目次
スポーツドリンクとは
スポーツドリンクとは、日常生活や運動したときに体から失われてしまった水分を効率よく補うことができる飲料のことを言います。スポーツドリンクに含まれる成分は以下の通りです。
- 水分
- ミネラル
- 塩分
- 糖分
- クエン酸
といった成分が含まれています。コンビニやスーパーなど、どこでも手軽に購入できるので飲む人も多いのではないでしょうか。また、夏場の熱中症対策に飲んでいるという人も増えています。
経口補水液とスポーツドリンクの違い
経口補水液とは、水にナトリウムやブドウ糖などを一定の割合で調合した飲み物のことです。スポーツドリンクとの違いは、糖分の量が少なく塩分の量が多いところ。人間の体液と同じ浸透圧にすることで吸収率や速度が速いです。熱中症や下痢などで脱水症状が出たときに素早く水分補給することができる為、飲む点滴と言われています。しかし、日常生活で飲むには塩分濃度が高いため、通常の水分補給にはあまり適していません。
スポーツドリンクは飲みすぎると危険?
スポーツドリンクは、運動や重労働で大量の水分が失われることを前提に作られた飲み物です。そのため、あまり汗をかかないにもかかわらず大量に摂取してしまうと、糖分や塩分を過剰に摂取してしまうことになります。
水分補給のために日常的にスポーツドリンクを飲んでしまうと、糖分の取りすぎで太りやすくなってしまったり、糖尿病の危険性が高まったりしてしまいます。そのため、日常生活での水分補給にはミネラルウォーターを飲むようにしましょう。
スポーツドリンクはいつ飲めばいいの?
スポーツドリンクは、その名の通り「スポーツ」などで汗を大量にかいたときに飲むのがベストです。また、炎天下にいるときや重労働で汗をかいたときにも効果的です。しかし、汗をかくからと言って大量に飲むことはおすすめしません。上記でも解説したように、スポーツドリンクには糖分も多く含まれています。その量は500㎖のペットボトルで角砂糖5~8個分です。
角砂糖で考えると結構な量ではないでしょうか。これを毎日何本も飲んでしまうと、血糖値が上昇してしまい体に不調が出てしまうこともあります。運動で汗を流しているとき以外は、水や麦茶で水分を補給しましょう。水を飲むときに塩飴や塩分を含むタブレットを一緒に食べることで、効率よく水分を吸収することができます。
最後に
近年、夏場の厳しい暑さで水分補給への意識が高まってきています。手軽に美味しく飲めるスポーツドリンクは一見健康そうに思えますが、飲みすぎはかえって不健康になる危険性が高いです。
水や麦茶をメインに飲むようにして、大量に汗をかいたときにだけスポーツドリンクを飲むようにしましょう。飲み物だけでなく食事から摂取することも意識すると、効率よく水分補給することができます。上手な水分補給で、元気に夏を乗り越えましょう!