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子どもはいつまでも親に絶大な信頼を寄せているわけではない
子どもは、いつでも親に対して絶大な信頼を寄せているわけではありません。子どもは普段の親の様子をよく観察しており、自分への態度も把握しています。そのため、子どもから信頼されなくなったら頼られなくなってしまうのです。
子どもから頼られなくなる親の特徴とは、どのようなものがあるのでしょうか。
『子どもから頼られなくなる親』の特徴6選
子どもから頼られなくなる親には、以下のような特徴があります。
1.子どもより自分優先
子どもより常に自分優先になっていると、子どもから見放されます。
- 子どもの行事より、自分の予定を優先させる
- 子どもにお金をかけず、自分にお金をかける
- 自分のやりたいことを優先させて、子どもを家に置いていくなど
自分優先な態度は、子どもからの信用を失います。そのため、子どもが親を頼ることがなくなるのです。
2.病気がちで、子どもの構っている余裕がない
常に病気がちだと、子どもは親に気を使って頼らないよう努めます。
- 病気がちで、寝込んだり通院や入退院を繰り返している
- 精神的に不安定で、子どもの前ですぐに感情を乱しているなど
親も人間なので、病気になることは当然あります。こういった場合、自分の親など子どもが親だけでなくほかの大人を頼ることができる環境を整えてあげることが重要です。
3.過干渉で口うるさい
なにかにつけてすぐに口を出してくる親の場合、子どもは親を頼ると面倒なことが起きるだろうと考えやすいです。自分に対して口出しするのも嫌悪感を持ちますが、学校や友人関係のことに対しても口出ししてくるとなると、悩みの相談などだけでなく進路相談などもしなくなりやすい傾向があります。
4.頼ったときに、ないがしろにされた
困ったときに親を頼ったら、親が自分をないがしろにするような態度を取った場合、子どもは親を信用しなくなります。
- 子どもの悩みを笑い、「大したことない」など見下す言葉で終わらせた
- 親を頼ったとき、「自分でやって」と見放されたなど
頼っても相手にしてもらえないと、子どもは悲しい気持ちになるので気を付けましょう。
5.常に子どもに対してマウントを取っている
常に子どもに対してマウントを取っているような態度だと、子どもは親に話しかけるのが嫌になります。
- そんなこともできないの?
- 親を頼って恥ずかしくないの?
- 私(親)が子どもの頃、こんなの簡単にやってたけどなど
自分を見下してくる人を、親であっても頼ろうとはしませんよね。子どもも同じ心理です。
6.親が子どもに頼りきりになっている
親が子どもに頼りきりになっている場合、子どもが「自分が頑張らないと」「自分が親を支えないと」という気持ちになるので、親を頼ろうとしません。自分のことはすべて自分でなんとかして、どうにもできないものは放置か学校の先生を頼るようになります。
子どもから頼ってもらえる親になるために
子どもから頼ってもらえる親になるためには、以下のことに気を付けてください。
- 子どもに寄り添い、相談してきたときには手を止めて耳を傾ける
- 子どもに依存せず、頼りきりにならない
- 子どもは自分の分身ではなく、一人の人間であることを尊重して接する
- 子どもの年齢に合った関わり方を心がけ、干渉しすぎないなど
子どもの個性や人権をしっかりと尊重し、自分の意見を「押し付けるようなことがないようにしましょう。
まとめ
子どもが親を頼らなくなるのには、なにかのきっかけがあることが大半です。子どもとのかかわりだけでなく、自分の普段の行いなども定期的に振り返りましょう。