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イタズラしたり、言うことを聞かなかったりなど子育てにおいて、子どもを叱る場面は多々あります。子どもの将来を思って心を鬼にし、叱っている方がほとんどなはず。でも、実は叱り方によっては、子どもの将来に悪影響を及ぼす危険もあります。
今回は絶対に子どもに対して行ってはいけないNGな叱り方について解説します。この記事の内容をぜひ、ご家庭の子育てに取り入れてみてください。
1.感情的に怒鳴る
絶対にやってはいけない叱り方として、まず挙げられるのが「感情的に怒鳴る」ことです。何度言っても言うことを聞かない、物覚えが悪い、イタズラの内容が悪質などの理由だと、ついつい感情的になってしまうケースは少なくありません。
だからといって、感情むき出しに子どもを怒鳴りつけてしまうと、子どもは怒られる理由を理解するよりも先に恐怖を感じ委縮してしまいます。繰り返せば、その行動自体は頻度は減るかもしれませんが、そもそもどうしてダメなのか?を学ぶことには繋がらず根本的な解決にはなりません。結果的に子どもから物事の良し悪しを考える機会を奪ってしまうことになります。
子どもを叱るときは感情的にならないように努め、どうしていけないことなのかを子供にしっかり伝えてあげましょう。
2.罰を与える
子どもが悪さをしたら、罰を与えることはしつけ方法の定番です。外に立たせる、強い言葉での説教などが、子どもへの罰として挙げられます。しかし、近年の研究で子どものしつけに罰を与えるだけでは、メリットがあまりないことが判明しました。
罰を与えることで、子どもは一時的に言うことを聞いているように思えます。しかし、実際のところ、罰を与えるだけではどうして叱られたのか?罰を与えられているのか?を理解できていません。
むしろ、親が子どもを叱るときに罰を与えることで、子どもが相手に言うことを聞かせるためには同じことをすればいいんだと誤った解釈をする可能性もあります。気に入らない相手に対し暴力を振るう、暴言を吐くなど人として間違った方向に成長する恐れもあります。
子どもを叱るときは、罰を与えるのではなく辛抱強く向き合ってあげることが子どもの将来において重要となります。
3.存在を否定する
子どもの叱り方において、最悪と言っても過言ではないのが「子どもの存在を否定する」ことです。「あなたなんて生まなければよかった・おまえがいるから私は苦労している」など、子どもの存在意義を否定することは、子供の将来に大きな影を落とします。
子どもの自己肯定感を大きく奪ことになり、場合によっては精神的なトラウマを植え付けることとなります。意外とやりがちなのが、「○○する子は、うちの子ではありません」「他所の子は○○なのに、うちの子はダメ」といった言葉。
無意識に言ってしまいがちですが、こうした言葉も子どもを酷く傷つけ、将来性を奪くことに繋がります。
まとめ
子育てには、苦労が多く子どもに振り回されることも少なくありません。子どもが言うことを聞かないと、ついつい感情的になり怒りを爆発させてしまうのも仕方がないことでしょう。
ただし、それを言い訳に子どもに対して誤った叱り方をするのはNGです。その場は言うことを聞かせられたとしても、目に見えない部分で子供の将来性を大きく奪ってしまいます。
この記事をキッカケに、子どもへの叱り方を見直してみてはいかがでしょうか。