目次
髪を結ぶのが当たり前になっていませんか?
毎日髪を結ぶことが習慣になっている人は多いのではないでしょうか。朝の準備で時間をかけずに済む、髪が邪魔にならない、仕事や家事で動きやすいなど、理由はさまざまです。特にポニーテールやお団子など、手軽にできるスタイルを選びがちです。
しかし、知らず知らずのうちに髪や頭皮に負担をかけていることをご存じでしょうか。毎日同じスタイルで髪を結ぶことで、髪の毛や頭皮がストレスを受け、ダメージが蓄積されている可能性があります。これが続くと、思わぬトラブルにつながることもあります。
髪を結ぶこと自体は決して悪いことではありませんが、やり方次第では髪や頭皮にダメージを与えてしまうことも。では、具体的にどのような影響があるのでしょうか?
髪を毎日結ぶべきではない5つの理由
髪を結ぶことによるダメージは、目に見えにくいものが多いです。しかし、長期間にわたって繰り返すことで、髪の質や頭皮環境に大きな変化をもたらすことがあります。気づいたときには「なんだか髪が細くなった」「最近抜け毛が増えた」と感じるかもしれません。ここでは、具体的な影響を詳しく見ていきましょう。
1. 頭皮が引っ張られてダメージを受ける
髪をきつく結ぶと、頭皮が常に引っ張られた状態になります。特に高めのポニーテールやタイトなお団子ヘアは、頭皮への負担が大きくなりがちです。これを続けると、頭皮の血行が悪くなり、十分な栄養が毛根に行き渡りにくくなります。
頭皮が常に緊張した状態では、血流が滞りやすくなり、髪の成長に必要な栄養が届きにくくなります。結果として、髪が細くなったり、抜け毛が増えたりすることにつながるのです。
また、髪を強く結ぶと頭皮に痛みを感じることがあります。夕方になると頭皮がジンジンしたり、解放感を覚えたりする場合、それは結び方がきつすぎるサインかもしれません。
2. 髪の水分が失われ、パサつきや枝毛が増える
長時間髪を結んでいると、結び目の部分に摩擦が生じたり、髪が引っ張られたりすることで、水分が失われやすくなります。特に乾燥しやすい冬場やエアコンの効いた室内では、髪の水分がさらに奪われ、パサつきや枝毛の原因になります。
髪の表面にはキューティクルと呼ばれる薄い膜があり、これが剥がれることで内部の水分が逃げやすくなります。毎日髪を結ぶことで同じ部分が摩擦を受け続けると、キューティクルがダメージを受け、枝毛や切れ毛が発生しやすくなります。
また、髪の毛の結びグセがつきやすくなり、スタイリングがしづらくなることもあります。「髪をほどいたときに、うねりや跡が気になる」と感じたことがある人も多いでしょう。それは、髪の内部の水分バランスが崩れ、ダメージが蓄積しているサインかもしれません。
3. 毛根が弱まり、抜け毛や薄毛につながる
髪を結ぶことで直接的なダメージを受けるのは髪の毛だけではありません。毛根にも影響を及ぼすことがあります。長期間、強いテンション(引っ張り)がかかることで、毛根が弱まり、髪が抜けやすくなることがあります。
「牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?これは、髪を強く引っ張り続けることで、毛根にストレスがかかり、髪が抜けやすくなる状態を指します。ポニーテールを頻繁にする人や、カチューシャやヘアバンドを長時間つける習慣がある人に多く見られる症状です。
最初は抜け毛が少し増えたかな?と感じる程度かもしれませんが、放置すると髪が細くなり、最終的に薄毛につながることもあります。特に生え際や分け目の部分は影響を受けやすいため、注意が必要です。
4. 髪の分け目が固定され、頭皮の日焼けリスクが上がる
毎日同じ髪型で結んでいると、分け目の部分に紫外線が集中的に当たりやすくなります。顔や腕には日焼け止めを塗る習慣があっても、頭皮のケアまで気を配っている人は少ないのではないでしょうか。
紫外線は肌だけでなく、頭皮にもダメージを与えます。特に分け目の部分は髪で覆われていないため、直射日光の影響を受けやすくなります。長期間紫外線を浴び続けることで、頭皮が乾燥し、炎症を引き起こすこともあります。
さらに、紫外線ダメージは髪の成長にも影響を及ぼします。頭皮の環境が悪化すると、髪のハリやコシがなくなり、抜け毛が増える原因になります。分け目を変える、帽子をかぶる、UVカットスプレーを使うなどの対策を取り入れることが大切です。
5. 摩擦によるダメージで、髪が裂けたり切れ毛が増える
髪を結ぶときに使うヘアゴムやピンが、思った以上に髪に負担をかけていることがあります。特に、きつく結ぶことで摩擦が増え、キューティクルが剥がれやすくなります。
キューティクルは髪の表面を保護する役割を持ちますが、これが傷つくと髪がもろくなり、裂けやすくなります。結果として、切れ毛や枝毛が増え、髪がまとまりにくくなることもあります。結び目の部分に跡がついてしまうのも、髪のダメージのサインです。
また、摩擦によるダメージは寝ている間にも発生します。髪を結んで寝ると、枕とのこすれが生じ、朝起きたときに髪がパサついていることがあります。髪のダメージを防ぐためには、柔らかい素材のヘアゴムを使う、強く結びすぎない、寝る前に髪をほどくなどの工夫が必要です。
髪を結ぶ頻度が高い人におすすめのケア方法
髪を結ぶことが日常になっている人にとって、結ぶのをやめるのは現実的ではありません。しかし、少しの工夫で髪や頭皮への負担を軽減できます。髪を美しく保つために、無理なく取り入れられるケア方法を紹介します。
毎日同じ結び方を避けて、ヘアアレンジを工夫する
いつも同じ髪型にしていると、特定の部分にばかり負担がかかり、ダメージが蓄積されやすくなります。分け目や結び目の位置を変えることで、負担を分散させることができます。
例えば、高めのポニーテールをしている人は、低めのひとつ結びやゆるめのお団子に変えてみるのもおすすめです。髪をぎゅっとまとめるのではなく、少しゆるめに結ぶだけでも、頭皮の負担を軽減できます。
また、ヘアピンやヘアクリップを活用するのもひとつの方法です。髪を結ぶだけでなく、ふんわりとまとめるスタイルを取り入れることで、摩擦や圧迫の影響を減らすことができます。
髪と頭皮に休息日をつくる
毎日髪を結んでいると、髪や頭皮が常にストレスを受ける状態になります。休日など、できるだけ髪を下ろして過ごす日を作ることで、負担をリセットすることができます。
特に、仕事や学校で決まった髪型をしなければならない人は、オフの日に髪を自然に下ろしておくことで、頭皮をリラックスさせることができます。これにより、血行が促進され、健康な髪の成長をサポートできます。
また、寝ている間の摩擦も髪に負担を与える原因のひとつです。ナイトキャップを使ったり、シルクの枕カバーに変えたりすることで、髪のダメージを最小限に抑えることができます。特にシルク素材は摩擦を軽減し、髪のツヤを保つ効果も期待できます。
負担の少ないヘアゴム・アクセサリーを選ぶ
髪を結ぶときに使うアイテムによっても、髪や頭皮への負担は変わります。ゴムが固くて伸縮性の少ないものを使っていると、結び目に強い圧力がかかり、摩擦によるダメージが増えてしまいます。
髪の負担を軽減するためには、シルクシュシュやスプリングゴムなど、柔らかくて髪を引っ張りにくい素材のものを選ぶのがおすすめです。シルクは髪との摩擦が少なく、ツヤを守りながら結ぶことができます。また、スプリングゴムは結び跡がつきにくいため、長時間髪を結んでもダメージを抑えることができます。
結ぶだけでなく、バレッタやヘアクリップを活用するのも良い方法です。髪を軽く留めるだけでも、きつく結んだときのような圧迫感を減らせます。普段から使うアイテムを見直すことで、髪への負担を少しずつ減らしていけます。
頭皮の血行をよくするマッサージを習慣にする
髪の健康を保つには、頭皮の血流を促進することが大切です。髪を強く結び続けると、頭皮が引っ張られて血流が悪くなり、髪に十分な栄養が届きにくくなります。そんなときは、簡単な頭皮マッサージを取り入れてみましょう。
シャンプー時に、指の腹を使って円を描くように優しくマッサージすると、血流が促進され、毛根に必要な栄養が行き渡りやすくなります。お風呂上がりには、専用のマッサージブラシを使って頭皮をほぐすのも効果的です。力を入れすぎず、リラックスする気持ちで行うとよいでしょう。
また、両手の指先を使ってこめかみや首の付け根を軽く押すのもおすすめです。頭皮だけでなく、肩や首の血流も改善され、リフレッシュ効果が期待できます。日々の習慣に取り入れることで、健康な髪を育てる土台が整います。
結ぶ前のヘアケアで髪を守る
髪を結ぶ前にちょっとしたケアをするだけで、ダメージを抑えることができます。何もつけずに結ぶと、摩擦によってキューティクルが傷つきやすくなるため、ヘアオイルやヘアミストを活用するのがおすすめです。
ヘアオイルは、髪の表面をコーティングし、摩擦や乾燥から守ってくれます。特に、アルガンオイルやホホバオイルは軽いテクスチャーでベタつかず、髪をしなやかに保つ効果があります。オイルを適量手に取り、毛先を中心になじませてから結ぶと、ダメージの予防につながります。
また、紫外線が強い季節には、UVカット効果のあるヘアスプレーを使うのも有効です。髪は肌と同じように日焼けをするため、特に屋外で過ごす時間が長い日は、髪も紫外線対策をするとよいでしょう。
ちょっとした工夫で、髪への負担を減らし、美しい髪をキープできます。
毎日のヘアケアで髪と頭皮を守ろう
毎日髪を結ぶことは、日々の生活の中で欠かせない習慣になっている人も多いでしょう。しかし、その積み重ねが髪や頭皮に負担をかけることもあります。だからこそ、少しの工夫でダメージを抑え、健康な髪を育てることが大切です。
同じ結び方を避ける、ヘアゴムを選び直す、髪を休ませる時間をつくるといったシンプルな対策で、髪への負担を減らせます。さらに、日々のヘアケアを丁寧に行うことで、髪のツヤやハリを守ることができます。
髪を結ぶこと自体が悪いわけではありません。ただ、適切なケアを取り入れることで、長く美しい髪を維持することができます。できることから始めて、髪と頭皮をいたわる習慣を取り入れてみませんか?