石油ストーブで絶対にしてはいけないNG行為7つ!火災に繋がってしまう原因とは?

石油ストーブのNG行為

皆さんは冬の暖房器具に何をお使いでしょうか。現在は、エアコンの暖房機能を使用しているご家庭も多く、石油ストーブの使用率が低下しています。石油ストーブは、他の暖房器具に比べて瞬時に部屋が暖まるというメリットがある一方で、危険性が高いとも言われています。そこで今回は、石油ストーブの危険な使い方について改めて確認していきましょう。

即座に部屋を暖めてくれる『石油ストーブ』

石油ストーブ

皆さんは、寒い冬に部屋の中を暖めてくれる暖房器具に、何をお使いでしょうか。石油ファンヒーターや電気ストーブ、エアコンの暖房機能など、ご家庭によって様々だと思います。

暖房器具の中でも、部屋を早く確実に暖めてくれる暖房器具として人気が高い商品が『石油ストーブ』です。特に、寒い地域では、石油ストーブが圧倒的な人気を誇っており、使用率も他の地域と比較して高い傾向にあります。

最近ではおしゃれな石油ストーブも人気

一昔前の石油ストーブを思い浮かべると、少々レトロチックなストーブを思い浮かべる人が多いと思います。

しかし、最近では北欧風のおしゃれな石油ストーブや、レトロかわいい石油ストーブなど、コンパクトで可愛らしいストーブが販売されています。

おしゃれなインテリアにも溶け込むデザインなので、若い人にも人気があり、全国的に使用率が落ちてはいるものの、いまだに石油ストーブを支持する声も多いです。

石油ストーブで絶対にしてはいけないNG行為7つ

石油ストーブ

しかし、一般的に暖房器具の中でも石油ストーブは安全性が低いとされています。

物件によっては、石油ストーブの使用を禁止している物件もあるほどです。石油ストーブを使用する際は、必ず注意点を守り、正しい使用方法を理解しておく必要があります。

ここでは石油ストーブで絶対にしてはいけないNG行為を紹介します。火災に繋がる原因にもなりかねないので、絶対にやめましょう。

1.ガソリンや混合油で代用する

石油ストーブは、灯油を原料として暖める仕組みです。しかし、灯油の代わりにガソリンや混合油で代用しようとする人がいます。似ているように見えますが、ガソリンや混合油で石油ストーブを使用すると、火災の原因になります。

大きな火災事故の原因となりやすい事例なので、法律でも灯油用のポリタンクにガソリンなどを入れることを禁じているほどです。絶対にやめてください。

2.長期間保管した灯油など不良灯油を使用する

昨年使い残した灯油をそのまま保管しており、翌年に持ち越した灯油を使っていませんか。長期間放置していた灯油は、汚れが混じっていたり変質していたりする恐れがあります。

このような不良灯油と呼ばれる灯油を使用してしまうと、不完全燃焼や異常燃焼などを引き起こし、火災の原因となる恐れがあります。

「もったいない」と感じても長期間保管した灯油は絶対に使用しないでください。また、残った灯油は、正しい方法で処分するようにしましょう。

3.ストーブを消灯せずに給油する

うっかりやりがちな非常に危険なNG行為として、ストーブを消灯せずに給油しようとする行為が挙げられます。

基本的にストーブを消灯してから給油していると思いますが、寝ぼけている状態だったり、お酒をたしなみ朦朧としている状態だったりすると、うっかり消灯せずに給油してしまうことがあります。

ストーブを消灯せずに給油しようとすると、火傷の恐れや火災の恐れがあるため、非常に危険です。ストーブの給油は危険を伴う行動なので、意識がはっきりしている時に慎重に行いましょう。

4.スプレー缶やカセットボンベを近くに放置する

石油ストーブの周辺に、スプレー缶やカセットボンベなどをうっかり放置していませんか。スプレー缶やカセットボンベを近くに置き、そのままストーブを点けてしまうと、スプレー缶などに熱があたり非常に危険です。

スプレー缶やカセットボンベなどの容器は、熱が当たると内部の圧力が上がり、膨張しやすくなります。すると、容器が破裂し、周囲にいる人が怪我をしてしまったり、容器の中身が外に飛び出し、石油ストーブに引火してしまう危険性もあります。

5.ストーブの上や近くに可燃物を置く

石油ストーブの上に洗濯物を干す、といった行為をする人がいますが、これは非常に危険です。

たしかに、部屋を一気に暖めてくれるストーブの上であれば、濡れた洗濯物もすぐに乾くでしょう。しかし、何らかの衝撃により、もしもストーブ上に衣類が落ちてしまった場合、熱があたり、発火してしまう恐れがあります。

他にも、ストーブの上や近くに可燃物を置いていると、少し目を離した隙に引火してしまい、火災の原因となる恐れがあります。非常に危険なので、このような行為はやめましょう。

6.必要以上に近づく

「早く体を温めたい」という思いから、必要以上にストーブに近づいていく人がいますが、火傷の原因となるのでやめましょう。

特に、熱を感じる感覚が鈍くなっている高齢者や、まだ危険性を理解していない小さなお子様は、必要以上に近づきがちです。周囲に柵などを設置し、近づけないように工夫しておく必要があります。

7.長時間近くで温まり続ける

暖かいからと石油ストーブの近くで長時間温まり続ける行為も控えてください。知らぬ間に低温火傷を負っていたり、脱水症状を引き起こしたりするケースがあり、非常に危険です。

親御さんの中には、小さなお子様などを「暖かいから」と近くでお昼寝させる人がいますが、これは非常に危険なのでやめてください。

また、長時間石油ストーブを使用する際は、室内に二酸化炭素が充満しやすいため、必ず定期的に換気するようにしましょう

石油ストーブは危険性を理解した上で使用することが重要

いかがでしたか。石油ストーブは、室内を最も効率的に暖めることができる暖房器具と言えます。しかし、その反面、安全性が低いため、取り扱いには十分注意が必要です。危険性を理解した上で、正しい方法で使用しましょう。

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