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刺身の常温放置…何分経ったら危険?
刺身は日持ちせず、すぐに劣化してしまう可能性が高いものです。そのため、常温放置は真冬でも厳禁!
- 高温状態の場合…30分ほどで腐敗
- ひんやりしている常温…半日が限界
魚の種類や保存環境によって差があるものの、刺身そのものは常温保存に不向きといえます。余ってしまった物はすぐに冷蔵庫に入れたり加熱するなどの工夫を実践しましょう。
刺身を絶対に口にしてはいけないサイン
口にするのが危険な状態になっている刺身には、以下のような異常サインが出ていることが多いです。
1.異臭がする
刺身から、明らかな異臭がしているときは、火を通しても食べるべきではありません。
- 強い生臭さ
- 鼻を突く強烈な異臭
刺身は生ものですが、強烈な生臭さを放つ種類の食材ではありません。刺身本来の香りとは明らかに異なる臭いがしているときは、封をして臭いが漏れないよう工夫して破棄しましょう。
2.外見が変化する
刺身の外見が変化しているときは、潔く破棄してください。
- 変色している…黒・茶色・緑などカビが発生しているときの色も含む
- 刺身の表面部分に、白っぽい膜のようなものが張っている
- 刺身の柵を切ったとき、刺身の角が変形する
- 刺身あ包丁にへばりつく
外見の変化は視覚でとらえられるので、あきらめがつきやすいのが特徴です。変色している部分だけを切り取ったとしても、刺身全体が劣化いているので食べるべきではありません。
3.触感に異変がある
刺身に触ったとき、明らかに異変を感じると劣化しています。
- 本来ないはずの、ぬるつきやべたつきを感じやすい
- 手で触った後、手と刺身の間にべたついた糸ができる
- カサカサに刺身そのものが乾燥しきっている
ぬめりやべたつきを水で落としても、刺身の鮮度は回復しません。それと同じように、カリカリに乾燥しているものを水に戻しても食べられるわけではないので、触れたときの間食に違和感がないかしっかりと確認する必要があります。
4.口に入れたときに違和感がある
刺身の見た目やニオイ、食感そのものに異変がなかったとしても、味が変わっているものは危険です。
- 舌がピリピリする
- 本能的に危険だと感じる味になっている
- 本来ないはずの弾力がある
刺身の食感や味に異変を感じたら、わずかな変化であっても口から吐き出しましょう。食べてしまうと、食中毒を起こしてしまう可能性があります。
刺身の正しい保存方法
刺身の正しい保存方法は、以下の通りです。
- 刺身を軽く水洗いして、表面に付着した水を拭きとる
- 柵の場合はキッチンペーパーでくるみ、刺身にラップをして密閉した状態で冷蔵保存
- 柵に巻いたキッチンペーパーがドリップで汚れたら、その都度交換
刺身は非常に繊細な食材なので、正しい保存方法を身につけて少しでも長い時間鮮度をキープしましょう。
まとめ
刺身は、劣化しやすい食材です。保存状態がよくないと、急速に劣化して腐ってしまうかもしれません。劣化した刺身の特徴を把握しておくことで、食中毒を防ぎやすくなりますよ。