掃除でやってはいけないNG行為7選!知らずにやると家が汚れる!?

掃除は効率よく時短で済ませたいものです。しかし、間違った方法では逆効果になることも。掃除をする時に気を付けたい、意外なNG行為と効率的な掃除の方法をご紹介します。

効果的な掃除の基本と注意点

きれいな家を維持するには、効果的な掃除が欠かせません。しかし、掃除のやり方を間違えると、かえって汚れを広げたり時間を無駄にしたりすることがあります。皆さんも、一生懸命掃除したのに思ったほどきれいにならなかった経験はありませんか?

効率的な掃除をするためには、正しい順序や適切な道具の使用、そしてやってはいけない行為を知ることが重要です。プロの清掃員の方々も、これらのポイントを押さえて効率的に作業を進めています。

それでは、まず避けるべき行為から見ていきましょう。

掃除をする時にやってはいけないNG行為7選

バツ印を示す女性

掃除の効果を高めるには、避けるべき行為を知ることが大切です。ここでは、意外と多くの人が犯しがちな7つのNG行為をご紹介します。これらを意識することで、より効率的で効果的な掃除が可能になるでしょう。

1. 掃除機をかける時は窓を開けるのはNG

部屋の窓を開けようとする主婦

「換気しながら掃除機をかければ一石二鳥!」と思われるかもしれません。しかし、掃除機をかける時に窓を開けっ放しにするのはよくありません。外から入ってきた空気で、フローリングのほこりが舞い上がり、掃除機で吸い取れなくなるからです。

また、ほこりは机の下や部屋の四隅など、特定の場所に集まりやすい傾向があります。窓を開けると、集まったほこりを部屋中にまき散らすことになります。結果的に、掃除の効率が下がってしまうのです。

窓を開けるタイミングは掃除機をかけた約10分後

では、いつ換気すればいいのでしょうか?掃除機をかけて10分ほど経つと、舞い上がったほこりが落ち着きます。このタイミングで窓を開けて換気すれば、効率よくハウスダストを追い出せるでしょう。

換気時のポイント

効率よく換気するには、対角線上の窓を2カ所以上開けるか、1カ所しかないときはサーキュレーターなどを使って空気の流れを作りましょう。また、窓は狭く開けたほうが風通しがよくなります。全開にはせず15cmほど開けるのがおすすめです。これにより、室内の空気が効率よく入れ替わります。

2. 洗剤を使って窓ふきをするとき「上から下」の順番で拭くのはNG

スプレーとクロスで窓ふきをする女性

窓拭きといえば「上から下」が基本だと思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、洗剤を使用した窓拭きは、「上から下へ」拭くべきではありません。洗剤をきれいにふき取ることが重要で、「上から下」の順だと洗剤が液垂れして跡が残ることがあります。

洗剤を使用した窓拭きは、「下から上」の順に行いましょう。これにより、液垂れを防ぎ、きれいに仕上げることができます。

洗剤使用時以外は「上から下」の順番での窓拭きが基本

ただし、洗剤を使用しない場合は話が変わります。この場合、窓ふきの基本は「上から下」です。ほこりは上から下へ落ちるので、低い位置から掃除を始めると、せっかくきれいに窓を拭いても再度ほこりが溜まってしまいます。

3. ウエットシートでほこり拭き取るのはNG

フロアーシートでフローリングを掃除しているところ

便利なウエットシートは様々な場面で重宝しますが、ほこり取りには適していません。ほこりの除去を行うとき、最初に濡れた雑巾やウエットシートなどを使用すると、ほこりが水分を吸収して除去が困難になります。水分を含んだほこり汚れは、伸びて広がり、落ちにくくなります。

最初はモップでほこりを除去

乾いたほこりには、乾いたアイテムを使用するのが適任です。クイックルワイパーやフロアモップ、フローリング用のコロコロなどを使用してほこりを除去し、その後フローリングを水拭きしましょう。この順序で行うことで、効率よくきれいに掃除ができます。

4. 畳を水拭きするのはNG

和室の畳みの上に置かれたほうき

畳は日本の伝統的な床材ですが、その扱い方を誤ると劣化を早めてしまいます。畳は基本的に水拭きはNGとされています。畳に水をこぼしたり、水洗いをしたりすると、湿気がおびてカビやダニが繁殖する原因になります。

畳の掃除は、掃除機や畳用のほうきを使用しましょう。これらの道具で十分にほこりを取り除くことができます。

掃除機やほうきで除去できない汚れが気になるとき

しつこい汚れの場合はどうすればいいでしょうか。掃除機やほうきで除去できない足跡やべたつきが気になるときは、固く絞った雑巾で軽く拭き、必ず乾いた布で乾拭きします。忘れずに換気も行ってください。サーキュレーターや扇風機を使用して、事前に水気を飛ばすと安心です。

5. 洗剤の液を本体製品以外の容器に移し替えるのはNG

容器に入った沢山の洗剤

「使いやすいように小分けにしたい」と思うかもしれませんが、洗剤の液を本体製品以外の容器に移し替えるのは危険です。特に、アルミ缶などの金属製容器を使用すると、化学反応が起きて腐食によって液が漏れたり、破裂や溶ける可能性があります。

さらに注意が必要なのは、種類が異なる洗剤を同時に使用することです。これにより、有毒ガスが発生することがあるので、非常に危険です。例えば、塩素系漂白剤と酸性洗剤を混ぜると、有毒な塩素ガスが発生します。

安全のため、洗剤は必ず元の容器のまま使用し、異なる種類の洗剤を混ぜることは絶対に避けてください。

6. 掃除機を押しながら素早くかけるのはNG

「早く終わらせたい!」という気持ちはわかりますが、掃除機を使う際はゆっくりと丁寧に行うことが大切です。掃除機は力を入れたからといって、たくさんほこりやゴミが吸引できるわけではありません。むしろ細かいゴミを取りこぼしたり、フローリングの場合は床を傷つけてしまうこともあります。

掃除機は押す時よりも引くときのほうが、吸引力が強くなります。これは押しながらゴミをかき集め、引きながら吸い込む仕組みになっているからです。正しいかけ方は、力を入れず押して引く動作を5秒以上かけてゆっくりと行うことです。

この方法を意識することで、ほこりやゴミをしっかり吸引でき、床も傷つけにくくなります。

7. トイレで掃除機を使うのはNG

便座の蓋があいたままのトイレ

トイレの掃除は特に注意が必要です。トイレの床は病原菌で汚れている可能性が高く、掃除機をかけるとヘッド部分が汚染されます。そして、同じ掃除機を他の部屋で使うと、場合によっては病原菌をまき散らすことになりますので、気を付けましょう。

トイレの床掃除には、使い捨てのシートや専用のモップを使用するのがおすすめです。これらを使えば、衛生的に掃除ができ、他の場所を汚染するリスクも減らせます。

効率的な掃除の方法

掃除をする女性 ブルーバックイメージ

NGな行為を避けるだけでなく、効率的な掃除方法を知ることも大切です。正しい掃除方法を知れば、時間を節約しつつ、よりきれいな空間を作ることができます。ここでは、プロも実践している効率的な掃除のコツをいくつかご紹介します。これらの方法を取り入れることで、掃除の質と効率が大幅に向上するはずです。

掃除の順序を意識する

効率的な掃除の鍵は、正しい順序で行うことです。基本的な順序は以下の通りです。

  • 1. 上から下へ
  • 2. 奥から玄関へ
  • 3. 乾いたものから湿ったものへ

部屋の掃除の基礎は、天井からです。2階建てならば2階から、というように上から下に向けて掃除をしましょう。これは、ほこりが下に落ちてくるため、下から掃除すると二度手間になってしまうからです。

水回りの掃除は先に行い、トイレ、お風呂、キッチンの順で掃除するのが効率的です。水回りは他の場所より汚れやすく、また掃除に時間がかかるため、先に済ませておくとよいでしょう。

拭き掃除を先に行う

多くの人が掃除機から始めがちですが、実は拭き掃除を先に行うのが効果的です。掃除機をかける前に、拭き掃除を行いましょう。これにより、掃除機の風圧でほこりが舞い上がるのを防ぐことができます。

特に、高い場所や棚の上などは、掃除機をかける前に乾いた布やはたきでほこりを落とすことが大切です。落としたほこりは床に落ちるので、その後の掃除機がけで効率よく除去できます。

朝の時間帯を活用する

「朝だからこそできる掃除がある」というのをご存知でしょうか。朝一番、誰も起きていない時間帯が床掃除に最適です。家族が寝静まっている間にほこりが床に集まっているので、起きてくる前が勝負です。

また、朝は空気が澄んでいるので、窓を開けての換気も効果的です。新鮮な空気を取り入れながら掃除をすることで、気分よく一日をスタートできるでしょう。

掃除しやすい環境を作る

日々の掃除を楽にするコツは、掃除しやすい環境づくりにあります。以下のポイントを意識してみてください。

  • 扉や蓋のある収納を使用し、出しているモノを減らす
  • 掃除しやすい素材や家具を選ぶ
  • 定期的に不要なものを処分し、モノを減らす
  • 毎日少しずつ整理整頓を心がける

また、最近ではロボット掃除機を活用する家庭も増えています。毎日自動で掃除してくれるので、日々のメンテナンスが楽になりますよ。

まとめ

掃除をする時、基本的に換気は必須です。しかし、掃除機をかける時は窓を開けないようにしましょう。塩素系漂白剤などの洗剤類を使用するときは、必ず換気してください。

効率的な掃除方法を意識することで、時間を節約しつつ、きれいな空間を維持することができます。正しい掃除の手順と適切な道具の使用を心がけることで、より効果的に掃除を行うことができるでしょう。

毎日完璧に掃除をする必要はありません。少しずつでも、コツコツと続けることが大切です。この記事で紹介した方法を参考に、あなたなりの効率的な掃除術を見つけてください。きっと、毎日の暮らしがより快適になるはずです。

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