目次
「離婚=解放感」ばかりではない
離婚したくて仕方なかったという場合は、「離婚=解放感」という考えに結び付きやすいかもしれません。しかし、実際離婚してみると、解放感だけではないことが多いものです。
離婚したあとに後悔することとは、どのようなものがあるのでしょうか?
離婚した後に後悔する「4つの理由」
離婚したあとに後悔する理由は、以下のものがあります。
1.経済的に不安を感じやすい
結婚や出産を機に専業主婦として家庭に入っていた人の場合、離婚したら自分で生活していくために仕事をしなければならなくなります。子どもを引き取るとなると、子どもを育てるためのお金も稼がなくてはなりません。
もともと家族を養っていた側であれば、離婚後経済的な不安は感じにくい可能性が高いです。
2.家事と育児、仕事をすべて一人でこなすのが難しい
離婚すると、ひとりですべてを背負うことになります。
- 子どもの通学や通園、宿題などの面倒など、育児全般
- 子どもを養うための労働
- 家の中の衛生面を保つための家事
今まで仕事に打ち込んでいた場合は家事育児面、家事と育児に専念していた場合は仕事面で、大きな苦労をする可能性が高いです。
3.伴侶の良さ、心遣いや努力が身に染みる
離婚して、初めて伴侶の存在の大きさに気がつくこともあります。
- 毎日自分を気遣ってくれた
- 自分のことを優先してくれた
- なにげないことで笑いあえた
- 家事や育児、仕事について口出しせず見守ってくれた
- 普段気が付かない家事を、毎日こなしてくれていたなど
居なくなってから気づいたのでは、関係の修復は難しいかもしれません。勢いだけで離婚に踏み切るのはNG!
4.老後不安になりやすい
離婚を考えているときは、相手の存在がうっとうしく、今すぐにでも別れたいと思いやすいものです。しかし、離婚後ある程度時間が経過して一人暮らしに慣れてきたころ、このまま一人きりだったらと不安になりやすい人が多いです。
- 経済面
- 精神面
- 万が一のことがあったときを想像してなど
離婚して独身になるということは、身近に支えあっていた身近な人を失いことを指しています。
離婚前に確認しておきたいこと
離婚前に確認しておきたいことは、以下の通りです。
- 本当に離婚したいと思っているのか…具体的な離婚理由(DVや性格の不一致など)があるのか
- 離婚後の生活は、成立しそうなのか
- 親権をどうするのか
- 離婚後の生活に具体的なヴィジョンがあるのか
離婚するということは、想像以上に大きな決断になります。子どもがいる場合は、親権をどうすべきかという点も十分に考慮し、面会の間隔や子どもに寂しい思いをさせないための工夫なども考えるべきです。
まとめ
離婚するということは、独身や子どもが片親になることを指します。それなりの覚悟を持ち、後悔が無いよう話し合いなどを重ねて離婚すべきかを検討しましょう。