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スーパーはある一定の時刻を過ぎると値引き商品が出始める
多くのスーパーは、夕方頃を過ぎると、お弁当やお惣菜などが値引きされることが多いです。また、通常の商品も消費期限や売れ残っている品数などによっては、値引きされることがあります。
こうした値引きセールの事情を知っている主婦の方は、少しでも家計費を節約しようと、値引きセールが行われる時間帯を狙ってスーパーに行くという人も多いのではないでしょうか。
最近のスーパーのお弁当はクオリティーも高く、美味しいものが多いので、そのお弁当やお惣菜を値引きされた安い価格で購入できるのは、とてもうれしいですよね!
なぜスーパーは『値引き商品』を出すの?
値引き商品が多く置かれているスーパーですが、なぜスーパーはこんなにも値引き商品が多いのでしょうか。スーパーの値引きに関する仕組みについて調べてみました!
スーパーは日持ちしない商品が多いから
まず、スーパーで値引きされている商品の多くは、日持ちしないものが多いです。お弁当やお惣菜、作りたての食品など、消費期限が当日や翌日に設定されているものが多いため、売り切らなければいけないという事情が関係しているようです。
また、スーパーは食品をメインに販売していますが、食品以外にも多くの商品を置いています。そのため、そちらを定価で販売することで、値引きをしても赤字になることを避けられるような仕組みになっているという理由もあるようです。
スーパーでは夕方〜閉店2時間前くらいに値引きすることが多い
スーパーで一斉に値引き商品が増える時間帯といえば、夕方頃から閉店1〜2時間前が多いですよね。なぜこの時間帯に値引きが始まるのか、考えたことはありますか。
この時間帯よりも早く値引きしてしまうと、多くの商品が値引き商品となってしまい、お店の売り上げが落ちてしまう可能性が危惧されます。
しかし、閉店直前(閉店30分前など)から値引きセールを始めても、スーパーを利用する客層の多くが主婦であるため、利用客数が少なく、商品が売れ残ってしまい廃棄数が多くなってしまいます。
そのため、早いところでは夕方頃から徐々に値引きを行い、閉店1〜2時間前から多くの商品が値引きされるのです。
コンビニが値引き商品を出さない理由は?
毎日、多くの商品に値引きシールが貼られているスーパーとは対照的に、コンビニは基本的に商品を定価で販売していることが多く、値引きされることも少ないです。なぜコンビニは値引き商品を出さないのでしょうか。
フランチャイズ契約のため店側の利益が少なくなるから
スーパーは、会社側の直営店であることがほとんどです。しかし、現在のコンビニは、フランチャイズ契約と言って、大手コンビニ会社の看板を掲げながら個人が経営する仕組みを取っている店舗が多くあります。
フランチャイズ契約は、大手コンビニの看板を掲げることで集客率を上げられるというメリットがある一方で、コンビニで出した利益の何割かを本社へと献上する必要があります。
そのため、売り上げから仕入れた原価を引いた利益がそのまま手元に入るわけではなく、そこからさらに本社へと決められた金額を納金しなくてはいけません。すると、お店を経営している個人の手元には、ほんの一握りしか収益が入らないのです。
こうした事情があるため、コンビニで値引きしてしまうと個人の手元に残る収益が少なくなり、また値引きしてしまうことで本社側にも不利益が生じるケースもあるため、あまり積極的に値引きしているコンビニが少ないのです。
店舗の『値引き』にはお店側や会社側の事情が関わっている
いかがでしたか。客側としては値引きしてくれるお店はとても有り難いですが、それぞれの店舗によって経営上、値引きできるところと難しいところがあります。値引きされている商品を当たり前に購入するのではなく、感謝の気持ちを持って手に取ってくださいね!