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蚊をおびき寄せる方法
うとうとしていると「ぶ~ん」と耳につく蚊の音、手を振って蚊を追い払ってもどこに蚊がいるか分からないから退治のしようがない!イライラしながら蚊を探しまわるより、蚊をおびき寄せる方法があればいいんですよね。
どうすれば蚊をおびき寄せることができるのか?蚊をおびき寄せる方法は蚊の習性を知ると分かってきます。
蚊の基本的な習性
- 人間の息(二酸化炭素)、体臭(汗のニオイ)、体温に反応して寄ってくる。
- 黒い色・濃い色に寄ってくる。
- 蚊は熱がある・温かい場所や物に寄る。
- 暗い場所、または暗い場所の光に寄る。
蚊の習性を利用しておびき寄せる方法をご紹介します。
蚊を光と熱でおびき寄せる
蚊は暗い場所では光や熱があるものに寄ってきます。部屋を真っ暗にし、スマホ、パソコン、テレビ、懐中電灯などの光と熱でおびき寄せることができます。
明るくするのは一か所。そこだけを見ていれば寄ってきた蚊を見つけて退治することができます。
蚊を息で蚊をおびき寄せる
蚊は人の「息」に含まれる二酸化炭素に反応して寄ってきます。ですので、わざと「ハァー」と強く息を吐いて蚊をおびき寄せるんです。
遠くにいたら気がつかないのでは?と思いますが、50m離れていてもちゃんと二酸化炭素を察知して寄ってきますので、息を吐いたり吸ったり、吐いたり吸ったりを繰り返していれば寄ってきた蚊を見つけることができます。
ただし、この方法は自分を囮にする方法です。おびき寄せた途端に蚊に吸血される恐れがある点には注意しておきましょう。
アルコールを飲んで蚊をおびき寄せる
意外と知られていませんが、アルコールを飲むことで蚊が集まりやすくなります。前述の通り、蚊は人間が吐く二酸化炭素に反応して接近してきます。このとき、お酒を摂取していると体内でアルコールが分解されたときに生じる二酸化炭素も一緒に排出されます。
普段の呼吸時よりも多くの二酸化炭素が排出されるため、よりかが集まりやすくなります。
おびき寄せるために飲むときは警戒していると思います。一方、夏など蚊が血を吸うことが増える時期に外でお酒を飲むときは刺されやすくなるためご注意ください。
蚊を黒いものをでおびき寄せる
蚊は、白か黒しか色別できません。また、白と黒では黒(濃い色)に寄ってきます。ですので、黒または濃い色のタオルや衣類を吊るせば色でおびき寄せることができます。ただし、周りに黒い物が他にもあると、そちらに引き寄せられる可能性もあります。
蚊を汗のついた服でおびき寄せる
蚊は人間の汗のニオイ・体臭にも反応して寄ってきます。汗かきの人が蚊に刺されやすいのはこの習性のためです。
洗っていない服、汗がついている服があれば、それを吊るすことで衣類に寄ってきます。特に黒いシャツやタオルは前述した通り蚊が反応しやすい傾向にあります。ちょうど洗っていない衣服があれば、試してみる価値はあります。
蚊をドライアイスでおびき寄せる
蚊は人の息に含まれる二酸化炭素に反応して寄ってきますので、ドライアイスで二酸化炭素を発生させておびき寄せることができます。
手順としては、ボウルに水を入れ、その中にドライアイスを入れます。
たったこれだけで二酸化炭素が発生しますのでおびき寄せて退治しましょう。
空気を循環させて蚊をおびき寄せる
羽が小さい蚊は少し強い風に巻き込まれるだけで上手に飛べなくなります。そのため、扇風機やサーキュレーターで室内の空気を循環させることで蚊をおびき出せる可能性があります。隠れていたけど危険を察知した蚊が安全な場所を求めて移動し発見しやすくなるかもしれません。
蚊が潜んでいそうなカーテンや家具の裏などに集中して風を送るのもおすすめです。
蚊をトラップでおびき寄せる
材料さえ揃えば手作りトラップで蚊をおびき寄せることが可能です。代表的なものとして、イースト菌を利用した方法を紹介します。
イースト菌を発酵させる
イースト菌が発酵する時に発生する二酸化炭素を利用して蚊をおびき寄せます。
《用意するもの》
- 空のペットボトル:2L用
- ハサミまたはカッター
- 黒い布:ペットボトルを覆う程度の大きさ
- イースト菌:2g程度
- ぬるま湯:30~40℃程度を200ml
- 砂糖:50g
《手順》
- ペットボトルの上(キャップ側)を1/3のところでカットします。
- 残った2/3(底側)に、イースト菌とぬるま湯と砂糖を入れ、しっかり混ぜ合わせます。
- ②に①を差し込み蓋をします。※キャップは外します。
- ペットボトルの周りを黒い色または濃い色の布やタオルなどで覆います。
- 冷蔵庫や電化製品、カーテンなど蚊が隠れる場所の付近に置きます。
ただし、イースト菌を都合よく持っている家庭は限られています。基本的には光や匂い、二酸化炭素でおびき寄せるのが無難といえます。
《 ポイント 》
- 蚊を光と熱でおびき寄せる。
- 蚊を息で蚊をおびき寄せる。
- アルコールを飲むと二酸化炭素の排出が増える。
- 蚊を黒いものをでおびき寄せる。
- 蚊を汗のついた服でおびき寄せる。
- 蚊をドライアイスでおびき寄せる。
- 蚊をトラップでおびき寄せる。
蚊が隠れる場所
蚊をおびき寄せる以外に蚊が隠れる場所を探す方法もあります。蚊は暗い・熱がある・光がある場所が好きです。その習性から蚊が隠れやすい場所をまとめました。
冷蔵庫や電化製品の裏
電化製品、冷蔵庫などの家電は、裏側や側面が発熱していることが多いです。そうした排熱に引き付けられ、そのまま隠れている可能性があります。
テレビの裏
上記の冷蔵庫同様、テレビも発熱しています。そのためテレビの裏や付近は蚊にとって快適な場所です。それに加えてテレビは光も放つため、他の家電より蚊を引き付けやすい傾向にあります。
照明カバーの裏
照明器具は明るく熱がありますので蚊にとって快適な場所です。カバーの裏に蚊の死骸を見つけたことはありませんか?それはカバーの中に入り込んで出てこれなくなった蚊の死骸です。
カーテン
カーテンは蚊にとって隠れやすい場所です。カーテンをふると蚊が出てくる可能性があります。
下駄箱の中
下駄箱の中は人の足の裏の汗のニオイがしますので蚊にとっては好きなニオイの場所です。
クローゼットや押入れの中
クローゼットや押し入れには人間の汗や体臭がするものが入っていますし、暗い場所なので蚊が入り込んでいるかもしれません。
配線の隙間
配線コードがいくつもまとまっている場所は、配線コードの熱や影がありますので蚊が隠れやすい場所です。
《 ポイント 》
- 冷蔵庫や電化製品の裏に蚊が隠れる。
- テレビの裏に蚊が隠れる。
- 照明カバーの裏に蚊が隠れる。
- カーテンに蚊が隠れる。
- 下駄箱の中に蚊が隠れる。
- クローゼットや押入れの中に蚊が隠れる。
- 配線の隙間に蚊が隠れる。
蚊をおびき寄せるアイテムはある?
蚊をおびき寄せるアイテムがあります。蚊の好む波長域の光線でおびき寄せて退治してくれます。自分で蚊を退治できない方や毎日蚊に苦しんでいる方は使ってみましょう。
光で虫を引き寄せ、電撃ショックで撃退する電撃殺虫器があります。
DAISHIN 電撃殺虫器 6W DS-056
<おすすめポイント>
- 化学物質を使わないので安全・衛生的
- ランプの寿命が約8000時間と長持ち
- 取り外し可能なトレイで掃除が簡単
「DAISHIN 電撃殺虫器 6W DS-056」は、紫外線ランプを使って虫を誘き寄せ、電撃で一瞬で殺虫する捕虫器です。小型でコンパクトなので、家庭やオフィス、店舗などに簡単に設置でき、電源はAC100Vのコンセントに接続するだけです。
この電撃殺虫器は化学物質を使用しないため、安全で衛生的であり、またランプの寿命は約8000時間と長持ちします。トレイは取り外し可能で、簡単に掃除ができます。DAISHIN 電撃殺虫器 6W DS-056は、夏場の害虫対策に効果的な商品です。
MAGNA 電撃殺虫器 LEDライト ランタン 充電式
<おすすめポイント>
- 紫外線と電撃で虫駆除
- 2000mAhバッテリーで長時間使用
- 完全防水で丸洗いOK
「MAGNA 電撃殺虫器 LEDライト ランタン 充電式」は、紫外線を使って虫を誘引し、電撃グリッドで追い払うランタン型の殺虫器です。バッテリー容量は2000mAhで、最大20時間連続使用が可能です。また、完全防水のIPX6レベルなので、虫が付いても水で洗って大丈夫です。国内メーカー保証も付いています。
電撃殺虫ラケット「蚊Racket虫(カラケッチュウ)」
<おすすめポイント>
- 3層ネット安心構造で誤作動を防止
- LEDライト付きで暗闇でも対応可能
- 取り外し可能なトレイで掃除が簡単
「蚊Racket虫」とは、電撃殺虫ラケットの一種です。このラケットは、電気の力でハエや蚊などの害虫を撃退することができます。また、3層の安全構造が備わっており、人やペットに触れても安全です。電池式なので持ち運びにも便利で、夏には必需品です。
蚊を侵入させないコツ
家の中にいる蚊をおびき寄せる方法をご紹介しましたが、そもそも、家の中に蚊が侵入しなければおびき寄せる必要もないですよね。蚊を侵入させない方法とコツをご紹介します。
家の周りにたまった水を放置しない
蚊は水の中に卵を産み、孵化した後も主に水の中で過ごします。ですので、家の周りに水の入ったバケツ、水道やホース、雨戸についた水など、水をためないよう注意しましょう。
玄関のドアから蚊を入れない
外出先で服に付いた蚊や、玄関のそばにいた蚊が入り込むことがあります。家に入る前に洋服を払って入りましょう。特にお酒を飲んだ後、汗をかいた後、黒い・濃い色の服を着ている場合は注意しましょう。
窓をしっかり閉める
窓や網戸が少し空いているだけでも蚊は室内に入り込みます。蚊にとっては、ちょっとしたスキマも侵入経路となります。戸締りの際は、しっかり閉まっていることを確認しましょう。
超音波アプリなどは効果が薄い
スマートフォンで利用できるアプリには様々なものがありますが、その中のひとつに超音波を発するアプリがあります。こうした超音波などの音を使用した蚊よけ対策を耳にすることがありますが、実は効果がない可能性が高いです。
人間の血液を吸血するのはメスの蚊です。メスの蚊は産卵のために動物の血からたんぱく質を摂取する口の部分が発達しています。その一方でメスの蚊は聴覚が発達していません。聴覚が発達していないことから、超音波をはじめとした音による蚊よけは効果が薄いと考えられています。
ただし、オスの蚊はメス蚊の羽音を識別する程度の聴覚を有しているため超音波による蚊よけが有効かもしれません。ただ、オス蚊は吸血しないので対策をとる必要性が薄いです。
蚊取り線香も効果的
定番の蚊の対策として蚊取り線香も効果的です。蚊取り線香に含まれているピレスロイドという殺虫成分には、蚊を仕留める以外に忌避効果も期待できます。
また蚊取り線香は室内での使用を想定しているため火災報知器が誤作動する心配も少ないです。
人間をはじめとした哺乳類への安全性も高いため、赤ちゃんや高齢者がいるご家庭でも安心して使用できます。ただし、蚊以外にも飼育している虫や熱帯魚などにも効果が表れやすいため注意が必要です。
また、喘息持ちの方は蚊取り線香の煙がキッカケで発作を誘発する恐れもあるため使用は避けましょう。
玄関・窓に設置できる防虫剤を活用
玄関や窓の近くを防虫剤で備えておくのも有効です。最近では玄関先に吊るすタイプ、窓に貼るタイプなど様々な形で蚊をはじめとした虫除けグッズが販売されています。これらを活用するかどうかで、室内への蚊の侵入量はだいぶ変わります。
ただし、そうした防虫剤には効果が期待できる有効期限があります。去年、使用していた物だと有効期限が切れてしまい効力を失っている恐れがあります。蚊が増える時期になったら、防虫剤の有効期限にも気を配りましょう。
蚊帳を活用する
蚊帳(かや)とは、蚊をはじめとした害虫の侵入を防ぐグッズ。天井から吊るすなどで寝室などを囲みます。また、熱がこもりにくいという性質から夏の風物詩という印象も強いです。
そんな蚊帳を寝室など過ごす時間が長いところに設置するのも、ひとつの蚊対策です。近年では、電気を使わず涼めるアイテムとして再注目され始めているため、夏の暑い季節に節電したい方にもおすすめです。
蚊がいなくなるスプレー
ネットやSNSで話題になることが多いのが、KINCHOから発売されている蚊がいなくなるスプレーです。壁や天井に張り付いていることが多い蚊の習性を利用し、ワンプッシュで薬剤が広範囲に広がるタイプの蚊よけ剤です。
手軽に使えるだけでなく、携帯しやすいサイズであることから女性からも人気が高い商品です。
最後に
蚊をおびき寄せる確率が高いのは真っ暗な部屋にテレビをつけることです。
テレビの光と熱で蚊をおびき寄せることができますし、スマホより画面が大きいので蚊を見つけやすいです。蚊は人間の体臭に反応しますので、あえて肌を出しておびき寄せるという方もいますが、うっかりするとチクッと刺されて分かる場合が多いです。
刺されている最中にパチッンと蚊を退治したところで刺された後のかゆみは残りますので意味ないですね。そのリスクを覚悟できない方はやめましょうね。