目次
カーテンは予想以上に汚れている!
外から持ち込まれるホコリや花粉、調理時の油汚れなど、カーテンには様々な汚れが付着しています。特に、リビングや寝室、交通量の多い道路に面したカーテンは汚れが付きやすく、これらの場所で使用されるカーテンの洗濯は欠かせません。
カーテンに付着したホコリがダニの餌となり、カビがアレルギーを引き起こすこともあります。カーテンを設置してから一度も洗濯していない方は、ご家族の健康を守るためにも、定期的な手入れを心掛けましょう。
カーテンを洗濯する頻度
厚手の織物カーテン(ドレープカーテン)は年に1回の洗濯を推奨します。洗う時期としては、春から夏にかけての暖かい季節が最適です。この時期は洗濯後の乾燥も早く、カビの心配が少ないからです。
一方、レースカーテンなどの薄手のカーテンは、汚れが蓄積しやすいため、年に2~3回の洗濯をお勧めします。特に春や秋、年末の大掃除の際の洗濯が理想的です。
ただし、頻繁に洗濯を行うと生地が傷む可能性があります。見た目に汚れが目立つ場合は、部分洗いやスプレー洗剤を活用して対処しましょう。
カーテンを洗濯する前に
すべてのカーテンが家庭で洗えるわけではありません。まずは、カーテンについているお手入れ方法のタグを確認しましょう。
自宅で洗濯可能なカーテンには「手洗い可」「洗濯機可」といったマークが付いていますが、洗えないカーテンには「水洗いNG」「ドライ専用」と表示されています。洗えないカーテンを無理に水洗いすると、生地が縮んだり色落ちする恐れがあるため、専門のクリーニング店を利用するのが適切です。
カーテンの正しい洗い方
タグを確認した後は、洗濯の準備を始めましょう。以下にカーテンの効果的な洗濯方法を5ステップで説明します。
1. カーテンフックを取り外す
カーテンフックは洗濯前に必ず取り外してください。フックにもホコリが溜まっているため、取り外した後はカーテンフックを水洗いしてしっかり乾燥させます。
2. カーテンのホコリを取り除く
カーテンのホコリは掃除機やハタキを使って取り除きましょう。特に汚れがひどい場合は、液体洗剤を使用して汚れを浮かせることで落としやすくなります。
3. カーテンをジャバラ状に折り畳んで洗濯ネットに入れる
カーテンをジャバラ状に折り畳み、汚れが目立つ面を外側にして洗濯ネットに入れます。カーテンが洗濯ネット内で動かないように、適切なサイズのネットを選んでください。
4. 洗濯機で洗う
洗濯機を使用する場合は、「水流弱め」「水量多め」の設定を選びます。使用する洗濯コースや温度は、毛布コースやデリケート衣類コース、温度は40度以下が理想です。
脱水時間は1分程度にし、シワを防ぐために長すぎないよう注意しましょう。デリケートな素材にも使える中性洗剤がおすすめです。柔軟剤を加えると、カーテンが柔らかく仕上がります。
5. カーテンを干す
洗濯と脱水が終わったら、すぐにカーテンを取り出して干しましょう。薄手のカーテンは、フックを取り付けた状態でカーテンレールに掛けると自然にシワが伸び、早く乾きます。厚手のカーテンは、手でシワを伸ばしてから物干し竿に掛けると良いでしょう。
まとめ
カーテンは意外と汚れが蓄積しやすく、その汚れが多いほど窓からの光を遮って部屋を暗く見せます。特に、洗濯したことないカーテンは、時間の経過と共に黒ずみや臭いの原因となり得るため、定期的な手入れが必要です。
これまで一度も洗ったことがない方は、この記事をきっかけに、正しい洗濯方法でカーテンのお手入れを始めてみませんか?適切な洗濯方法と頻度で洗うことで、カーテンの寿命を延ばし、常に清潔で明るい室内を保つことができます。