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商品種類が豊富な『冷凍食品』は正しい方法で解凍して
近年、昔に比べて冷凍食品の種類が豊富になり、さらに品質も上がっているため、忙しい日の夕食やお弁当に詰め込むメニューとして重宝されています。また、すでにカット済みの冷凍野菜を活用すれば、料理の時短にもなるので嬉しいですよね!
そんな便利で魅力的な冷凍食品の数々ですが、それぞれの食品に合った方法で解凍しなければ、せっかくの美味しさを損ねてしまうことも……。さらに、誤った解凍方法によって細菌が繁殖し、食中毒を引き起こす危険もあるので、必ず正しい方法を厳守して解凍しましょう。
冷凍食品を解凍するときの『5つのタブー』
ここで紹介する方法で冷凍食品を解凍すると、本来の美味しさが損なわれたり、食中毒のリスクが高まるのでやめましょう。
1.常温に放置して自然解凍する
「自然解凍OK」と記載のない冷凍食品を常温に放置して自然解凍してしまうと、解凍されている最中に細菌が繁殖してしまい、食中毒の危険性が高まります。
特に冷凍肉や冷凍魚などは、本来新鮮な状態で食べることが推奨されている食材です。そのため、自然解凍してしまうと危険な食中毒症状を引き起こす恐れがあるので絶対にやめましょう。
また、自然解凍OKとの記載があっても、夏場などの食中毒リスクが高まる時期は控えたほうが無難です。パッケージなどに記載されているW数、時間を守って電子レンジで温め解凍してください。
2.電子レンジのオートモードで温め解凍する
電子レンジには、W数や時間を設定せずに食品を温めることのできるオートモードが搭載されています。わざわざ設定の手間が省けるので便利な機能ですが、冷凍食品には不向きです。
冷凍食品をオートモードで温めてしまうと、食品の中まで解凍できていなかったり、反対に表面が黒焦げになるほど加熱されてしまう恐れがあります。温めムラができてしまうので、必ずパッケージに記載されているW数と時間を設定して温めましょう。
3.高出力で一気に温め解凍する
「3分も解凍するまで待てない」と、パッケージに記載のあるW数よりも高出力に設定し、短時間で解凍しようとする行為は避けましょう。温めムラが発生します。
高出力で一気に温めると、表面は黒く焦げるほど加熱されているのに、中は凍ったままだった…と残念な仕上がりになりがちです。必ず500〜600Wに設定し、じっくり温めていきましょう。
4.包装に入れたまま電子レンジで温める
最近の冷凍食品の中には、包装された状態で電子レンジに入れて温めることのできる商品も増えています。しかし、基本的にはパッケージから取り出して、電子レンジに対応した食器や容器に移し替えて温めるのが一般的です。
「袋のままOK」などの文言がないのに放送に入れたまま温めてしまうと、発火や電子レンジの故障などのトラブルにつながる恐れがあります。必ず冷凍食品のパッケージに記載されている手順に則って温めてください。
5.冷凍された生鮮食品を電子レンジで完全解凍する
冷凍肉や冷凍魚など、冷凍された生鮮食品を電子レンジで完全に解凍するまで温めてしまうと、温めムラが発生したり、かえって温め過ぎてしまい、調理前に部分的に焼き上がってしまうなど、微妙な仕上がりになってしまいます。
美味しい料理を作るためにも、冷凍された生鮮食品は、半解凍程度まで温め、その後1〜2分、電子レンジの扉を閉めたまま、中でじっくり低温で熱を通しましょう。
冷凍食品の正しい解凍方法は?
冷凍食品は、基本的に食品パッケージに記載されているW数や時間を守って電子レンジで温めるのが最適解です。一般的に500〜600Wが冷凍食品を解凍するのにちょうど良い出力数なので、W数は500〜600Wに設定し、パッケージに記載されている時間通りに温めましょう。
また、冷凍肉などは、500〜600Wで1〜4分程度で解凍可能です。食材の厚みや大きさによって解凍時間が変わるので、1〜2分ずつ様子を確認しながら温めるとよいでしょう。
冷凍肉は半解凍できたら、そのまま熱を保った電子レンジの庫内で1〜2分、中までじっくり熱を通して完全に解凍してください。その後はいつも通りの手順でおいしく調理しましょう。
他にも35〜40℃程度のぬるま湯に冷凍食品をパッケージの上から流す『流水解凍』もおすすめです。しかし、こちらは解凍が終わるまでぬるま湯を流し続けなければならないので、水道代が気になる方は、電子レンジをうまく活用しましょう。
冷凍食品はそれぞれの商品や食材に適した方法で解凍を
冷凍食品は、それぞれの冷凍食品や冷凍食材に適した方法で解凍すると、品質を保ったまま上手に解凍することが可能です。ぜひ今回紹介したタブー行為や正しい解凍方法を参考に、冷凍食品を美味しく安全に解凍しましょう。