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意外と被害者が多い『ぼったくり居酒屋』とは
昔からキャッチにより居酒屋に誘導し、明らかに法外な請求を突きつけてくる『ぼったくり居酒屋』は存在しています。近年もぼったくりにあったという被害は多く報告されており、数万円の払えないほどではない金額から、明らかに高額すぎる請求まで事例はさまざまです。
また、会計に関しては民事事案であることから、警察が捜査してくれなかったり動けないケースも多く、ぼったくりに遭っても残念ながら取られた金額が返ってこないというケースが大半です。
ぼったくり居酒屋で高額すぎる請求に遭わないためにも、事前に見極めるコツを知っておきましょう。
要注意!『ぼったくり居酒屋』を見極めるコツ5選
『ぼったくり居酒屋』には、いくつか共通点がある店舗も多いです。以下のような特徴が複数当てはまっている場合、あるいは少しでも違和感を覚えたら、キャッチを断ったりすぐに退店しましょう。
1.店名が表示されていない、わかりにくい
店員のキャッチに誘われて店舗前まで行くと、なぜか店名が看板やのれんなどに表示されていなかったり、とてもわかりにくい形で記載されている場合、ぼったくり居酒屋であるケースが多いです。
小料理店などはひっそりと営んでいるケースもありますが、薄暗い路地にある居酒屋街のあたりにこのような店舗がある場合は、ぼったくりに遭う可能性も高いので注意しましょう。
2.入店してすぐにお金を支払わされる
ぼったくり居酒屋の中には、キャッチの時に「〇〇円で飲み放題ですよ」と誘い、入店時にその金額を支払わせる店もあります。これは入店してからすぐに退店させないための罠だと注意喚起されることも多いです。
居酒屋ではメニューを頼み、飲食が終わってから全ての精算を行うところが基本です。しかし、最初になぜか金額を支払わなければいけない店舗は、ぼったくり居酒屋の可能性が高いので、その時点でお断りするのが無難でしょう。
3.店内が全体的に薄暗く雰囲気が悪い
ぼったくり居酒屋は店内が全体的に薄暗いという特徴が共通しています。オシャレな雰囲気を出すために薄暗くしているのではなく、明らかに雰囲気の悪い薄暗さが特徴的です。
また、店内が異様に静まっていたり、店員の態度や接客に違和感や不快感を覚えるという点も共通しているケースが多く見受けられます。
4.メニューに料金が明確に記載されていない
居酒屋のメニューには、1品1品明確に金額が記載されていたり、コースや飲み放題の場合は「〇〇円でこれだけのメニューが含まれています」「〇〇円でこのドリンクメニューが◯時間飲み放題です」など、詳細に記載されています。
しかし、ぼったくり居酒屋の場合は、最終的に客から法外な金額を取ることが目的なので、明確に料金やメニュー内容が記載されていないところが多いです。
メニューを見たときに「料金がわかりづらい」「プランがよくわからない」と感じる場合は、早めに何らかの理由をつけて退店するべきでしょう。
5.飲み放題メニューでキャッチしていることが多い
ぼったくり居酒屋の共通点として、飲み放題メニューをメインにキャッチしている店舗が多く見られます。この際、明確な料金やその他のメニューを見せず、曖昧な料金設定の飲み放題メニューばかり勧めてくる店員が多いようです。
もちろん、正当に営業している居酒屋でも飲み放題メニューを売りにしているところは多くあります。見極め方としては、他にはどのようなメニューがあるのか、チャージ料金などはないかなど、料金やメニューを明確に教えてくれるか尋ねてみましょう。
もしも『ぼったくり居酒屋』に入ってしまったら?
入店してから「ここはぼったくり居酒屋だったかも…」と気付く人も多くいるでしょう。その場合は、まずすぐにそのお店を退店するよう努めてください。
その際、可能であればトラブルに見舞われた時に警察に届け出を出せるよう、スマホのボイスレコーダーなどで音声を記録しておくと安心です。
また、会計時に明らかに法外な金額を請求された場合は、自分の納得いく金額(最初に示されていた飲み放題分の金額や、注文したメニューに記載のあった金額など)だけ支払いましょう。
一度支払ってしまうとお金が戻ってこない可能性が非常に高いので、その他の怪しい料金は支払わずに退店することが重要です。
その時に脅迫された場合は、その場で警察に連絡する素振りを見せたり、明細書を受け取り後ほど裁判を起こすことを伝えて、強引に店を退店してください。
『ぼったくり居酒屋』のキャッチ文句には注意して
いかがでしたか。『ぼったくり居酒屋』の被害に遭っている人は意外と多くいます。何気なくついて行った店がぼったくりだったというケースが多いので、キャッチしている店員の誘い文句には特に用心深く確認を入れましょう。