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トイレを正しく掃除できてる?実は清潔になっていないことも…
トイレは週1回、きちんと掃除することで清潔さを保てると言われています。しかし、理想の頻度で掃除をしていても、正しく掃除できていなければ、清潔さを取り戻すことができません。
トイレには雑菌や汚れが多いため、誤った掃除方法を続けていると、実はきれいになっていない可能性もあります。毎回、清潔になっていないと汚れが蓄積され、実は雑菌が繁殖している…なんてことも。
トイレ掃除は、手順や方法をきちんと理解した上で掃除することが大切です。今回は、改めてトイレ掃除のNG方法や正しい掃除のポイントを学んでいきましょう!
トイレ掃除でやってはいけない『5つのタブー』
まずは多くの人がやりがちなトイレ掃除のタブーをご紹介していきます。当たり前のようにやっていた行為が、実は意味のないものだったり、かえってトイレを汚くしていたりする恐れがあるので注意しましょう。
1.最初に掃除機を床にかける
トイレ掃除をする際、最初に掃除機をかけるという人は多いでしょう。床をきれいにした後、トイレ掃除に取り掛かりたいという気持ちはよくわかります。
しかし、最初に掃除機をかけてからトイレ掃除に取りかかると、トイレ掃除をしている最中に床に落ちた汚れがそのまま放置されることになってしまいます。これでは、本当の意味でトイレが清潔になったとは言えません。
掃除はトイレ掃除に限らず、上から順番に行っていくのが基本です。まずは壁、そしてトイレ、最後に床を掃除するようにしましょう。
2.便座を乾いた雑巾で強く擦り拭きする
便座をきれいにする際、雑巾で拭くという人も多いでしょう。しかし、この時、乾いた雑巾やトイレットペーパーで軽く乾拭きするだけでは意味がありません。
むしろ、便座を乾いた雑巾やトイレットペーパーで擦ってしまうと、見えない細かい傷がついてしまい、その傷に雑菌が入り込み、繁殖する原因となってしまいます。
したがって、便座はぬらした雑巾や、トイレ用のウェットシートで拭くことをおすすめします。
3.シャワーノズルを分解して掃除する
ウォシュレットを使うご家庭では、定期的にシャワーノズルも洗浄するという方が多いでしょう。しかし、この時「しっかりノズルをきれいにしたいから」と自力で分解するのはNGです。
シャワーノズルは精密機器なので、素人が自分で分解してしまうと、故障の原因となってしまう恐れがあります。
基本的に、シャワーノズルはウェットシートなどで拭き掃除するだけで問題ありません。最後に水を拭きかけて仕上げて完了です。
4.塩素系漂白剤を他の洗剤や液体と混ぜる
トイレの頑固な汚れに塩素系漂白剤を使用する人は多いですよね。しっかりと汚れを落としてくれるため、トイレ掃除する人にとっては救世主とも言える液体です。
しかし、この塩素系漂白剤は、容器にも記載されている通り、取り扱いには十分注意が必要な商品です。よくトイレ掃除に使われるクエン酸などは、塩素系漂白剤と混ぜると有毒ガスが発生します。
大変危険なので、塩素系漂白剤を使用する際は、他の洗剤や液体などを使用しないように注意しましょう。
5.置きっ放しのトイレブラシで掃除する
トイレを掃除する際、トイレブラシを使用する人が大半だと思います。しかし、使い終わったトイレブラシをきちんと掃除していますか。汚い便器を掃除したトイレブラシをそのまま置きっ放しにしていると、雑菌が繁殖してしまいます。
雑菌が繁殖したトイレブラシでトイレを掃除しても、きれいになるどころか雑菌や汚れを拡げてしまう事になりかねません。トイレブラシは毎回きれいな水で洗浄してから片付けましょう。
トイレブラシを洗うのが面倒という場合は、流せるトイレブラシを使用することで手間を省くことができますよ!
トイレをしっかりきれいにするために…正しい掃除方法は?
トイレをしっかりきれいにするためには、正しい掃除方法や手順を理解しておく必要があります。トイレを毎回清潔にするためにも、以下のポイントを押さえて掃除しましょう。
- 壁→便器→床の順番で掃除する
- 便座だけでなく便器の土台部分も拭き掃除する
- シャワーノズルは軽く拭き掃除するだけにとどめる
- 塩素系漂白剤は他の液体とは別に使用する
- トイレブラシは毎回使い終わった後に洗う(流せるトイレブラシを使用して掃除する)
- 床掃除は拭き掃除をしてから掃除機をかける
トイレを掃除する際、便器は掃除するけれど、便器の土台部分を拭き掃除していないという人は意外と多いです。しかし、実は土台部分も尿が飛び散っていたり、汚れが付着していたりすることが多いため、必ず拭き掃除する必要があります。
また、床掃除は掃除機をかけてから拭き掃除したくなりますが、トイレの場合、汚れや雑菌が多く付着しているため、掃除機からかけてしまうと、掃除機に汚れが移り、トイレの汚れを他の部屋にも拡散してしまう恐れがあります。
したがって、床掃除は拭き掃除から行い、最後に仕上げとして、必要であれば掃除機をかけるようにしましょう。
トイレは正しい方法で掃除して真の清潔さを取り戻そう!
いかがでしたか。「間違った方法で掃除していた!」という人も意外と多かったのではないでしょうか。トイレは正しい方法で掃除してこそ、真の清潔さを取り戻すことができます。ぜひ皆さんも、次回のトイレ掃除から正しい手順・方法で掃除しましょう。