『盗まれる可能性が高い自転車』4選…共通する特徴と必ずすべき盗難対策とは?

毎年、数多くの自転車が全国で盗難されています。近年は組織絡みの犯行もあるため、盗難対策を徹底しなければあっという間に盗まれてしまうでしょう。今回は『盗まれる可能性が高い自転車』の特徴や必ずすべき自転車の盗難対策を紹介します。

自転車の盗難報告は年間約13万件!増加傾向に

毎日乗っている人にとって、自転車は生活の中になくてはならない必需品です。しかし、屋内に駐輪されていることも多いからか、自転車の盗難件数は毎年約13万件と多い傾向にあります。

さらに年々自転車の盗難件数は増加傾向にあり、盗難する犯人たちは盗んだ自転車を自分で使い回すのではなく、解体しパーツごとに転売するなど、あらゆる方法で転売しているケースが多いです。

最近では組織で自転車などの盗難を行っているケースも多く、鍵やチェーンなどをかけていても専用の工具などを使い、短時間で盗まれてしまう手口が横行しています。

要注意!『盗まれる可能性が高い自転車』4選

では、一般的にどのような自転車が盗まれやすいのでしょうか。盗まれている自転車の多くに共通する特徴を紹介します。

1.軽量な高級自転車

価格が数十万円と高価な自転車は、本体はもちろんパーツだけでも高額転売できるという理由から犯人のターゲットに選ばれやすいです。

特に軽量な自転車やスポーツタイプの自転車は持ち去りやすい上にパーツごとに解体しやすいという特徴もあるため、転売目的の犯人に狙われやすい傾向にあります。

2.鍵やチェーンをかけていない

しっかりと盗難対策をしていない自転車は、簡単に持ち去ることができるので犯人にとっては格好の獲物です。自転車本体の鍵をかけていない自転車は、あっという間に我が物顔で持ち去られてしまうでしょう。

また、本体の鍵だけでは盗難被害に遭いやすいです。1つの施錠で屋外に駐輪している自転車も短時間で持ち去りやすいとターゲットになりやすいので、必ず二重以上のロックをかけてください。

3.毎日長時間、同じ場所に駐輪している

自転車盗難の常習犯や組織犯罪グループの場合、毎日決まった場所を徘徊してどの場所にどのような自転車が停まっているか確認しています。

毎日同じ場所に長時間停められている自転車は、持ち主が戻ってくるまでに盗難できる時間がたっぷりあることを意味してしまいます。

したがって、毎日長時間、同じ場所に駐輪されている自転車も狙われやすいので気をつけましょう。

4.人目につかない場所に停められている

大通りにある屋外駐輪場などは、人の目が行き届いているため盗まれにくい傾向にあります。対して裏路地や人の行き来が少ない場所や人目につきにくい環境の駐輪場に停めていると、人目を気にせずに持ち去れるため、犯人に狙われやすくなると考えられます。

人目を気にしなくて良い場所では、しっかり鍵を施錠しワイヤーロックをかけている自転車でも盗まれてしまうケースが多いです。なぜならば、大胆に大きな工具を使って施錠鍵を壊すなどの行為を働けるからです。

したがって、なるべく人目につく大通りや防犯カメラ付近に駐輪するなど、停める場所にも気をつけましょう。

被害に遭わないために必ずすべき自転車の盗難対策

自転車を盗難されないためには、日頃からあらゆる盗難対策を徹底することが重要です。

  • 通常の鍵に加えてワイヤーロックなど二重ロックをかける
  • ワイヤーを車輪、フレームと一緒に巻き付けて施錠する
  • 構造物(建物や電柱)に固定する
  • 毎日同じ場所ではなく駐輪する場所を日によって変える
  • 有名ブランドや高級自転車はカバーをかける
  • 家では屋外ではなく屋内や倉庫に駐輪する
  • 防犯登録する

本体に付いている鍵だけではなく、チェーンやワイヤーロックなどで二重にロックをかけたり、違反に該当しない構造物にチェーンなどで固定しておいたり、自宅では屋内にしまうなど、犯人が簡単に持ち去れないような対策をとってください。

また、盗まれてしまった時のために防犯登録をすることやGPSをつけておくなどの対策も有効です。

自転車は盗難されないよう日頃から徹底した対策を!

いかがでしたか。自転車は常習犯の手によってあっという間に持ち去られてしまいます。日常生活に支障をきたしてしまったり、買い替えにさらにお金がかかったりと大きな損害を生むため、日頃から徹底した盗難対策を講じましょう。

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