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子どもの思春期は何歳からなの?
自分の子どもは、いつまでも小さい頃のままだと思いがちです。しかし、年齢を重ねていくと、子どもは思春期に差し掛かってきます。11歳ごろから18歳まで続き、以下のような変化が現れやすくなることが大半です。
- 思春期初期…心身ともに大人ではないけれど、子どもでもない状態
- 思春期中期…大人と子どもが入り混じる時期
- 思春期後期…心身が大人として出来上がっていく時期
時期に合わせた子どもへの対応を行い、親子で思春期を乗り越えて成長しましょう。
思春期の子どもに接する親が意識したいこと
思春期の子供に対して、親は以下のポイントを押さえて接してあげましょう。
1.子どもができたことは、十分褒めてあげる
思春期ともなると、子どもは子どもっぽさが徐々に抜けていきます。だからといって、大人の意見をいきなりぶつけてしまうのはよくありません。子どもができたことは、十分に褒めてあげましょう。
- そっけない態度を取っていたとしても、褒められることで自己肯定感が増す
- 自分のことを親は見ていてくれるという安心感に伝わる
- 親から褒められることによって、自信が付きやすくなる
子どもにとって、親は特別な存在です。思春期になっても、それは変わりません。
2.干渉しすぎない
思春期に入ると、子どもは今まで以上に親からの干渉を嫌います。
- 年齢が離れている親よりも、年齢が近く悩み事を相談しやすい友達との関係を大切にする時期
- 学校であったことや友達とのことを根掘り葉掘り聞くと、距離を取られてしまうかも
- 悩んでいるようであれば、声をかけ、子どもの話を聞いてあげる
過干渉になってしまうと、子どもとの距離が開きやすくなります。かかわり方には、少し気を使ってあげてくださいね。
3.子どもが興味を持ったものを、否定しない
思春期の子どもは、新しいものや新しい発見が大好きです。
- 今まで触れなかった音楽や文学、スポーツに興味を持ち始める
- 子どもが興味を持ったものを、否定しない…親の趣味で葉なものであっても、否定しない
- 子どもが興味を持っているものを、知ろうとする…話題につながる
親世代の目線だと、魅力を感じないものかもしれません。しかし子どもが目を輝かせているのであれば、新たな分野を吸収して子どもとの距離を縮めましょう。
4.なんでも話しやすい環境を整えておく
子どもがなんでも話しやすい環境を整えておくことは、非常に大切なことです。
- 子どもの反抗的な態度に腹を立てるのではなく、そういう時期なのだと割り切って接する
- 子どもが話しかけやすい雰囲気を作っておく
- 子どもの話に耳を傾け、子どもの心の負担の軽減や不安の解消につなげる
子どもの心理状態は不安定なので、その日によって心が揺れ動くことが異なることがあります。子どもの気持ちに寄り添い、一緒に成長するためには、話しやすい環境を整えておくことが重要なのです。
思春期の子どもにしてはいけないこと
思春期の子どもには、以下のことをすべきではありません。
- なんでも否定してしまう…「だからあんたはダメなんだ」「全くできてない」など
- 上から目線でものを言う…「そんなことも知らないの」など
- むやみに怒鳴る
- 行き過ぎた態度や言葉使いをしたときに、叱らず無視する…子どもが見放されたと勘違いする
子どもの暴言や行き過ぎた行動に、時には耳をふさぎ、目をそむけたくなることもあるかもしれません。行き過ぎた暴言や行動に対しては、耐え忍ぶのではなく、間違っているということを伝えるべきです。
衝突したとしても、正しいことを教えることは親がすべき行動のひとつといえます。
まとめ
子どもの思春期は、どんな子でもあるものです。心身の成長と、大人への第一歩として受け止め、親子で思春期を過ごし、成長しましょう。