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洗濯物を干すときのNG行為5つ
洗濯物の干し方が間違っていると、洗濯物が乾きにくくなったり、嫌な臭いや黒ずみの原因になったりします。ここでは、洗濯物を正しく乾かすために避けるべきNG行為を5つご紹介します。間違った干し方をしていないか、今一度確認してみてください。
1. 夜に外干しする
NG理由:虫が寄ってくる
「カーテンから漏れる光が、夜行性の虫を引き寄せるため、夜間の外干しは避けた方が良いです。さらに、白い服や綿・麻素材は光るように見えて虫が寄りやすく、卵を産み付けられるリスクもあります。特に自然が豊かな環境や庭がある戸建てでの夜に外干しは注意が必要です。
NG理由:防犯上のリスク
泥棒に狙われやすいという防犯上のリスクがあります。洗濯物を見て『まだ帰宅していない』と誤解されることがあります。さらに、夜に外干しした洗濯物は、放火や下着泥棒などの犯罪に巻き込まれやすい状況になりがちです。
NG理由:乾きにくい
夜に洗濯物を干すと、夜霧や湿度の高さにより衣類が乾きにくくなります。長時間湿った状態が続くと、衣類に雑菌が繁殖しやすく、不快な臭いが発生することがあります。また、突然の雨に気づかず干しっぱなしにするリスクも懸念されます。特に集合住宅で夜間に洗濯機を使用する際は、洗濯音や振動への注意が必要です。
夜に外干しは衣類を日焼けから保護するメリットもありますが、これらのデメリットを考慮するとおすすめできません。
2. 密集させて干す
洗濯物は空気の流れを確保することで早く乾きます。多くの洗濯物を密集させて干す方法は避けるべきです。重なる部分が多くなると、生乾きや黒ずみの原因になります。
ピンチハンガーで長い洗濯物を内側に干すのもNGです。風が通るようにタオルなどの長い洗濯物は外側に、短い洗濯物は内側に干し、中心部から床にかけて大きな空間を確保するアーチ状の干し方が効果的です。
3. タオルやズボンなどの布地を重ねて干す
タオルやズボンを干す際、半分に折って布同士が重なるようにするのは避けるべきです。この方法はスペースを節約できますが、布同士が重なることで水分が逃げにくくなり、内側が乾きにくくなります。
空気に触れる面積を最大化して風が直接当たるようにすることが速乾のコツです。折って干す場合は、あえて長さを非対称にずらして干すか、ピンチハンガーで長いほうをジグザグに吊るす方法、またはズボン用のハンガーで四隅を留めて干す方法が効果的です。これにより、布同士が重ならないように空気の通り道を確保してください。
4. 靴下のつま先を留めて干す
靴下をつま先を上にして干すのはおすすめできません。この方法では洗濯ばさみの跡がついてしまうことがあります。多くの方が履き口を下にしてつま先に洗濯ばさみを使いますが、つま先を留めて干すと履き口に水分が溜まり、ゴム部分が乾きにくくなります。
その結果、水分の重みで履き口が伸びてしまい、靴下が早く劣化することもあります。靴下は基本的にゴムの部分を上にして干すのが望ましいです。
5. 部屋干しでカーテンレールに干す
部屋干しをする際、カーテンレールに洗濯物を干すことは推奨されません。カーテンレールは洗濯物を支えるために設計されておらず、耐荷重を超えるとレールが破損するリスクや、固定用のビスが損傷する恐れがあります。さらに、湿った洗濯物がカーテンに触れると、洗濯物は乾きにくくなる上に、カーテンにカビが生じる可能性も高まります。
まとめ
日中外出している際には夜の外干しは便利に思えるかもしれませんが、虫がついたり、防犯上のリスクや生乾き臭などの問題が多いため、避けた方が賢明です。
夜に洗濯物を干す必要がある場合は、扇風機やサーキュレーターを使いながらの部屋干しがおすすめです。また、洗濯物を干す際には、風通しを悪くしないようにすることが大切です。干す時間帯だけでなく、干し方や干す場所にも注意を払いましょう。