【放置NG!】キッチンの頑固な油汚れをスッキリ落とす掃除術9選

油汚れの付着したガスコンロ

台所周りにこびりついた油汚れは、とても頑固なので落とすのが大変ですよね。しかし、頑固な油汚れに対して、簡単で効果的な掃除術は存在します!今回は、頑固な油汚れを簡単に落とす掃除術を紹介するので、ぜひ試してみてくださいね!

キッチン周りの頑固な油汚れは悩みの種

コンロの掃除

台所周りの悩み事の上位といえば、頑固な油汚れではないでしょうか。後回しにして少し放置するとこびりつき、なかなか落ちない頑固者に手を焼く人は多いです。そんな頑固な油汚れには、油汚れの酸性の性質や、温めると落としやすくなる性質を有効活用して掃除すると、簡単に汚れを除去できます。

油汚れが頑固になる主な原因は、調理中の油の飛散や蒸気に含まれる油分、そして空気中のちりやほこりとの結合です。これらが時間とともに酸化し、固着していくのです。しかし、適切な方法と日々のこまめなメンテナンスを組み合わせることで、頑固な油汚れも効果的に予防・除去することができます。

油は基本的に酸性の性質を持っており、アルカリ性の物質と反応させると中和されて落ちやすくなります。また、油は熱を加えると溶けやすくなる性質があるため、この特性を利用した掃除方法も効果的です。

それでは、キッチンの頑固な油汚れを落とす簡単な掃除術をご紹介しましょう。これらの方法は、家にあるものや手に入りやすいアイテムを使用するので、すぐに実践できます。

頑固な油汚れを落とす!簡単にできる掃除術9選

重曹とお掃除アイテム

台所周りにこびりついた頑固な油汚れには、さまざまな掃除術があります。今回は、その中でも簡単にできる掃除術をご紹介します!各方法の特徴と使い方を詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 付着した直後の油汚れにはメラミンスポンジが便利

付いてすぐの油汚れには、メラミンスポンジを使うのが便利です。メラミンスポンジは研磨作用があり、水をつけるだけでいろいろな汚れをきれいに落とせます。頑固な油汚れも例外ではなく、2〜3日放置した油汚れも、メラミンスポンジに水をつけてこするだけで簡単に落とせます。

キューブ状にカットされた小さめのメラミンスポンジを詰め込んだ市販商品も販売されていて便利です。ただし、メラミンスポンジは高い研磨効果を持っているため、鏡やステンレス製品、プラスチック製品、アクリル板などでは素材を傷つける恐れがあるので使用は避けましょう。

《使用方法》

  • 1. メラミンスポンジを水で軽く湿らせる
  • 2. 油汚れの部分を軽くこする
  • 3. 水で洗い流す
  • 4. 乾いた布で水気を拭き取る

メラミンスポンジは手軽で効果的ですが、使用する場所や頻度には注意が必要です。定期的な使用は避け、頑固な汚れにのみ使用するのがおすすめです。また、使用後はスポンジを十分に乾燥させることで、雑菌の繁殖を防ぐことができます。

2. 重曹ペーストを塗って放置

重曹ペースト

最近注目されている重曹は、油汚れに有効なアイテムです。重曹はアルカリ性で、酸性の油汚れに効果抜群!重曹をペースト状にする方法がおすすめです。重曹は食品にも使われる安全な物質なので、キッチンでの使用も安心です。

《使用方法》

  • 1. 重曹と水を3:1の割合で混ぜ、ペースト状にする
  • 2. 油汚れ部分にペーストを塗る
  • 3. 30分〜1時間ほど放置する
  • 4. 柔らかい布で拭き取る
  • 5. 水で洗い流し、乾いた布で水気を拭き取る

放置すれば重曹が油汚れを落としやすくするので、効率的で簡単ですね。ぜひ重曹をストックして、ペースト状にして使用してみてください。特に、コンロ周りや換気扇の油汚れに効果的です。重曹は研磨作用も持っているので、こびりついた汚れにも効果を発揮します。

また、重曹には消臭効果もあるので、掃除と同時に臭いも取り除くことができます。ただし、アルミニウム製の表面には使用を避けたほうが良いでしょう。重曹の作用でアルミニウムが変色する可能性があるためです。

3. グリルの油汚れには水溶き片栗粉が効果的

器に入った白い粉

魚焼きグリルの油汚れは、頑固で掃除しにくいですよね。そんな時は、水溶き片栗粉を使うのが簡単な方法です。片栗粉は油を吸着する性質があり、グリルの油汚れを効果的に取り除くことができます。

《使用方法》

  • 1. 水300ccに大さじ7の片栗粉を溶かし、水溶き片栗粉を作る
  • 2. グリルの熱が残っているときに焼き網を取り、グリルに水溶き片栗粉を流し入れる
  • 3. グリルを閉じて約1時間ほど放置する
  • 4. 固まった水溶き片栗粉をスルッと剥がす
  • 5. 残った汚れが気になる場合は、軽く濡らして絞った布巾で拭きあげる

この方法で、油汚れが水溶き片栗粉に吸収され、固まりやすくなります。片栗粉は安全で手に入りやすい材料なので、気軽に試せるのが魅力です。また、片栗粉は食品なので、万が一少量残っても心配ありません。

グリルの掃除は面倒に感じがちですが、この方法を使えば手間をかけずに効果的に掃除ができます。定期的にこの方法で掃除することで、グリルの寿命を延ばすこともできるでしょう。

4. 油汚れを温めて専用洗剤で掃除

キッチンコンロの掃除

最近では油汚れ専用のキッチンクリーナーが多数販売されています。しかし、専用洗剤を使用しても簡単に汚れが落ちない場合は、油汚れを温めてから使ってみましょう。油汚れは温めると落としやすくなる性質があります。

《使用方法》

  • 1. 熱湯をかけたり、濡らしてレンジで温めた布巾で油汚れを十分に温める
  • 2. 専用洗剤を塗布する
  • 3. 5〜10分ほど放置する
  • 4. スポンジや布で擦り、水で洗い流す
  • 5. 乾いた布で水気を拭き取る

この方法は特に、長年蓄積した頑固な油汚れに効果的です。ただし、熱湯を使用する際は火傷に注意してください。また、換気扇やコンロ周りなど、熱に弱い電子部品がある場所では、温度を控えめにするなど注意が必要です。

専用洗剤には様々な種類がありますが、中性のものを選ぶと他の掃除にも使えて便利です。また、環境にやさしい植物由来の洗剤も増えているので、そういった製品を選ぶのも良いでしょう。

5. IHの油汚れはクレンザーとラップを使用

IHクッキングヒーターの油汚れは、台所の中でも比較的落としやすい部類です。クレンザーをかけて、丸めたラップでくるくるとなで回すだけで簡単に汚れが落とせます。クレンザーの微粒子がラップと一緒に油汚れを効果的に落としてくれます。

《使用方法》

  • 1. IHクッキングヒーターの表面に少量のクレンザーをふりかける
  • 2. ラップを丸めて、円を描くようにやさしくこする
  • 3. 水で洗い流す
  • 4. 乾いた布で水気を拭き取る

この方法は、IHクッキングヒーターの表面を傷つけにくいのが特徴です。ただし、強くこすりすぎないよう注意しましょう。また、クレンザーを使用する前に、必ずIHクッキングヒーターの取扱説明書を確認し、メーカーが推奨する掃除方法に従うことが大切です。

ラップを使うことで、手が直接クレンザーに触れることがないので、手荒れの心配もありません。使用後のラップは、汚れと一緒に簡単に捨てられるので衛生的です。

6. レンジ内の油汚れには重曹水

電子レンジ内の油汚れも掃除が大変です。レンジ内に油汚れができたら、重曹と水を混ぜた重曹水を作り、耐熱容器に入れて電子レンジで温めましょう。これだけで電子レンジ庫内の油汚れを落としやすくできます。

《使用方法》

  • 1. 重曹大さじ1と水200mlを混ぜて重曹水を作る
  • 2. 耐熱容器に入れ、ラップなしで電子レンジに入れる
  • 3. 500Wで約5分加熱する
  • 4. 加熱後、10分間放置する
  • 5. 柔らかい布などで庫内を拭き取る

重曹水を温めるときはラップなしで加熱し、電子レンジ庫内に重曹水を蒸発させることがポイントです。重曹水が浸透し、油汚れを落としやすくすると同時に消臭効果も得られます。この方法は、レンジ内部を傷つけることなく、安全に掃除ができる点が魅力です。

また、レモン汁を加えると、さらに洗浄力が増します。重曹水にレモン汁を数滴加えて同じように使用してみてください。レモンの香りで爽やかな仕上がりになりますよ。

7. セスキ炭酸ソーダを使った油汚れ落とし

セスキ炭酸ソーダは、重曹よりも強力な洗浄力を持つアルカリ性の洗剤です。特に頑固な油汚れに効果的で、キッチン全般の掃除に活用できます。

《使用方法》

  • 1. 水500mlにセスキ炭酸ソーダ小さじ1を溶かす
  • 2. スプレーボトルに入れて油汚れにスプレーする
  • 3. 5〜10分ほど置いてから、スポンジや布で拭き取る
  • 4. 水で洗い流し、乾いた布で拭き取る

セスキ炭酸ソーダは重曹よりも水に溶けやすいため、スプレーボトルでの使用に適しています。換気扇やコンロ周りの頑固な油汚れにも効果を発揮します。ただし、アルミニウムやマーブル、大理石などには使用を避けましょう。これらの素材を傷める可能性があります。

また、セスキ炭酸ソーダは手荒れの原因になることがあるので、使用時は必ずゴム手袋を着用してください。

8. クエン酸を活用した油汚れ掃除

クエン酸は、油汚れそのものを落とす力は弱いですが、水垢や石鹸カスの除去に効果的です。キッチンの複合的な汚れに対して使用すると、全体的なクリーニング効果が高まります。

《使用方法》

  • 1. 水500mlにクエン酸大さじ1を溶かす
  • 2. スプレーボトルに入れて汚れにスプレーする
  • 3. 5分ほど置いてから、スポンジや布で拭き取る
  • 4. 水で洗い流し、乾いた布で拭き取る

クエン酸は特に、水回りの掃除に効果的です。シンクや蛇口の油汚れと水垢の複合汚れを落とすのに役立ちます。また、クエン酸には殺菌効果もあるので、衛生面でも効果的です。

ただし、クエン酸は酸性なので、大理石やホーローなど酸に弱い素材には使用を避けてください。また、塩素系漂白剤と混ぜると有害なガスが発生するので、絶対に混ぜないようにしましょう。

9. お湯を使った簡単油汚れ落とし

最後に紹介するのは、特別な洗剤を使わずにできる、お湯を使った油汚れ落としの方法です。この方法は、油の性質を利用した最もシンプルな掃除方法です。

《使用方法》

  • 1. 40〜50度程度のお湯を用意する
  • 2. 油汚れにお湯をかける、または油汚れのある部分をお湯に浸す
  • 3. 2〜3分ほど置く
  • 4. 柔らかい布やスポンジで軽くこする
  • 5. 水で洗い流し、乾いた布で拭き取る

この方法は、新しい油汚れや軽い油汚れに効果的です。特に調理器具や食器の油汚れを落とす際に便利です。お湯で油を溶かすことで、汚れが落ちやすくなります。

ただし、熱湯を使用する際は火傷に注意してください。また、プラスチック製品など熱に弱い素材には、温度を控えめにするなど注意が必要です。

油汚れを防ぐ工夫

油汚れの掃除と同じくらい重要なのが予防です。調理中は油はねガードを使用し、換気扇を効果的に使いましょう。また、調理後はすぐに軽く拭き取ることで、油汚れの蓄積を防げます。定期的に換気扇のフィルターを洗浄したり、コンロ周りにシートを敷いたりするのも効果的です。

これらの予防策と適切な掃除方法を組み合わせることで、キッチンを常にクリーンに保つことができます。

油汚れには効果的なアイテムや掃除方法を活用しよう!

頑固な油汚れも、その性質を理解すれば効果的に落とせます。重曹、セスキ炭酸ソーダ、クエン酸など、多目的に使える便利なアイテムを活用しましょう。掃除の際は十分な換気とゴム手袋の着用を忘れずに。また、素材に応じた適切な洗剤選びも大切です。

日々のこまめな掃除と定期的な徹底掃除を組み合わせることで、キッチンをいつもきれいに保てます。ぜひ、自分に合った方法を見つけて、快適なキッチンライフを楽しんでください!

この記事のタイトルとURLをコピーする

カテゴリから記事を探す

すべてみる
カテゴリを見る