お風呂に赤カビが生える5つの原因!根こそぎ落とす掃除法を徹底解説

「気づいたらお風呂場の隅が赤い…」そんな経験はありませんか?赤カビは、きちんと掃除しているつもりでも条件がそろうとあっという間に繁殖します。本記事では、赤カビの原因を細かく解説し、掃除法や予防策までしっかりカバー。もう赤カビに悩まされる生活にさよならしましょう!

赤カビの正体とは?

お風呂場の壁や床、排水口の隅に見られる赤いヌメリ。その正体は「ロドトルラ」という酵母菌の一種です。ロドトルラは空気中に漂っているため、特別な環境でなくても簡単にお風呂場に入り込んでしまいます。さらに驚くべきことに、この赤カビは2~3日という短期間で急速に繁殖します。これが、掃除をサボるとすぐにお風呂が赤くなってしまう理由です。

また、赤カビは無害そうに見えるかもしれませんが、放置すると黒カビの発生を助長する「呼び水」のような存在でもあります。黒カビは人体に悪影響を及ぼす可能性があるため、赤カビが見つかったら早めに対処することが重要です。

お風呂に赤カビができる原因

歯ブラシで掃除

赤カビが発生する理由を知ることは、対策を講じる第一歩です。お風呂場に赤カビができる原因にはさまざまな要因があり、それらが重なることで最適な繁殖環境が作られてしまいます。この章では、主な原因を深掘りしていきます。

1. 掃除を怠ってしまう

忙しい毎日の中で、ついお風呂掃除を後回しにしてしまうこと、ありませんか?赤カビは、壁や床に付着した石けんカスや皮脂などをエサに繁殖します。特に、目に見えにくい隅や隙間、そして天井などは掃除が行き届かず、赤カビの温床になりがちです。週に1~2回程度のお手入れを目安に、しっかりと掃除をする習慣をつけましょう。

具体的には、以下のような対策が有効です。

  • 壁や床をスポンジでこすり洗いする
  • 隙間や目地は専用のブラシで掃除する
  • 天井部分は雑巾で拭き取る

2. 湿気がこもる環境を放置する

湿気はカビの大好物です。お風呂を使った後、十分に換気をしないと湿気がこもり、赤カビが繁殖しやすい環境が整ってしまいます。特に、換気扇を回さず、窓も閉めっぱなしだと「蒸し風呂状態」になり、赤カビにとって理想的な住処となります。

こんな場合は、以下の対策を試してください。

  • 入浴後は必ず換気扇を1~2時間回す
  • 窓を開けて湿気を外に逃がす
  • 浴室内の扉も少し開けて空気の流れを作る

3. 水滴をそのままにしている

お風呂を使った後、壁や床に残った水滴をそのままにしていませんか?水分は赤カビが繁殖するための土台を作る原因の一つです。浴槽や床、壁の表面に残った水滴が蒸発せずに湿気を残し、結果として赤カビの温床になります。

おすすめは、以下の方法で水滴を取り除くことです。

  • 水切りワイパー(スキージー)で水滴を拭き取る
  • 使用後にタオルや雑巾で拭き上げる
  • 時間がない場合は熱湯をかけるだけでも効果的

4. 石けんやシャンプーのカスが残る

お風呂の中で使う石けんやシャンプー、リンスのカスは、意外にも赤カビの大好物。床や壁、ボトルの底などに残ったカスが、赤カビの栄養源となります。洗剤が泡立ったままの状態や、すすぎ残しが原因で繁殖が早まることもあります。

これを防ぐためのポイントをいくつかご紹介します。

  • 使用後は石けんやシャンプーのボトルをしっかりすすぐ
  • 床や壁の泡を熱いシャワーで流し切る
  • 定期的にボトルの底やラックを洗浄する

これらの対策を実践するだけで、赤カビの発生を大幅に減らせます。ほんの少しの手間で、大きな効果が期待できますよ。

5. 髪の毛や皮脂汚れを放置する

排水口にたまった髪の毛や、床に残った皮脂汚れ。これらも赤カビの発生を促す大きな要因です。特に排水口は湿気も多く、カビにとっての「快適な住処」と化しやすい場所です。定期的に取り除かなければ、赤カビだけでなく黒カビの発生も招いてしまいます。

以下のような習慣を取り入れてみてください。

  • 入浴後は排水口の髪の毛をこまめに取り除く
  • 皮脂汚れがたまりやすい場所を重点的に掃除する
  • 月に1回程度、排水口専用の洗浄剤を使う

少しの手間で、カビの発生を大幅に予防できます。「また掃除か…」と思うかもしれませんが、日々の積み重ねが後々の快適さにつながります。

赤カビを根こそぎ落とす掃除法

お風呂掃除

もしも赤カビが発生してしまった場合、適切な掃除法で根こそぎ落とすことが重要です。赤カビを放置すると、黒カビの発生を招く原因になります。ここでは、実際に効果的な掃除方法をいくつかご紹介します。

塩素系漂白剤を使う

赤カビを徹底的に除去したい場合、塩素系漂白剤が最も効果的です。赤カビが発生している箇所にスプレーし、しばらく放置した後、水でしっかり洗い流します。ただし、塩素系漂白剤は刺激が強いため、使用時はゴム手袋と換気を忘れないでください。

注意点として、塩素系漂白剤と酸性の洗剤(例:トイレ用洗剤など)を混ぜないこと。これらを混ぜると有毒ガスが発生する恐れがあるため、必ず単独で使用してください。

アルコール除菌スプレーでケア

塩素系漂白剤が使えない箇所には、アルコール除菌スプレーがおすすめです。赤カビに直接スプレーして拭き取るだけで、簡単に清潔な状態を保つことができます。また、除菌スプレーは速乾性が高いため、湿気を残さず赤カビの再発を防げます。

日常的なケアとして、週に1回程度アルコールスプレーを使用するだけでも効果があります。手軽にできる方法なので、ぜひ試してみてください。

重曹を使ったナチュラルクリーニング

重曹は環境に優しいナチュラルクリーニングの代表選手です。赤カビが発生している箇所をあらかじめ湿らせ、重曹の粉を振りかけて数分放置。汚れが浮き上がったらブラシでこすり、最後に水で流します。

重曹は肌にも優しく、手荒れが心配な方や、小さなお子さんがいる家庭でも安心して使えます。さらに、赤カビだけでなく、石けんカスや水垢にも効果を発揮するため、一石二鳥の掃除法といえるでしょう。

以上の掃除法を組み合わせることで、赤カビを効果的に撃退し、再発を防ぐことができます。手間はかかりますが、お風呂場が清潔になると気分もスッキリしますよ。

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