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日本人なら覚えておきたい日本食のマナー
日本料理のマナーは細かいものが多く、すべてを完璧に守りながら食事をするのは、疲れるかもしれません。しかし、基本的なマナーを知っておくことは大切で、知らないと、場合によっては恥をかいてしまうことがあります。
今回は、日本人であれば覚えておきたい日本食のマナーをご紹介します。格式のあるお店での食事も、スムーズに進められるようになりましょう。
実は間違いかもしれない『日本の食事マナー』6選
日本食でやってはいけない、やってしまいがちなNG行為をまとめてみました。
1. わさびを醤油に溶かす
お刺身や手巻き寿司を楽しむ際、醤油にわさびを溶かしてしまうのはマナーに反します。わさびやその他の調味料は、醤油に混ぜずに、直接食材の上に乗せて味わうのが正しい食べ方です。
2. 好みのものを先に食べる
複数の料理が提供される際、特に好きな料理から手を付けたくなることは理解できます。日常の食事ではこれで構いませんが、フォーマルな場では避けた方が良い行動です。伝統的な日本食では、薄味の料理から順に味わうのがマナーとされています。
3. 箸を握った状態で皿を持つ
箸を手に持ったままで皿を交換したり、飲み物を手に取る行為は、マナー違反とされています。食事中に様々な動作をすることは、日本の食事だけでなく様々なシーンで好ましくないとされています。皿を変える時や飲み物を取る際は、箸を一時的に置くようにしましょう。
4.魚を裏返して食べる
サンマやその他の焼き魚を食べる際、一方の面を食べ終えた後、多くの人が魚を裏返して残りを食べます。日常生活ではこれで問題ないですが、日本料理店でこの方法で食べると失礼にあたります。焼魚を食べる正しいマナーは、一面を食べ終えたら骨を慎重に取り除き、魚を裏返さずに残りを食べ進めることです。
5. おしぼりでテーブルを拭く
もし食事中に食べ物をテーブルにこぼしたら、反射的におしぼりで拭き取りたくなるかもしれませんが、これは避けるべきです。
おしぼりは手を清潔にするために提供されるもので、使用後は清掃業者が再利用することを前提としています。しょうゆなどがついてしまうと、再利用が難しくなることがあります。何かをこぼしてしまった場合は、スタッフに対応を依頼しましょう。
6. 食べ終わった皿を積み重ねる
普段家で食べ終わった後、皿を重ねてシンクへ運ぶことが多いかもしれません。しかし、飲食店で同じことをすると、汚れを広げる恐れがあり、適切ではありません。食べ終えた後の食器は、そのままの配置でスタッフに任せるのがベストです。
身につけるべき食事の基本マナー
どんな食事の場でも、他の人に不快感を与えない食べ方を知っておくことは非常に大切です。
- すすりながら食べない
- 音を立てずに食べる
- 料理の味に不平を言わない
- スタッフに感謝を示す
- 好き嫌いで食べ残さない
- 食べ散らかしたまま帰らない
全ての細かなマナーを完璧に守る必要はありませんが、基本的なマナーを心掛けることで、食事の場で周りを不快にさせることなく、楽しい時間を過ごすことができます。基本的な食事マナーは、共に食事を楽しむためにも重要です。
まとめ
日本料理をはじめとする食事の際、無意識に行ってしまいがちな行動が、実はマナー違反とされていることが少なくありません。特に格式のあるレストランなどでは、こうしたマナー違反を避けることが重要です。
日々の食事でもこれらのポイントを意識しておくことで、どんな場所でも恥をかくことなく食事を楽しむことができます。マナーを守り、心地よい食事の時間をみんなで共有しましょう。