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ベビーカーの寿命は2〜3年…壊れたまま使い続けるのは危険!
一般的にベビーカーの平均寿命は2〜3年といわれています。これはあくまで平均的な使用年数であり、使い方やお子様の乗り方など、ご家庭によって早く壊れてしまったり、反対に長く使い続けられたりすることも珍しくありません。
しかし、ベビーカーはお子様の命を預かる道具なので、安全面を何より重視しなければいけません。危険な状態のまま使い続けていると、お子様の手足が挟まってしまったり、転倒して大事故につながったりと恐ろしい事故に発展するケースが報告されています。
使っていて「なんだか危ないな」「調子が悪いな」と感じた時は、無理して使い続けるのではなく、修理や部品交換、あるいは買い替えを検討しましょう。
絶対に買い替えて!ベビーカーが壊れている「4つのサイン」
以下のようなサインが出ている場合は、ベビーカーが不具合を起こしていたり、すでに故障しているサインである可能性が疑われます。大きな事故につながる前に、買い替えや修理を検討しましょう。
1.タイヤが明らかにすり減っている
意外と見落としがちなサインにタイヤのすり減りがあります。タイヤが明らかにすり減った様子を見せていたり、凹みが見られる場合は、移動の最中に何もないところで引っかかり転倒してしまうなどのリスクが考えられます。
ベビーカーによる転倒事故は、転倒した際の衝撃でお子様が地面に叩きつけられてしまったり、車道に乗り出してしまい交通事故につながる危険性もあります。
非常に危険なので、無理に使い続けるのではなく、可能であればタイヤを交換してもらったり、年数が経っている場合や新たなお子様の出産予定がある場合は、買い替えを検討しましょう。
2.タイヤが滑らかに動かない
上記で紹介したように、タイヤに不具合が生じている場合は、大惨事につながる危険性があります。タイヤのすり減りだけでなく、タイヤを稼働させる部分に不具合が生じていると、タイヤが滑らかに動いてくれなくなることも。
このような状態は、すでにタイヤの稼働部分が故障している可能性が高いです。まだ1年も経っていないという場合は、保証制度などを使い交換してもらったり、あるいは修理してもらったりしましょう。
3.フレーム部分が曲がっている
知人にゆずってもらったり、中古品を購入した場合は、ベビーカー自体が古いモデルだったり、長年の経年劣化が生じているケースも珍しくありません。
気付いたらフレーム部分が曲がっていたり、大きく傷ついていたり、細かい部分が折れていた…という話も耳にします。
フレーム部分はベビーカーを使う上でお子様が安全に乗車するためにとても重要な部分です。少しでも異常が生じている場合は買い替えを検討してください。
4.シートが汚れたりヘタっている
お子様がベビーカーに乗っている間、汗や皮脂汚れ、外の汚れや食べ物のカスや飲みこぼしなど、あらゆる汚れがシートに付着します。それにより、元々クッション性の高かったシートがヘタってしまうことも多いでしょう。
シート部分がヘタったり汚れたりしていると、衛生的に問題があるだけでなく、衝撃が加わった時にクッションの役割を果たすことができず、お子様が怪我をしてしまう恐れもあります。
シートは買い替えが可能なモデルが多いので、新たにシートだけを買い直して付け替えたり、選択可能なタイプは正しい方法で洗濯しましょう。
ベビーカーは高額…安全に長く使い続けるコツは?
ベビーカーが不具合を起こしている状態で使い続けていると、お子様の安全面に大きな不安が残ります。しかし、買い換えるにはベビーカーは高額すぎるため、簡単には新調できませんよね。
少しでも長く使い続けるためには、ベビーカーに付属されている取扱説明書を熟読し、基本的な使い方はもちろん、注意事項などをしっかり守ることが大切です。
- 小さな段差は前輪を浮かせてぶつけないように乗り越える
- ハンドル部分に重量のある荷物をかけない
- メーカーの公式グッズでない便利グッズを多用する
- 便利に使えるようにと勝手に改造しない
- ベビーカーのお手入れは正しい方法で定期的に行う
ベビーカーを操作する際、過度な衝撃を加えてしまうと故障の原因になりかねません。また、メーカーから公式に販売されている付属品以外を無理に取り付けてしまうと、ベビーカーに過度な負荷がかかり、こちらも故障や劣化の原因となります。
ベビーカーを利用する際は、便利だからと使い勝手の良さを優先して負荷をかけすぎないように注意しましょう。
ベビーカーは子どもの安全を第一に考えて買い替えを
いかがでしたか。ベビーカーは子どもの安全を第一に考えて使用することが重要です。危険な状態のまま使い続けていると、転倒や交通事故など大惨事につながる危険性があるので、修理や部品交換、必要に応じて買い替えも検討しましょう。