目次
テレビは「電気代がかかりがちな家電」第3位
家の中には多くの家電製品がありますが、中でもテレビはエアコン、冷蔵庫に次いで電気代がかかる家電製品といわれています。
朝や夜、在宅時にはテレビでエンターテイメントを楽しんでいる方も多いため、かかる電気代が気になるところです。ついつけっぱなしにしてしまいがちな家電製品でもあるので、特に節電を意識しなければいけないところでもあります。
最近は電気代自体が高騰しているため、できる範囲で節電を意識して電気代を節約しなければいけません。「電気代が高い」とお悩みの方は、まずテレビの使い方から見直してみませんか。
テレビはどのくらい電気代がかかるの?調査結果を解説
では、具体的にテレビはどのくらい電気代がかかるのでしょうか。ここではテレビの電気代に関する調査結果を紹介するので、ご自宅のテレビの使い方を見直す参考にしてください。
テレビの電気代計算方法
まず、テレビの電気代計算方法を紹介します。
一般的にテレビにかかる電気代は、1時間あたり「消費電力(kW)×使用時間(h)×1kWhあたりの電気料金」で算出可能です。
1kWhあたりの電気料金は、契約している電力会社によって多少異なりますが、家電製品の電気代を算出する際は、主に全国家庭電気製品公正取引協議会で目安として示されている27円として計算されることが多いです。
テレビの種類によって消費電力量が大きく異なる
テレビの電気代を計算する時に重要なポイントが、テレビの消費電力です。これは、製品によって消費電力量が異なるため、格ご家庭で使われているテレビの消費電力量を調べて計算することをオススメします。
今回は、50インチ型を目安に調査しました。
- 液晶テレビの消費電力は平均して約200W
- プラズマテレビの消費電力は平均して約400W
- 有機ELの消費電力は平均して約300W
以上を見ると、液晶テレビの消費電力量が最も少なく、反対にプラズマテレビの消費電力量が液晶テレビの倍かかっていることがわかります。
1日中つけっぱなしにすると電気代はいくら?
ここまで紹介した知識をもとに、テレビを1日中つけっぱなしにした場合の電気代を計算してみましょう。計算式は以下の通りになります。
- 液晶テレビの場合は「消費電力0.2kW×24h×1kWhあたりの電気料金27円=129.6円」
- プラズマテレビの場合は「消費電力0.4×24h×1kWhあたりの電気料金27円=259.2円」
- 有機ELの場合は「消費電力0.3×24h×1kWhあたりの電気料金27円=194.4円」
たった1日でこれだけの電気代がかかることになります。
月換算すると電気代のかかり方により大きな違いが!
では、上記で計算した結果をもとに、さらに1ヶ月分に換算すると、テレビにかかる電気代はどのくらいになるのか計算してみましょう。
液晶テレビの場合は「1日約130円×30日=3,900円」、プラズマテレビの場合は「1日約260円×30日=7,800円」、有機ELの場合は「1日約195円×30日=5,850円」です。
1ヶ月に換算すると、1日中つけっぱなしにした場合、より顕著に電気代に差が出ることがわかります。やはり、どの種類のテレビであっても、つけっぱなしにするのではなく、使わない時は電源を落として出かけるべきでしょう。
テレビにかかる電気代を節約する方法を紹介!
最後に、テレビにかかる電気代を節約する方法を紹介します。基本的なことではありますが、意外と忘れがちな節約ポイントもあるので、あらためて確認しておきましょう。
- 使っていない時は電源を落とす
- 長期間使用しない場合は、その間だけ主電源を落とす
- 画面の明るさを調整する
- 最新型の省エネテレビに買い替える
観ていない時に電源を落とすことはもちろん、宿泊を伴う場合など長期間使用しない場合は、その間だけ主電源を落とすことで、より消費電力を抑えることができます。
ただし、主電源を落としてしまうと、つないでいるレコーダーで録画ができないなどのデメリットもあるので、家を空けている間に録画したいテレビがある場合は、主電源は落とさないようにしましょう。
また、意外と多くの人が知らない節約方法として、画面の明るさ調整があります。画面の明るさを1段階落とすだけでも節電に繋がるので、テレビを視聴するにあたって問題が生じない場合は、明るさを調整してみてください。
すでにテレビを購入してから年数が経っている場合は、最新型の省エネテレビに買い替えることも検討しましょう。古いテレビはそれだけ稼働効率が悪くなっているため、余計な電力がかかりがちです。思い切って新しいテレビに買い替えることで、節電にもつながります。
テレビを観ていない時は必ず電源を消すことを心がけよう
いかがでしたか。テレビは家の中にある生活家電の中でも電気代がかかりやすい家電製品です。「テレビを観ていない時は必ず電源を消す」などの意識改善はもちろん、他の節約方法も積極的に取り入れていきましょう。