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なすのアク抜き、しないとどうなるの?
なすのアク抜きは、簡単だからこそ面倒だと感じやすいものです。なすはアク抜きをしなくても食べることに関しては問題ありませんが、アク抜きをしていないなすは想像とは異なる味になってしまうかも!アク抜きをさぼってはいけない理由とは、どのようなものがあるのかをチェック!
なすのアク抜きをすべき理由
なすのアク抜きを行う理由は、以下のものがあります。
1.切り口の変色を防ぐ
なすは、包丁で切った場所をそのまま空気に触れる状態で放置してしまうと、切った部分が茶色っぽく変色し始めます。これは、なすに含まれるポリフェノールが酸化することで起こる現象です。褐色と呼ばれる現象で、りんごなど、なす以外の食材でも見られます。
2.えぐみや渋みを除去する
なすは、アク抜きをしなければ、舌に以下のような味が残ってしまいやすいです。
- 苦み
- えぐみ
- 渋み
上記のものは、人間にとってよい印象を与えないものばかり!アク抜きのひと手間を省いたために、なすを食べた後の後味が悪くなってしまうかもしれません。
3.料理の味付けに悪影響を出さない
アクが残っていると、特に薄味で見た目の美しさを重視しがちな和食は、納得できない仕上がりになる可能性が高いです。アクを抜けばおいしいはずの料理が、おいしく仕上がらないことも少なくありません。
アクが強いと、せっかく手間暇かけて作った料理を残してしまう確率が上がります。最悪の場合料理を破棄する可能性もあるので、食材を無駄にするかも!ひと手間を惜しまず、しっかりとアク抜きをしましょう。
アク抜きの方法は、切ったなすを水に浸けておくだけでとっても簡単!ほかの料理の下準備をしておく間、なすを水にさらしておくだけでよいので、料理初心者の人でも簡単にアク抜きできますよ。
アク抜きが必要ない場合の判断方法
アク抜きが不要なときの判断方法は、いくつかあります。
- 揚げ料理になすを使用する…てんぷらやかき揚げなど。油で揚げると、アクが気になりにくい。
- なすのアクよりも、圧倒的に味付けが濃い場合…主に中華料理で、辛い成分と一緒に食べる料理
- 旬を迎える少し前のなす…6月ごろのものは、アクが少ない傾向
- 水なす…アクが気になりにくいので、そのまま調理できることが多い
水なすや、旬を迎える前のなすは、揚げ物調理や中華料理に使用するときアク抜き不要です。そのほかの時期や種類のなすは、基本的にアク抜きをするのがおすすめ。なすを使用したおいしい料理を堪能するためのひと手間を、惜しまないようにしてくださいね。
まとめ
なすのアクは、基本的に抜くようにしましょう。アク抜き不要である可能性が高いなすは、調理方法に注意してアク抜きをするかを検討してください。