天ぷら保存でやってはいけないNG行為7つ!サクサク感を復活させる裏ワザも紹介

てんぷらの盛り合わせ

天ぷらの保存方法を間違えると、せっかくのサクサク食感が台無しに。この記事では、避けるべきNGな保存方法と、翌日もおいしく天ぷらを楽しむための正しい保存方法を詳しくご紹介します。家族みんなで楽しめるように、保存方法を見直してみましょう。

なぜ翌日の天ぷらは美味しくないの?

天ぷらは揚げたてが一番美味しいですが、翌日に持ち越すと衣がしんなりし、温め直してもサクサク感が損なわれてしまいます。これは主に保存方法が原因です。油の酸化や湿気、乾燥などが影響し、風味と食感を大きく損ねてしまいます。

実は、多くの人が経験している「翌日の天ぷらがべたつく問題」。これは、天ぷらの衣に含まれる油が時間とともに変化するためです。適切な保存方法を知っておけば、この問題を大幅に軽減できます。

この記事では、NGな保存方法とその対策を詳しく解説しますので、翌日の天ぷらも美味しく楽しめるようになりますよ。

天ぷらの保存で避けるべき7つのNG行為

以下は、天ぷらの保存においてよく見られる誤った方法です。これらを避けることで、天ぷらを翌日も美味しく楽しめます。

1. 常温での長時間保存

天ぷらを常温で長時間保存することは避けましょう。油は時間が経つにつれて酸化し、風味を損ないます。また、特に夏場など気温が高い時期には、腐敗のリスクも高まります。

常温保存の目安は、室温20度程度であれば3時間以内です。ただし、夏場や気温が高い日は1〜2時間以内を目安にするのが安全です。それ以上の時間保存する場合は、必ず冷蔵か冷凍を選びましょう。

2. ラップをせずに冷蔵保存

天ぷらを冷蔵庫で保存する際に、ラップをせずにそのまま入れるのは大きな間違いです。冷蔵庫内は乾燥しているため、天ぷらがどんどん劣化してしまいます。また、天ぷらの油っぽい臭いが冷蔵庫内に広がり、他の食品にも移ってしまう可能性があります。

保存する際には、必ずラップや保存袋を使用しましょう。これにより、天ぷらの乾燥を防ぎ、他の食品への匂い移りも防ぐことができます。

3. キッチンペーパーを使った長時間保存

キッチンペーパーは揚げたての余分な油を吸収するのに適していますが、長時間の保存には不向きです。長時間密着させると、ペーパーが衣に張り付き、食感が悪くなります。

キッチンペーパーは一時的な油切りのために使用し、保存には適した素材を選びましょう。例えば、クッキングペーパーやアルミホイルなどを使用すると、衣への張り付きを防ぎつつ、適度に油を吸収することができます。

4. 冷凍する際の粗熱を取らない

天ぷらを冷凍する際は、しっかりと粗熱を取ることが重要です。温かいまま冷凍してしまうと、天ぷらの周りに霜がつき、解凍時に水分が出てしまい、食感が損なわれます。

冷凍する場合は、室温で十分に冷ました後にラップで包み、密閉袋に入れて空気を抜きましょう。これにより、霜の付着を防ぎ、食感を保つことができます。

実は、多くの人が「急いで冷凍庫に入れれば早く冷えるはず」と考えがちですが、これが天ぷらの品質を落とす大きな原因になっているんです。少し手間ですが、粗熱を取ることで大きな違いが生まれますよ。

5. 電子レンジでの温め直し

電子レンジで温め直すと、天ぷらの衣が湿ってしまい、カリッとした食感がなくなります。おすすめの温め直し方法は、オーブントースターや魚焼きグリルを使用することです。これにより、揚げたてのサクサク感を再現しやすくなります。

オーブントースターやグリルを使う際のちょっとしたコツですが、天ぷらにアルミホイルをかぶせると、衣が焦げすぎずに中まで温まりやすくなります。ただし、電子レンジでアルミホイルは絶対に使わないでくださいね。

6. 適切な容器を使用しない

天ぷらを保存する際は、適切な容器を選ぶことが重要です。プラスチック容器を使用すると、油が染み込んで臭いが取れにくくなることがあります。また、蓋がきちんと閉まらない容器を使うと、冷蔵庫内の他の食品の匂いが天ぷらに移ってしまう可能性があります。

ガラスやステンレスの密閉容器を使用するのがおすすめです。これらの素材は油を吸収せず、匂い移りも防ぎやすいです。さらに、容器の中に天ぷらを重ねて入れすぎると、下の方の天ぷらが潰れてしまうので注意が必要です。

7. 冷凍保存に適さない食材を冷凍する

全ての天ぷらが冷凍保存に適しているわけではありません。例えば、水分の多い野菜(ゴボウやジャガイモなど)や卵の天ぷらは冷凍に向いていません。これらの食材は解凍時に食感が大きく変わってしまいます。

一方で、エビやイカ、キノコ類の天ぷらは比較的冷凍保存に適しています。冷凍する際は、食材の特性を考慮して判断しましょう。

正しい天ぷらの保存方法

天ぷらを翌日も美味しく食べるためには、適切な保存方法を守ることが重要です。以下の手順で保存すれば、風味と食感を保つことができます。

粗熱を取る:
天ぷらを揚げた後、まず室温で15〜20分ほど粗熱を取りましょう。網じゃくしなどを使って天ぷらを立てかけると、油が下に落ちて余分な油を落とせます。温かいまま保存すると、湿気や霜がつきやすくなるので注意が必要です。

個別に包む:
1つずつクッキングシートやアルミホイルで包みます。これにより、空気を遮断することで酸化を防ぎ、また天ぷら同士がくっつくのを防ぎます。大きめのクッキングシートを使うと、天ぷらを包みやすく、後で開ける際も便利です。

密閉保存:
包んだ天ぷらをジップロックなどの密閉袋に入れ、できるだけ空気を抜いて密封保存します。袋の中の空気をしっかり抜くことで、酸化を最小限に抑えられます。

冷蔵保存:
冷蔵保存の場合は、0〜4℃に設定された冷蔵庫で保管します。この温度帯なら、1〜2日程度は品質を保つことができます。ただし、できるだけ早めに食べるのがおすすめです。

冷凍保存:
長期保存したい場合は冷凍保存がおすすめです。急速冷凍が理想的で、家庭では金属製のトレーを使って短時間で冷凍することが効果的です。これにより、油の酸化を最小限に抑え、食感を保つことができます。

解凍方法:
冷凍した天ぷらを食べる際は、自然解凍せずに凍ったままオーブントースターで加熱するのがベストです。170〜180℃で5〜7分程度加熱すると、サクサクとした食感を取り戻すことができます。

再加熱:
冷蔵保存した天ぷらを温め直す場合も、オーブントースターやグリルを使用しましょう。電子レンジは避け、160〜170℃で3〜5分程度加熱するとよいでしょう。

種類別の保存のコツ:

  • 野菜の天ぷら:水分が多いので、キッチンペーパーで軽く包んでから保存袋に入れると良いでしょう。
  • 魚介類の天ぷら:比較的冷凍に向いていますが、解凍時に水分が出やすいので、解凍後にキッチンペーパーで軽く押さえると良いでしょう。
  • 肉の天ぷら:脂肪分が多いので、冷凍時は特に空気を抜くことが重要です。

これらの方法を守ることで、天ぷらの美味しさを長く保つことができます。保存の際は、食材の特性も考慮しながら、最適な方法を選びましょう。

美味しさを長持ちさせる工夫

天ぷら

天ぷらを美味しく保存するためには、保存時に細心の注意を払い、適切な方法を取り入れることが重要です。特に、酸化や湿気に注意し、冷凍保存の際も急速冷凍などの工夫を取り入れることで、翌日も揚げたてに近い味わいを楽しむことができます。

また、天ぷらの種類によって最適な保存方法が異なることも覚えておきましょう。例えば、海老の天ぷらは冷凍保存に向いていますが、大葉の天ぷらは冷凍すると風味が落ちやすいので、できるだけ早めに食べるのがおすすめです。

日常的に保存方法を見直し、美味しさを長持ちさせる工夫を心がけることで、天ぷらをより効率的に、そしておいしく楽しむことができます。家族や友人と一緒に、サクサクの天ぷらを楽しんでくださいね。

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