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電車の優先席に座るのは絶対ダメ?
電車やバスは、優先席が設けられています。車内に人が少なく、乗客が椅子に座っているようなときは、健康な人が優先席を使っても問題ありません。
しかし、優先席の使用方法を間違えると、優先席を使用すべき人が利用できず、周囲の人から冷たい視線を浴びるかもしれません。そのような事態を招かないためにも、優先席ですべきではない使い方を把握しておきましょう。
電車の優先席ですべきではないNG行為5選
電車の優先席ですべきでない、NGな席の使い方をご紹介します。
1.荷物置き場にする
優先席に人が座っていなくても、自分の手荷物を席に置くのはよくありません。人が座っていなくても、荷物を置くと座席が埋まるため、利用しにくくなります。手荷物が多いときは、自分の足元に置いてキープしましょう。
2.健康なのに席を譲らない
優先席は、心身に障害や不調を持っていなくても利用可能です。しかし、健康なのに、混雑時の電車の優先席に何食わぬ顔をして座り続けるのはよくありません。
急に体調を崩した人も座るべき席なので、混雑中は席を立ち、ほかの人が使いやすいよう配慮してください。
3.優先席に座っている若い人に、偏見の混じった罵声を浴びせる
優先席を若者が利用していると、「若者が座るな」「健康ならほかの席に座れ」など時折冷酷な言葉を浴びせる人がいます。若い人も病気やけがをする上、見た目ではわからない病気も多くあるので、若い=健康と決めつけるのはナンセンスです。
年齢関係なく健康な人が周囲の状況を見て優先席を譲る、という認識を持っておきましょう。
4.無理やり座り、席を横取りする
優先席がすでに満席だとわかっていて、わずかな隙間に割り込み席を横取りするような行動を取るのは絶対やめましょう。席を譲ってほしいときは、既に座っている人に席を譲ってほしい旨を伝えてみてください。
割り込みは、優先席のみならず、どのような場面でも周囲の人が不快にさせる行為です。
5.一人で席を複数取る
優先席は、ほかの座席と同じように一人1つのシートを利用してください。優先席で寝転んだり、手荷物を座席に乗せてくつろいでいいというわけではありません。車内で人が倒れたり、座れないほどの重病状態などの場合を除き、一人1シートの利用がマナーです。
優先席の正しい使い方
優先席の正しい使い方は、以下の通りです。
- 優先席に座るべき人に席を譲る…体が不自由な人・障害を持っている人・乳幼児連れの人・妊娠中の人・年配の人
- 車内で体調が悪くなった人
- けがをしている人
一見健康そうな人でも、内臓疾患や目に見えない心の病気を抱えていることがあります。健康そうに見えるからといって、席を譲るよう強い口調で相手を責め立てるのはよくありません。
優先席に座る人、席を譲る人、双方を見ている人、みんなが優しく譲り合う気持ちを持ち、気持ちよく電車を利用するよう心がけてくださいね。
まとめ
電車やバスの優先席は、体が不自由な人、妊娠中の人、お年寄りなど、支援が必要な方々に優先的に利用されるべき場所です。荷物を置いたり、無理に席を占有したりすることなく、一人一席を守り、周囲への配慮を忘れずに。
さらに、見た目では判断できない病気や障害を持つ人もいるため、若い人が優先席を利用している場合でも、その背景を思いやる姿勢が大切です。優先席をめぐる様々な状況に配慮し、譲り合いの精神を持って、誰もが快適に公共交通機関を利用できるようにしましょう。