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ペットが子供へ与える影響
コミュニケーションスキルが身につく
ペットは話ができません。そのため自分の要望を伝えるために、鳴き声や声色を変化させて私たちに必死に訴えかけてきます。
子供たちはそんなペットに応えようと、鳴き声に耳をかたむけ積極的にコミュニケーションを取ろうとするでしょう。
言葉が通じない相手の気持ちを理解しようとすることで、想像力や感性が育まれ、自然と高いコミュニケーションスキルが身につくのです。
責任感や自己肯定感が身につく
毎日ペットのお世話をすることで「責任感」が身につきます。その理由は「ペットが生きていくには自分が必要なんだ!」と気づけるからです。
また、エサの準備や散歩をしてあげるとペットはとても喜んでくれます。喜んでくれたという事実は子供にとって成功体験となり、次第に自分に自信が持てるようになります。
自分がお世話するという「責任」と、成功体験から得た「自己肯定感」は大人になっても間違いなく役立つでしょう。
ストレスが軽減される
「オキシトシン」という言葉をご存じでしょうか。
オキシトシンは別名 ” 幸せホルモン ” や ” 愛情ホルモン ” などと呼ばれる脳内物質のひとつで、ペットと触れ合うことで分泌されます。
さまざまな要因でストレスを抱える子供に、高いリラックス効果をもたらし、不安な気持ちを軽減する効果が期待できます。
また、オキシトシンはペットだけでなく、人と人との触れ合いでも分泌されるため、親子で積極的にスキンシップをとることも大切です。
命の尊さを学べる
ペットの寿命は人間よりもはるかに短いため、いつかペットの死に直面します。
亡くなってから「もっと優しくしてあげればよかった…」と気づくこともあるでしょう。
命は永遠ではないこと、毎日を大切に過ごさなければいけないことなど、ペットの死から命の尊さを学ぶことができるのです。
子供とペットが一緒に暮らす時の注意点
ペットは子供にとってさまざまな良い影響を与えてくれますが、一緒に暮らすにはいくつか注意点があります。
たとえば、アレルギーの有無についてです。
アレルギーは動物の毛や唾液が原因で発症することが多く、鼻水・くしゃみ・充血などさまざまな症状を引き起こします。ペットを飼ったのに触れない…とならないように事前にアレルギーの有無をチェックしましょう。
その他には、ペットの逃げ場を作ることも大切です。
子供はついついペットを追いかけ回してしまうことがあります。そうなるとペットはストレスで体調を崩してしまうかもしれません。
猫なら高い場所にベッドを置く、犬ならサークルやケージなどの落ち着けるスペースを確保する、といった「逃げ場」を作るようにしましょう。
まとめ
ペットがもたらす子供への影響についてご紹介しました。ペットから得られるものはたくさんあります。大人になっても役立つことばかりです。
これからペットを飼ってみたい!という方は、さいごまでお世話できるかをよく考え、飼育を検討してくださいね。