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『学校に行きたくない』ただの甘えととらえないで
子どもが学校に行きたくないと言いだしたら、心配ですよね。しかし、自分の仕事や子どもの勉強などの面を考慮すると、そう簡単に休まれては困ると思うのもまた事実。
こんなときだからこそ、子どもにかける言葉は新著に選ぶべきです。子どもの心に傷が残り、親に対する不信感を持ってしまうNG行動をチェック!子どもを傷つけないよう、対応しましょう。
学校に行きたがらない子どもに、するべきではないNG行為4選
学校に行きたがらない子どもに対して、してはいけない行動をご紹介します。
1.問い詰めるようなことばかり言う
学校に行きたくない理由を問い詰めるような声掛けは、子どもの心を締め付けてしまいます。
- いつから行きたくないと思い始めたのか
- どうして行きたくないと思うのか
- いじめっ子の有無や友人関係を、根掘り葉掘り問いただす
- 担任が悪いと決めつけて問いただす
子どもの中にある理由と、話すタイミングを無視したような問い詰め方をしてしまうのは、よくありません。
2.子どもが怠けている、さぼっているというニュアンスのことを言う
学校に行きたくないということを、怠けやさぼりたいという気持ちが先行していると思い込む言動は控えるべきです。
- 面倒だから行きたくないんでしょ?
- ちょっと嫌なことがあっても我慢しなさい
- 嫌と思うから嫌になる
- だらしない、甘えるな
上記のような言動は、子どもの信頼を失い、子どもが親に対して心を閉ざすきっかけになる可能性がある言葉です。
3.怖い存在に言いつけると脅す
学校に行きたくないと言ったことを、子どもが恐れている存在に言いつけると脅すのは、昔であれば見られやすい光景でした。
- お父さんに言うからね
- おじいちゃんに言うわよ
- お母さん(おばあちゃん)がそれを聞いたら、どうなるかななど
子どもを脅す言葉をかけると、子どもは逃げ場を失ってしまいます。
4.事情も聞かず、楽観的な言葉で励ます
子どもが学校に行きたがらない事情も聞かないまま、いきなり楽観的なことを言うべきではありません。
- 明日になって、学校に行きたいか決めたらいいよ
- お母さんが一緒に行けばいいかな?
- おやつでも食べて、気分転換しようかなど
子どもの言葉を無視して、いきなり楽観的な意見を押し付けてしまうのはNG。自分と向き合っていないと子どもから認識されてしまい、信頼を失います。
学校に行きたくないといっているときの正しい対処方法
子どもが学校に行きたくないと言っているときは、SOSを出している可能性があります。慎重に対応しましょう。
- 子どもの心に寄り添い、心の疲労やストレスを緩和してあげる
- 学校に行きたくないと思う原因を把握し、子どもと一緒に解決策を見つける
- 子どもがやりたいことを尊重し、できていることはほめて自信が持てるよう声掛けをする
- ずっと特別ではなく、ある程度子どもの様子が落ち着いたら普段通りに接する
- 学校以外の場所に視野を広げ、子どもが自分らしくいられる場所を作る
学校に行かなければ堕落した人生を送る人間になると、親が思い込んでしまうのは絶対NG。また、いきなり学校に乗り込んでしまうのも、よくありません。子どもの気持ちを尊重し、言葉に耳を傾け、ストレスの少ない方法で原因と向き合いましょう。
まとめ
子どもが学校に行きたがらないとき、無理やり学校に行かせてしまうのはNG。脅すような言葉かけなどは避け、子どもに寄り添った対応を心がけましょう。