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アスパラの冷凍保存方法
サイズが大きい場合
太くて大きいアスパラは歯ごたえも良いですが、根元は硬く筋も気になります。まず下処理をしてから茹で、冷凍はその後におこないましょう。
アスパラの根本は茹でても硬くえぐみが強い部分ですので、根元から2~3cm切り落とします。また根本から4~5cmくらいの部分には筋があるので、ピーラーで軽く皮を剥いておきましょう。
茹でる前にあらかじめ好みの長さにカットしておくこともおすすめです。長さも4等分や半分、1本のままなど、お料理のメニューを想定していくつか用意しておくと便利です。
サイズが小さい、細目の場合
細めのアスパラは下茹でせずに生のまま保存しても良いでしょう。適当な長さにカットし、そのままフリーザーパックで冷凍してしまいましょう。
加熱したい場合は電子レンジでおこなうこともおすすめです。下処理を済ませたアスパラを軽くラップに包みます。細いアスパラの場合は、500Wで30秒ほど加熱してください。アスパラの太さや加熱する量によっても変わりますので、10秒くらいずつ様子を見ながら加熱時間を調整してください。
加熱後はお湯で茹でる場合と同じように氷水にさらして余熱を取り、水けを拭いて冷凍しましょう。
冷凍保存するための茹で方
- 塩を入れたお湯で、根元から先に茹でる
- すぐに氷水にさらす
- キッチンペーパーに広げて水分を取る
- ステンレスバットに広げて一気に冷凍する
カップ4に対し塩さじ1を入れ、根元をほかの部分より10秒ほど長めに茹でます。全体の茹で時間は強火で40秒~1分程度です。茹で過ぎると味や食感が落ちるので、料理するときにもう一度加熱することを想定して「まだ硬いかな?」くらいにしておきましょう。
茹でてすぐ氷水に入れると余熱による加熱を防ぐことができ、色も鮮やかになります。キッチンペーパーで水けをしっかり拭き取れば、食べた時の水っぽさもなくなりますし、冷凍したときにアスパラ同士がくっつくことを防ぐことができます。
ステンレスバットに広げて冷凍するとアスパラは素早く凍ります。完全に冷凍されてからフリーザーパックなどに移し変えて、空気を抜いて保存しましょう。
冷凍したアスパラの解凍方法
冷凍保存したアスパラを解凍するときは、室温で解凍するか、冷蔵庫に移し替えてゆっくり自然解凍してください。炒め物などに使う際は、冷凍の状態のまま直接入れてしまっても大丈夫です。一度加熱されているので、火が通り過ぎないタイミングで使用しましょう。
アスパラの冷凍保存の賞味期限
アスパラを冷凍保存した場合の賞味期限はおよそ1カ月と言われています。長期間冷凍保存していると、アスパラが冷凍やけや変色をおこし風味も落ちてしまいます。
賞味期限を延ばすには、保存袋のチャックをしっかり閉め、空気に触れないように保存することが大切ですが、なるべく早く美味しいうちに食べきるようにしましょう。
アスパラの冷蔵保存方法
冷凍をせずに冷蔵保存する際はアスパラの乾燥に注意が必要です。アスパラは水分含有量が多いので、保存する際は新聞紙に包む、袋に入れるなどして水分の蒸発を防ぎましょう。
冷蔵の際はアスパラの穂先を上にした状態で立てて保存します。牛乳パックや瓶を使うと良いでしょう。根元が少し浸るくらいの水を張っておくとより効果があります。
アスパラの冷蔵は野菜室より冷蔵室の方が適しています。冷蔵庫の野菜室の温度が、アスパラを保存する際の最適温度である2.5℃より高い5~7℃になっていることが多いからです。アスパラをより長持ちさせるためには、野菜室ではなく冷蔵室で保存するようにしましょう。
アスパラの冷蔵保存の賞味期限
アスパラは収穫後も生育し続けていてエネルギーを消耗しています。このため、常温では3日程度しか持ちません。
冷蔵保存すれば1週間程度は持つと言われていますが、この期間もエネルギーは消耗され続けています。購入して数日以内に食べる予定がある場合は、冷凍ではなく冷蔵保存で十分ですが、美味しい状態を少しでも長く保つためには冷蔵する際の工夫も必要ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。生のままではどんどん鮮度が落ちてしまうアスパラも、適切な方法で冷凍すれば長期保存が可能ということがおわかりいただけたかと思います。
アスパラにはカロチン、ビタミンなど豊富な栄養素が含まれています。新陳代謝を高める効果や疲労回復効果、美肌つくりなどに役立つの優秀な野菜なので、新鮮なうちに正しく冷凍保存し、毎日の食卓に積極的に取入れたいですね。