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管理栄養士として7年以上の実務を経験。現在フリーランスのWEBライターとして活動中。ホームページ作成ビジネス、飲食店レビュー、書評レビュー、ゲームジャンルなど他分野で記事を執筆。猫飼育歴20年の経験からペット(猫)ブログと主夫ブログを運営中。
あまり気にしないことが多いですが、実は食べ物には避けた方がいい組み合わせがあります。合食禁とも呼ばれるそれらは、場合によっては腹痛などを招く恐れがあります。
食材の食べ合わせには、昔話の迷信や噂話も多数存在しますが、今回はその中でも信憑性が高く、避けた方がいい食べ合わせを紹介します。
スイカ×ビール
夏の風物詩でもあるスイカと、キンキンに冷えたビール。暑い日にはもってこいの組み合わせですが、これらはできれば避けた方がいい組み合わせです。
スイカに含まれるカリウムとビールのアルコールには、それぞれ利尿作用が含まれています。そのため、スイカを食べながらビールを飲んでしまうと、単体のときよりもトイレが近くなってしまいます。
汗をかきやすい暑い季節など悪い状況が重なってしまうと、軽い脱水症状を引き起こす恐れもゼロではありません。
スイカは水分豊富な食べ物ですが、摂取するよりも多くの水分が排出されては元も子もないです。スイカとビールを組み合わせるときは、水分補給も意識し脱水に注意しましょう。
天ぷら×氷水
天ぷらを食べながら、キンキンに冷えた氷水を飲むと胃腸に負担かけ、消化不良を招くといわれています。
天ぷらをはじめ、油分を多く含む揚げ物は消化するのに時間がかかります。消化に手間取るほど、胃での滞在時間が長引き、結果として胃もたれなど消化不良を引き起こします。
そんな天ぷらを食べているときに、氷水を飲むと胃に溜まっていた胃液を薄め、さらに消化効率が悪くなると考えられています。また、氷水で急激に体温を下げてしまうことも好ましくはありません。
ただし、氷水をほんの少し飲んだ程度では、そこまで胃酸が薄まることはありません。氷水を一気飲みなどしなければ、急激に体が冷える心配も少ないです。ゆっくり少しずつ食事を楽しみましょう。
蟹×かき氷
栄養豊富で高級食材でもある蟹には、古くから体を冷やす作用があるといわれています。薬膳において蟹は体を冷やす寒性の食材です。そんな蟹を食べた後に、かき氷など冷たい食べ物を摂取したら体が冷えすぎてしまい、体調不良を起こす懸念があります。
蟹とかき氷の組み合わせは想像しにくいですが、暑い夏の日にご飯として蟹料理を食べ、デザートとしてかき氷を食べ合わせる可能性はゼロではありません。
また、ここでは極端な例としてかき氷を紹介しましたが、同じく体を冷やしやすい果物なども避けた方が無難でしょう。少なくとも冷え性の方、胃腸の調子が悪い方、ホルモンバランスが乱れている方は蟹と体を冷やしやすい食材は食べ合わせないようにしましょう。
まとめ
危険な食べ合わせといわれる合食禁の中には、高級食材の食べ過ぎを戒めたり、冷蔵庫などの保存技術がなかった当時の食中毒が転じたものも多々あります。
現在社会において、そのほとんどは大きく健康を害するものではないでしょう。とはいえ、好ましいという訳でもなく体調不良のときに食べてしまうと悪影響を及ぼす可能性もゼロではありません。
今回の記事を参考に、食材の食べ合わせには気を付けてみてください。