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お刺身が痛んでしまう『ダメ行為』6選
お刺身は生で食べるので、痛むと食中毒になる危険が高い食べ物です。暑い季節だけでなく、1年を通して痛まないよう気を付ける必要があります。
1.夏場は常温で持ち歩くのはダメ
一口にお刺身と言っても魚の種類によってお刺身の賞味期限や鮮度が落ちる速度は異なります。そのため〇〇分以上や〇時間以上は常温で持ち歩いてはいけない、と提示はできません。ですが、どの種類の魚も夏場に常温でそのまま持ち歩くのはNGです。
数十分から痛みはじめることもあります。購入したお刺身は、袋に入れた氷を平らにして表面積を広くして、お刺身に触れる部分を広くする工夫をしましょう。保冷袋やクーラーボックスなどを使うと安心です。
2.冬場でも暖房の車内や室内に放置はダメ
冬場の寒い季節であっても、常温保存はお刺身が痛む原因となりますので油断できません。購入したお刺身を暖房のきいた車内に入れて持ち帰ることや、帰宅後もすぐに冷蔵庫に入れず暖かな室内に置いておくのは避けましょう。
また、盛り付けしたお刺身を冷暖房に当たるところに置くことも、乾燥して痛む原因となりますので注意しましょう。
3.冷凍したお刺身を高温の場所で解凍するのはダメ
冷凍したお刺身を解凍する際も、温度が高い場所で解凍したり、常温解凍をしたまま放置するのは痛む原因となるので気を付けましょう。
例えば暖房の当たる場所や、ガスコンロの近く、直射日光が当たるような場所は避けてください。冷蔵庫にうつしての解凍以外では流水解凍などがおすすめです。
必ず保存袋に入れて、水を入れた容器に浸し細目に出した水道水を20分~30分かけつづけます。この際、絶対に魚をそのまま水につけないようにしましょう。
電子レンジを使って急速解凍する方法もありますが、解凍にムラができたり、時間を失敗するとお刺身でなくなってしまうことも。ご家庭の電子レンジの設定をよく確認してから試してください。
4.お皿に盛り付けたお刺身をそのまま残しておくのはダメ
お皿に盛りつけたお刺身もそのまま残しておくとどんどん傷んできます。また、余ったからと言って再度冷蔵庫で保存するのも痛みやすくなるためおすすめできません。
5.よく手を洗わずお刺身を切ったり盛り付けるのはダメ
見た目は汚く見えなくても手にはさまざまな雑菌が付着しています。特にペットのトイレ始末や乳児のおむつを替えた後、しっかりと手を洗わずお刺身に触れると、ノロウィルスなど食中毒菌や寄生虫が付着するリスクがあります。
お刺身を切ったり触れる際は、清潔な手や調理器具で行いましょう。
6.すぐに食べないのに切ってから保存するのも避けたほうがいい
絶対NGということではありませんが、お刺身は策のままのほうが鮮度を保てると言われています。柵のまま購入したお刺身は、食べる時間に合わせて切るのがよいでしょう。
お刺身の痛む速度は魚によって違う
前述したように一口にお刺身と言っても、魚の種類で賞味期限は多少変わります。例えばお刺身で人気のマグロは他の魚に比べて少し日持ちするため、賞味期限は2~3日が一般的です。
ところが、アジ、カツオ、サバ、サンマ、イワシなどの青魚と呼ばれている魚のお刺身は当日中の賞味期限となっています。お刺身の盛り合わせではマグロや青魚が一緒に盛り付けされていることが多いですが、賞味期限は必ず守るようにしてくださいね。
お刺身は痛みやすいのでダメ行為には気を付けて!
暑い季節だけでなく1年を通してお刺身は痛まないような配慮が必要な食べ物です。痛んだお刺身を食べてしまうと下痢や腹痛といった消化器系のトラブルをはじめ、嘔吐・吐き気なども引き起こすこともあります。持ち帰る際は保冷対策を忘れないようにしましょう!