冷凍したパンを『解凍』する時のタブー4選…やってしまいがちなダメ行動とは?

パンは冷凍することで日持ちさせることができます。しかし、冷凍したパンは解凍方法を間違えると、本来の旨味や食感、香りが台無しになることも…。この記事では、冷凍したパンを『解凍』する時のタブーを解説します。パンを冷凍する機会が多い方は必見です!

長持ちさせるためにパンを冷凍…解凍時に注意して

パン屋などで販売されているパンは、基本的に消費期限が製造から1〜2日です。そのため、その日のうちに食べきれないパンは冷凍して日持ちさせるというご家庭も多いでしょう。

冷凍することで1週間〜10日ほど長持ちさせることが可能ですが、冷凍したパンは食べる時に正しい方法で解凍しなければ、食感や味、香りが台無しになってしまいます。

誤った方法で解凍しないよう、あらためて冷凍したパンの正しい解凍方法を確認しておきましょう。

冷凍したパンを『解凍』する時のタブー4選

冷凍したパンを解凍するときは、下記のような間違った方法で解凍しないよう注意してください。

1.袋に入れずに冷蔵室で自然解凍

冷凍したパンの基本的な解凍方法は『自然解凍』です。暑い時期でなければ常温で自然解凍できますが、夏場などは自然解凍すると雑菌が繁殖する恐れがあるので、冷蔵室で自然解凍します。

このとき、袋に入れたり上にかけたりせずに冷蔵室に入れてしまうと、パンが冷蔵室内で乾燥してしまいます。そのため、必ず冷凍した時の袋のまま冷蔵室に入れて、自然解凍されるまで待ちましょう。

2.袋などを密閉したままレンジで温める

冷凍したパンを取り出してからすぐに食べたいという場合、電子レンジで温めて解凍する人もいるでしょう。

しかし、冷凍の際に使っていた袋を密閉した状態のままレンジで温めてしまうと、凍っていたパンに含まれた水分が蒸発し、袋の中で蒸されてしまいます。すると、解凍したパンがべちゃっと大量の水分を含む状態になり、食感が失われてしまうのです。

3.デニッシュ系をアルミホイルで包まずトーストする

クロワッサンなどのデニッシュ系のパンを解凍する際、トースターを活用する人は多いでしょう。しかし、デニッシュ系をトーストする場合は、必ずアルミホイルで包んでトーストしてください。

冷凍したデニッシュ系のパンをそのままトーストしてしまうと、周りをコーティングしている砂糖によって焦げやすくなってしまいます。

「トースターで解凍したら真っ黒に焦げていた」なんてことにならないよう、デニッシュ系のパンは必ずアルミホイルで包んでからトーストしましょう。

4.惣菜パンの具が冷たいままトースターで温める

カレーパンやコロッケパンなど、惣菜パンには多くの種類があります。惣菜パンの場合、具が冷たいままトースターで温めるのはお勧めしません。

なぜならば、冷凍した惣菜パンをトースターで温めた場合、外側(パン)はしっかり温かめられて解凍できていても、中身(具)が解凍されていない可能性があるからです。

中に入っている惣菜パンの具はトースターでは温めにくいため、トースターで焼く前に電子レンジなどで数秒温める工程が必要です。

冷凍したパンを美味しく味わうために…正しい解凍方法は?

冷凍したパンを美味しく食べるためには、基本的に3つのステップを踏むことが重要です。

  1. 冷蔵室で自然解凍
  2. 具がある惣菜パンは電子レンジを使って30秒ほど温める
  3. トースターで自分好みの焼け具合になるまで温める

パンの種類によっても解凍方法は異なります。

例えば、菓子パンであれば温めは適していないため、自然解凍のみで食べるのが正解です。食パンはトースターのみで解凍します。惣菜パンは紹介した通り、自然解凍後に電子レンジで具材を温め、最後にトーストすることで美味しく食べられますよ!

冷蔵室で自然解凍する時間がないという場合は、電子レンジで30秒ほど温めて解凍した後にトースターで焼く方法をお勧めします。

冷凍したパンは正しい方法で解凍して本来の美味しさを楽しもう

冷凍したパンを誤った方法で解凍してしまうと、せっかくの食感や香りが台無しになってしまいます。今回紹介した正しい解凍方法を参考に、パンの種類に合った解凍方法を実践して美味しく味わいましょう。

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