油を捨てる時にしてはいけない「絶対NG行為」3選

油を多めに使った後は、処理方法に悩むという人も多いでしょう。なるべく楽に捨てたいという気持ちは理解できますが、誤った方法で処理してしまうとさまざまなトラブルにつながります。今回は油を捨てる時にしてはいけないNG行為や正しい捨て方を解説します。

油を使った後は捨て方に悩む…なるべく楽に後処理したい!

油はどう処理すればいいの?

コロッケや唐揚げなど、揚げ物を調理する際に必ず出る揚げ油は、処理が面倒に感じるという人も少なくないと思います。

基本的に調理に使われた油は燃えるゴミ、または資源ゴミに区分されることが多いですが、自治体によってゴミの分別方法が異なるため、お住まいの自治体のホームページを確認しましょう。

間違った処分方法は環境汚染や自然発火の恐れも

使った油をなるべく手間をかけず簡単に処分したいと考える人は多いです。しかし、調理に使われた油は、間違った方法で処理してしまうとさまざまなトラブルを引き起こします。

例えば、環境汚染に繋がったり、排水管の詰まりにつながったりする事例は多く、処理方法を間違えると、家庭内で自然発火を引き起こしてしまう危険性もあるのです。

揚げ物などに使った油は、必ず正しい方法で処理した後、自治体の指示に従って正しい分別方法で廃棄するようにしましょう。

油を捨てる時にしてはいけない「絶対NG行為」3選

油を捨てる時には、環境汚染問題や排水管の詰まり、さらに自然発火を引き起こさないよう注意しなければいけません。ここでは、油を捨てる時にしてはいけない絶対NG行為を紹介するので、以下の処理方法には十分気をつけてください。

1.油を排水口に流す

油の処理方法に悩み、「少量だから…」と台所の排水口に流してしまうという人が時々います。たしかに簡単な方法ではありますが、この行為には大きな問題がいくつもあります。

まず、油を排水口に流してしまうと、排水管が詰まってしまうリスクが高まります。さらに、下水管で詰まってしまうと悪臭につながったり、下水処理施設に負担がかかったりする恐れもあるのです。

そのまま油が川や海へと流されてしまうと、環境汚染問題にもつながるため、油を排水口に流す行為は絶対にやってはいけません。

2.水を含ませず紙に染み込ませて放置

油をペーパータオルや新聞紙に染み込ませるという方法をとる人は多いですよね。しかしその際、油だけを染み込ませて、そのまま長時間放置する行為は非常に危険です。

特に暖房を使った室内や夏場など、室温が上がっている環境下で放置してしまうと、染み込ませた油が温度を上げてしまい、自然発火してしまう危険性があります。

自然発火によってボヤ騒ぎに発展したり、最悪の場合、火災につながるリスクが高まるため、紙に染み込ませて処分する場合は、すぐに処分するか、水を含ませて自然発火を起こさないよう正しく処理しましょう。

3.分別を間違えてゴミ出しする

これは油ごみだけに言えることではありませんが、すべてのゴミは自治体が定めているゴミの分別方法に沿ってゴミ出ししなければいけません。誤った分別でゴミ出ししてしまうと、安全性や環境問題に悪影響を与える恐れがあります。

場合によっては、ゴミ収集車やゴミ処理場内で自然発火を起こしてしまうなどのトラブルも考えられるため、必ず正しい方法で、正しいゴミ分類でゴミ出しするようにしてください。

油の正しい後処理方法を解説!自治体の指示に従って

油の正しい処理方法は?

油を使った後は、正しい方法で後処理する必要があります。一般的に以下の方法で油を処理することができるので、参考にしてみてください。

  • 市販の凝固剤を使う
  • 冷めてからペーパータオルや新聞紙に含ませて捨てる
  • 紙を詰め込んだ牛乳パックに水と一緒に流し込む
  • 熱い油に片栗粉を加えてポリ袋に入れて捨てる

大量の油を使った場合は、市販の凝固剤を使う方法が最も手っ取り早く簡単です。凝固剤の代わりに片栗粉を使うという代替え方法もあります。

また、紙に含ませられる量であれば、ペーパータオルや新聞紙に含ませる方法が一般的です。この際、水を一緒に含ませることで自然発火を避けられるので、必ず水と一緒に油を紙に含ませるようにしてください。

使った油は自治体の指示に従い正しい方法で処分して

いかがでしたか。使った油は正しい方法で処理した後、自治体の指示に従い、正しく分別しなければいけません。環境汚染やパイプ詰まり、自然発火などのトラブルを避けるためにも、必ずルールは守りましょう。

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