のペースは人それぞれで、無理に元気を求められると心理的に追い込まれてしまいます。

これは、まだ体調が悪い人に「早く治してね」と強く言うのと同じです。本人が望んでいても、そのペースは自分では簡単にコントロールできません。あなたができることは、相手の回復を焦らず見守り、自然なペースで元気になるのを待つことです。

⑥「すぐいい人できるよ」

離婚直後の人に対し、つい前向きな気持ちになって欲しいと思って、「すぐいい人できるよ」と声をかけてしまうことがあります。しかし、この言葉は相手の本当の気持ちを無視することになってしまいます。

離婚後の心理状態は複雑であり、すぐ次の恋愛を考えられるとは限りません。それなのに「すぐいい人ができるよ」と言われると、本人の気持ちや現状を軽く見られているように感じてしまいます。

これは、失恋したばかりの人に「新しい恋人をすぐ見つければ?」と言うようなもので、本人にとっては「自分の辛さを理解してもらえていない」と感じる言葉です。

離婚したばかりの人の心情を尊重するには、次の恋愛について言及せず、まずは現状の心情に寄り添う態度を示すことが望ましいでしょう。

離婚した人にはどのような配慮をするのが正解?

ここまでは、離婚した人に対して避けるべき言葉を紹介しました。しかし、「じゃあ一体どんな言葉をかければよいの?」と、迷ってしまう人もいるでしょう。

離婚した人にとって、本当に求められているのは、「相手の気持ちに寄り添うこと」です。ただ優しい言葉をかけるだけでなく、相手の心に響く言葉を選ぶことで、相手は安心し、次の一歩を踏み出しやすくなります。

ここでは、離婚した人に対して適切で安心感を与える具体的な言葉を紹介します。それぞれ、どんな心理的効果があるのかも説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。

相手が安心する適切な言葉の具体例

▶「頑張ったね、よく決断したね」
離婚という大きな決断をした人にとって、この言葉は「自分の決断は間違っていなかった」と感じさせます。

離婚を決めるまでは、精神的にも肉体的にも多くの負担があったはずです。その努力を認めてあげることで、本人の自己肯定感が高まり、離婚後の新しい人生に前向きに向き合えるようになります。

▶「おかえりー!(旧姓)!」
明るいトーンでこう声をかけることは、離婚後の相手が抱える孤独感を和らげます。

離婚によって元の姓に戻る人も多く、そのことで気持ちが不安定になることもあります。そんな中、「おかえり」という言葉は、温かく迎え入れられた安心感を与え、孤独感や不安感を軽減します。

▶「新たな門出、楽しみだね!」
離婚は決してネガティブなことばかりではなく、新しい人生のスタートでもあります。この言葉を使うことで、本人の気持ちを未来に向けさせる心理的効果があります。

過去の辛い経験にとらわれず、前向きな気持ちで新しい生活を始められるよう励ますことができます。

▶「いつでも話聴くよ」「そばにいるよ」
離婚直後は多くの人が不安や孤独を感じています。そこで「いつでも話を聴くよ」「そばにいるよ」という言葉をかけると、相手は「ひとりではない」「頼れる存在がいる」と感じられます。

それは、孤独感をやわらげるだけでなく、心の安定につながり、安心感を生み出します。

離婚を経験した人に対しては、こうした共感や安心感を与える言葉を選び、相手のペースで前を向けるよう支えてあげることが大切です。

離婚した人に必要なのは共感と寄り添う心

離婚を経験した人にとって、何より必要なのは周囲からの共感と寄り添う気持ちです。

たとえ良かれと思っても、相手の気持ちを考えずにかけた言葉は、逆に相手の心を傷つけてしまいます。しかし、相手の心理状態を理解し、それに合わせて適切な言葉を選ぶことで、離婚した人の気持ちを支え、新しい人生を前向きに踏み出せる手助けになるでしょう。

離婚は確かに辛い経験かもしれませんが、そこには新たな人生の可能性も広がっています。あなたの一言が、相手の心を優しく照らし、次の一歩を踏み出す勇気となることを忘れないでください。

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