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早炊きは何分くらいで炊けるのか
今の最新炊飯器の早炊きモードだと15分、最新でなくても約20分~30分くらいで炊けちゃいます。標準モードで約50分~60分くらいだから、約2分の1の早さですね。お米の量で早炊き時間が違うのか、1合、2合、3合で調べてみましたが数分の差でした。
早炊きの仕組み
炊飯器でお米を炊く時の流れは「吸水(前炊き)」→「炊き上げ」→「蒸らし」の3つあります。早炊きの場合は、前炊き(吸水)時間と蒸らし時間を短縮して炊飯するから早いんです。吸水時間と蒸らし時間が短くなっているのが次のデータから分かります。
標準モード(約60分)
- 吸水:約25分
- 炊き:約20分
- 蒸らし:約15分
早炊きモード(約30分)
- 吸水:5分
- 炊き:20分
- 蒸らしに5分
早炊き以外は何分で炊けるのか
他の炊き方の平均時間
- 白米:約40分~60分(炊き上がり具合で時間が違います。やわらかめ、かため、普通、もちもちなど)
- 玄米:普通は約60分、熟成は2時間~
- 炊き込み:約60分~
- 雑穀枚:約55分~
- おかゆ:約50分~
- おこわ:約50分~
- すしめし:約55分~
※炊飯時間は炊飯方式で少々違いがあります。以下は圧力IHの炊き上がり時間です。
食感イメージを炊き方名にしている炊飯器がありますが、表現がかわいいですね!しゃっきり、ややしゃっきり、ふつう、ややもちもち、もちもち。それぞれ炊き時間が5分~10分くらい違います。
お米の銘柄に合わせて炊く炊飯器
全国のお米の銘柄の特徴に合わせて炊き上がる炊飯器が出始めました。他にも調理機能付きもあります。炊飯器一つで調理ができるなんて羨ましいです。いつかそれも調査してみようかなぁ。調理できる料理を調べてみた!とか。こしひかり・あきたこまち・ひとめぼれなど食べ比べてみたいですね。
三菱電機 IH炊飯電子ジャー本炭釜:35品種。早炊き時間は19分~
アイリスオーヤマ 銘柄炊き分け:31品種。早炊き時間は32分~
早炊きで美味しく炊き上げるコツ
ズバリ!「浸水&吸水」がコツの決め手です。
美味しく炊くための手順
- お米をやさしく洗う
お米を洗う時はたっぷりの水でやさしく洗い流してください。強くゴシゴシ洗うとお米が割れてしまいます。水を変えて3回~4回洗ってください。 - 15分間水にひたす
研いだお米を新しいたっぷりの水に入れて、15分間浸水させてください。この水は後で流します。
※15分以上浸水しないでください。長時間浸水するとお米がくずれてしまいます。 - ざるに上げて15分間おく
お米をざるに上げて15分間そのまま置いておきます。
※15分の間に、お米の表面の水が吸収されていきます。 - 早炊きモード炊く
お米を炊飯器のお釜に入れて、普通炊きと同量の水を入れて早炊きしてください。③で水が吸収されていますので、水の量を増やさないでください。
※水の量を増やしたり、普通モードで炊いてしまうとやわらかすぎる仕上りになりますので注意してください。
この手順、がっちり覚えてくださいね!浸水15分+吸水15分のお約束を守って炊いたご飯は絶品!普通炊きよりモチモチ、ふわふわ、つやつやで、ホント美味しいです。それに硬さも文句なし。試に冷凍してみましたが問題無し。クオリティの高さに満足してます。
1つ重要なことが!今は「無洗米」という便利なお米がありますよね。無洗米を早炊きする場合は、「無洗米専用カップで計量する」がポイントです。白米用カップと無洗米専用カップでは容量が違います。
- 白米用カップの1合は150g
- 無洗米専用カップの1合は147g
無洗米の方が少ないのは、無洗米は糠層が取り除かれているから普通の精米より1粒の容量がほんの少し少ないので、白米のカップで計量すると多めに入ってしまいます。
人気炊飯器比較!早炊き最速はどれ?
炊飯器の炊飯方式には種類がありますよね。「IH式」「圧力IH」「マイコン式」。炊飯方式の種類で早炊き分数の時間差があるかを調べてみました。
早炊き時間比較
- 圧力IH:約20分~
- IH式:約23分~
- マイコン式:29分~
どれもびっくりするほどの差はありませんね。
次は、人気炊飯器別に早炊き分数を調べてみました。先の調査で炊飯方式ではたいして時間差が無いことが分かりましたので、比較した炊飯器の方式はあまり気にしないでくださいね。
人気炊飯器比較!早炊き最速まとめ
1位(15分):タイガーIH炊飯ジャー炊きたて
同率1位:象印圧力IH炊飯ジャー極め炊き
2位(19分):三菱電機IH炊飯電子ジャー本炭釜
3位(24分):パナソニックおどりだき
4位(25分):日立圧力スチームIHジャー炊飯器ふっくら御膳
早炊きの電気代はお得なのか
早炊きは時間が短いから電気代も当然少なくなるはずでしょ・・と思いますよね。でも残念ながら早炊きは普通炊きに比べて、電気代が割高なんです。ちょっとだけですけどね。
早く炊ける理由は、常温から沸騰するまでの時間が短いからですが、短いということはその分、通常よりスピードを上げるパワーが必要になります。ヒーターの最高スピードで沸騰させますので、そのためのパワー代=電気代がかかるんですね。普通電車より新幹線の方が運賃が高いのと同じ感じです。
ところで、お米をざるで洗う派とお釜で洗う派がいるようですがどちらにしてますか?パナソニックさんのサイトを見ると「IHジャー炊飯器、圧力IHジャー炊飯器の場合は、付属の内釜でお米を洗っていただいても問題ありません。
マイコン式炊飯器は内釜の仕様上、内釜の中でお米を洗うとフッ素はがれの原因になりますので、別の容器(ボウルなど)で、お米を洗ってください」とあります。なるほど、IHならお釜洗いはOKなんだと思ったら、最後の方に「IHジャー炊飯器、圧力IHジャー炊飯器の場合も、お米を別容器で洗っていただくと、洗米時に指輪や時計などがあたってのキズ、キズからのフッ素はがれがなくなりますのでオススメです」とも書いてありました。つまり、ざるで洗えってことですね。
まとめ
20分でおいしいご飯が炊ける早炊き機能は本当にすぐれもの。美味しく炊くコツ「浸水&吸水」のワザさえおさえておけば、通常炊きより美味しく&もちもち&ふわふわ&つやつやの絶品に仕上がります。
炊き忘れも慌てるけど、共働きの主婦が残業して疲れて帰ってきてもうこんな時間なのに今からご飯炊くのっ!?こんな時ももちろん早炊きのお世話になりましょう。炊飯器はどんどん進化してるから、時間もどんどん短くなるでしょうね。早炊き1分の炊飯器誕生をまってます!