目次
部屋の湿気が多いとどのようなデメリットが起こるの?
部屋の中の湿気が多いと、過ごしにくさを感じる人も多いでしょう。不快感を感じやすい高い湿度の部屋に居続けると、以下のような健康被害を招くかもしれません。
- 皮膚のべたつき等の不快感が出る
- ダニやカビが発生しやすくなる
- 虫や菌の発生
心身に不快な症状を起こしてしまう前に、湿度が高くなりやすい部屋の特徴や原因となる行動をチェックしておきましょう。
湿度の多い部屋の特徴4つ!当てはまっていたら要注意
湿気が多い部屋には、以下のような特徴があります。当てはまっているご家庭は早めに改善しましょう。
1.コンクリートがむき出しになっている部屋
コンクリート打ちっぱなしの部屋は、おしゃれに見えるという理由から若い世代に人気です。しかし、住むことを考えるとメリットだけでなくデメリットもあります。
- 防音性に優れているが、湿度をため込みやすい
- カビの発生リスクが高まる
「コンクリートにはカビが発生しない」と思っている人がいるかもしれませんが、きちんと換気しなければコンクリートにもカビが発生してしまいます。
2.鉄筋コンクリート構造で築年数が経過していない
新しい家は、とても魅力的ですよね。しかし、築年数が経過していない物件を選ぶ場合、住む前にどのような素材を使って建てられているのか確認すべきです。
- コンクリート同様、湿度をため込みやすい
- 基礎のコンクリート部分が完全に乾燥するのに数年かかるため、カビが発生しやすい
鉄筋コンクリート構造の場合、快適に暮らすことを重視するならば、建築から数年経過した家や部屋を選ぶことをおすすめします。
3.浴槽に湿気が充満している状態でドアを開けっぱなしにする
浴槽や浴室に湿気が充満しているときは、ドアを開けっぱなしにすべきではありません。
- 浴槽内の水分が少しずつ気化して、湿度が高くなる
- 換気扇を回さないままドアを開け放って部屋に湿気が流れ込む
- 浴槽にお湯が残っている場合は、湯気で湿度が上がりやすい
お風呂の湿気だけでは広い部屋の湿度を上げることはないと思う方も多いでしょう。しかし、浴室の湿気は想像をはるかに上回っています。家の中に充満しやすいため注意してください。
4.換気や空気の循環を考えず部屋干ししている
湿気や換気に関して考慮せず、常に締め切った状態を維持するのは良くありません。洗濯物を部屋干しする時はなおさらです。
- 対策せずに室内に濡れた洗濯物を干している状態は、湿度を高める原因に
- 除湿だけ、空気循環だけなど、どちらか一方しか配慮していない場合も湿度が高まりやすい
- 夏場や梅雨など雨が続いている時期は、特に注意が必要
湿度は思っているよりも簡単に高くなります。湿度が高い環境を作らないためにも、換気と空気の循環は同時に行って上手に除湿しましょう。
室内の湿度を下げる除湿のポイントは?
室内に湿気をためないためにも、以下の方法を実践してみてください。
- こまめに換気する
- 除湿器を使う
- エアコンの除湿機能を使う
- 除湿剤の使用
- サーキュレーターや扇風機を使って、空気を循環させる
雨が続き外の湿度も高い時期は、換気だけでは室内の湿気を取り除くことが難しい日も多いです。このような時は、エアコンや除湿器を上手に活用すると、室内の湿気を効率的に取り除くことができます。
また、晴れている日は、1日に数回窓を開けて空気を循環させるよう心がけてください。真冬は窓を開けることを躊躇しやすい季節ですが、1日に1回は窓を開けて換気を行い、エアコンなどを活用して室内を快適な環境へと調整しましょう。
室内の湿度が高くならないよう部屋の環境を見直そう
湿度の高い部屋には、いくつか共通した特徴があります。湿気は意識的に対策を講じることで不快感を軽減することが可能です。建物の構造や築年数、窓の数や風通り具合などをチェックして、室内に湿気をとどめないよう気をつけましょう。