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ストーカー行為とは
ストーカー行為とは、特定の人に対して持った恋愛感情などが満たされないことで、恨み、憎しみを抱き「つきまとい行為」を繰り返すことです。つきまとい行為とは以下のような行動です。
- 尾行したり、職場や通勤途中で待ち伏せをする、押しかける
- 拒否しているのに面会や交際を要求する
- 無言電話やオンラインを使って執拗にメッセージを送る
- 家の近くで大声を出したり車のクラクションなどを鳴らすなど乱暴な行動をする
- 中傷したり名誉を傷つけるような内容を告げたり文書などを届ける
ストーカー行為は犯罪にあたるため、被害にあっている場合には、「警告」や「禁止命令等」の申出や、被害届を提出することもできます。1人で悩まず身近な人に相談しましょう。
『ストーカーされやすい人』の性格や特徴4選
ストーカーに狙われやすい人という明確な定義はありませんが、一般的にされやすいとされているタイプをご紹介します。
1.誰にでも優しく接することができる人
周囲の人に分け隔てなく誰にでも優しい人は、露骨にイヤな態度をとったり、傷つくような言葉を言い返してこないという安心感を与えます。そのため、好感や好意を持たれ、側にいたいと感じられることも多いです。
ストーカー行為をするような人には、このような誰にでも優しいタイプは標的になりやすいと考えられます。自分のことを好きなのかもしれない、自分に好意を持っているに違いない、と勝手に思い込んでしまうからです。
- 親切に接することを心がけながらも、特に異性に対しては感情をまじえず、事務的なビジネスライクで接することも意識しましょう。
2.優柔不断で自分の意思を伝えられない人
いつも人に合わせてしまい自分の意思をあまり表現できない人、イヤなことはイヤ、NOとハッキリ言えないタイプも注意すべきです。断ることが怖くて自分の意思を伝えられないという性格を利用して、強制的に従わせようとするのがストーカー犯罪者の心理でもあります。
- 曖昧な返事や態度は禁物です。断りたい状況では断る勇気を持ちハッキリと「NO」と伝えましょう。
3.何に対しても真面目な人
真面目な性格でつらいことや苦しいことも我慢できるタイプは要注意です。ストーカーをする人は見知らぬ人だけとは限らず、職場や関わっているコミュニティの中など身近に潜んでいることがあります。
身近な人にストーカー行為をするタイプは、相手がどんなことも真面目に向き合う性格、と見透かしたうえで、つきまといなどを繰り返すケースもあります。
- 何でも真面目に受け入れるのではなく、もう少し適当な気持ちで向き合うようにしましょう。
4.他人を疑わない人
素直な性格で偏見を持たず、相手の言ったことをそのまま受け入れる人、つまり他人を疑わない人も狙われやすいといえるでしょう。なぜなら、ストーカーは巧妙な手口で盗聴器や隠しカメラを仕掛けようとします。
物をもらっても安易に家に置くのはやめた方がいいケースもあります。信用していた身近な人がストーカー行為をおこなうこともありますので、多少の警戒心を持つことも意識してください。
- もらいものなど、何か違和感を感じたり気になった場合は手元に置かないようにしましょう。
ストーカーの予防対策
見知らぬ人から通勤・通学途中に姿をよく見かけ、何となく見張られているような行為を感じたら、早めに対処します。具体的な対策として大切なことは以下の通りです。
- 防犯ブザーを携帯
- 不安なときはタクシーを利用
- 警察や信頼できる人にできるだけ早く相談する
また、ストーカーは顔見知りの犯行も非常に多いとされています。このタイプのストーカーは相手が自分にも好意を持っていると思うところからエスカレートすることが多いです。そのため、相手に対して恋愛対象として見ていないということをハッキリ示すことが有効と考えられます。
- 薬指に指輪をする
- 知り合いであれば「好きな人がいる」と恋愛の相談を持ち掛ける
このような対策もよいでしょう。
まとめ
ストーカー被害は誰にでも潜んでいる危険です。自分の無意識の行動がストーカー行為を助長させないよう、疑わしい人にはご紹介した対策をとっていただき、身を守るようにして下さい。そしてストーカー行為を受けていると感じた時はできるだけ早く身近な人や警察に相談しましょう。