目次
夏場の冷房設定の目安…薄着の状態で室温28℃が適温
暑い夏場は冷房の効いた涼しい部屋の中で過ごすのが快適ですよね!しかし、電気代が年々高騰している昨今は、エアコンの冷房機能を使うにも、電気代が気になってしまうところ…。
もちろんエアコンを使わなければ熱中症になる恐れがあるので、毎日暑さを凌ぐためにエアコンの冷房機能は必須です。しかし、温度設定によって電気代が大きく変動するならば、なるべくエアコンの温度設定を上げた方が良いのかな…と気になっている方も多いのではないでしょうか。
環境省は、2005年から室温28℃を推奨しています。よく勘違いされがちなのですが、これはエアコンの冷房機能の温度設定を28℃にするのではなく、あくまで室温28℃に保つことを指しています。
つまり、昨今の酷暑ではエアコンの冷房温度設定を28℃にしても、すぐに28℃に室温が下がりづらいため、26〜27℃設定が快適に過ごせると実感している方も多いです。また、薄着で過ごす「クールビズ」が推奨されていることも室温28℃が推奨されている理由の1つです。
エアコンの冷房は何度に設定すべき?
電気代が高騰しつつも気温だけはグングン上昇している異常気象に見舞われている昨今…。エアコンの冷房は何度設定にすべきなのでしょうか。
エアコンの冷房設定温度は1℃で消費電力約13%の違いが!
多くのエアコンにおいて、冷房の設定温度を1℃変えることで、消費電力に約13%の違いが生まれると言われています。
エアコンは生活家電の中でも特に高い電気代がかかる大型家電なので、13%の消費電力にかかる電気代は非常に大きいです。
むやみに1℃下げてしまうと家計にダメージを与える恐れが出てくるので、快適に過ごせつつ、なおかつ過剰に部屋を冷やしすぎないような温度設定を心がけるべきでしょう。
エアコンの冷房機能の推奨設定温度は「27〜28℃」
一般的に、エアコンの冷房機能の水晶設定温度は27〜28℃と言われています。これは、環境省によって室温28℃を保つことが推奨されており、なおかつ私たちが室内で快適に過ごせる温度だからです。
設定温度を27〜28℃に設定することで、この温度まで室温が下がるようにエアコンが冷気を部屋の中へと送り込んでくれます。
自動運転モードでエアコンを稼働させている場合は、この温度まで室温が下がると、自動的に冷気の送り込みをオンオフ切り替えてくれるため、省エネ効果が見込めます。
気温(現在室温)との差が大きいほど電気代が高額に
エアコンの電気代が高額になりがちな原因の1つは、気温(現在室温)と設定温度の差が大きいことが挙げられます。
例えば、気温35℃、室温32℃まで上がっている状況で、エアコンの冷房の設定温度を26℃に設定していた場合、エアコンが室温を6℃下げようと頑張って稼働することになります。
この室温と設定温度の差が大きければ大きいほど、エアコンは多くの電力を使用して冷気を送り込もうとするため、電気代が高額になりやすいのです。
エアコンの冷房設定温度26℃以下は高額になる傾向に
以上の情報をまとめると、室温とエアコンの設定温度の差が大きければ大きいほど、電気代は高額になる傾向が見られます。しかし、きちんと快適な温度に設定しなければ、熱中症を招く危険性もあります。
一般的に、エアコンの冷房設定温度を26℃以下に設定すると、より多くの電力が必要となるため、電気代が高額になりがちです。
したがって、夏場は室内を涼しくする対策を講じながら、冷房27〜28℃設定でエアコンを稼働させるのがベストだと考えられます。どうしても27℃設定では暑いという場合は、26℃に設定し、涼しくなったら27〜28℃設定に戻すことをおすすめします。
エアコンの冷房効率を上げるために効果的な対策を紹介
エアコンの冷房設定温度が27〜28℃では暑いと感じる場合は、まず冷房効率を上げる効果的な対策を取ってみましょう。以下の方法を取り入れることで、冷気の循環効率が良くなり、体感温度を下げられます。
- 自動運転モードにする
- 風向きを上向きに変更する
- 扇風機やサーキュレーターと併用する
- 室外機を日陰に移動して周りを整頓する
- 定期的にフィルター掃除を行う
- 部屋の窓に断熱シートを貼る
- 部屋のカーテンを断熱仕様に替える
いかがでしょうか。このようにエアコンの使い方や扇風機との併用方法、さらにお手入れやその他の対策を取り入れることで、エアコンを効果的に使うことができます。
エアコンの稼働効率を上げ、効果が出るように工夫することで、体感温度が下がりやすくなるので、設定温度27〜28℃でも十分快適に過ごせるでしょう。
エアコンは稼働効率を上げて設定温度27〜28℃でも快適に
エアコン28℃設定では暑いと感じる方も多いでしょう。しかし電気代高騰に伴い、設定温度を下げると電気代が気になりますよね。そんな時は、今回紹介した情報や対策方法を参考に、設定温度27〜28℃でも快適に過ごせるような工夫を取り入れてみてください。