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バスタオルを枕代わりにする効果とは?
あなたはどんな枕を使って寝ていますか?枕といっても形状や素材によって様々なものがあります。
バスタオルで作る枕は、自分の好みに合わせて作ることができるので人体にいい影響があるといわれています。ここでは、バスタオル枕を使うことでどのような効果があるかを紹介します。
ストレートネックを解消できる
ストレートネックとは湾曲していた頸椎(けいつい)の骨がまっすぐになる生活習慣病です。
主な原因として長時間のデスクワークによる崩れた姿勢が挙げられます。ストレートネックは首の筋肉だけで頭を支えられなってしまい、首を痛めて肩こりの要因になります。
このまま放置しておくと首の神経を痛めるだけでなく片頭痛や手足のしびれ、めまいなどで日常生活に支障をきたす可能性があります。
バスタオルで自分の首に合わせた枕を作り、首の歪みを矯正してストレートネックの解消に役立てましょう。
血行が良くなる
バスタオル枕を使うことで睡眠時も適切な姿勢をキープすることができるといわれています。正しい姿勢は血行を良くし、むくみがなくなることで美容効果も期待できます。
また、乾燥肌や肌荒れも防ぐことができ、化粧ノリも良くなるそうです。リンパの流れが良くなり、体の中の水分をため込むことがなくなるため、ダイエット効果や体内の代謝を上げて毛穴詰まりまで抑えてくれるといわれています。
ストレス解消になる
寝具が合っていないことや生活習慣が悪くなっていることが原因で、寝付きが悪くなり疲れが取れずストレスとなっている方はたくさんいると思います。
バスタオル枕は寝る姿勢を正してくれるため、肩こりや首の痛みだけでなく、背中や腕など全身の痛みが軽減されて熟睡できる人も多いそうです。そのため、睡眠の質も良くなるため睡眠不足が解消され、結果的にストレス解消になるといわれています。
バスタオルで枕を作る方法
ここまで自分に合った枕を使うことは、健康にいいということをお話しさせていただきましたが、ここからはバスタオル枕の作り方を紹介します。
バスタオルで枕を作るために必要なものはバスタオルとヘアゴムだけです。その作り方も簡単なのでぜひ実践してみて下さい。バスタオルで作る枕は頭全体を支える枕と首だけを支える枕の2種類ありますので、それぞれの手順を説明します。
頭全体を支える枕の作り方
- バスタオルをZ状にたたむ
厚めのバスタオルをZ状にたたみます。もし分厚いバスタオルがない場合はタオルケットで代用しても問題ありません。横幅は寝返りが打てるよう50cm以上になるようにするといいそうです。 - 適切な高さであるか確認する
手順1でZ状にしたバスタオルで実際に仰向けに寝てみて、リラックスできる厚みか確認します。横向きにもなり、寝返りが打ちやすいようであれば問題ありません。 - 高さを調整する
高さを確認し、違和感があれば調整をします。調整は小さなタオルなどを挟むことで細かく調整できます。首にあたる部分が高い方が首の負担が少ないといわれています。
首枕の作り方
- バスタオルを半分にたたむ
バスタオルを広げて長い辺の方を半分にたたみます。 - さらに半分にたたむ
手順1でバスタオルをたたんだあとに長い辺をさらにたたみます。 - バスタオルを丸める
バスタオルの短い方を持って丸くしていきます。丸くして首枕の大きさが足りなそうな場合は複数のバスタオルを重ねながら丸めていきましょう。 - 適切な高さであるか確認する
バスタオルを丸めてから自分に合っているか確認しましょう。丸めた部分が首にくるようにして、寝たときに首が痛くないか、また呼吸が楽にできるかなどを確認してください。 - 高さを調整する
高さを確認し、違和感がある場合は枕の高さを調節します。調整は巻き方の強さで変更できます。強く巻くと高さが増し、ゆるく巻くと低くなるそうです。 - ヘアゴムでバスタオル枕を固定する
丸めて丁度いい大きさに仕上げることができたら、ヘアゴムでバスタオルのサイドを固定します。
バスタオルで作った枕の正しい使い方
枕は頭を支えるだけのグッズではなく、正しい使い方をすることによって色々な効果をもたらします。ここでは、バスタオルで作った枕の正しい使い方について紹介します。
首枕は仰向けで使用する
首枕を横向きに使うと高さが異なるため、頭を支えきれずに首の痛みや肩こりに繋がります。仰向けに寝ても寝返りを打ってしまう場合は、使っている首枕が身体に合っていない可能性が高いです。
枕の高さが合っていないと、歯ぎしりや食いしばりをしていることが多いそうです。歯ぎしりや食いしばりは、歯と歯ですり合わせることで歯が削れ、肩こりが起きます。首枕を横向きの状態で使用する場合は、横向きの状態で高さを合わせてから使うようにしましょう。
首枕の感触は巻く強さで調節する
人によっては首枕で首を置いたときに、枕が「柔らかすぎて気持ち悪い」や「硬すぎて眠れない」などの不満があると思います。人は寝ているときの姿勢や感触でストレスを感じることがあります。
そんなときは、バスタオルで作った首枕の巻き方を変えることで調節することができます。巻く強さを強くすると固くなり、緩くすることで柔らかくなります。あなたの好みに合ったバスタオル枕にして寝ることが快眠に繋がります。
腰に枕を置くこともできる
バスタオルで作った枕は腰に置くことで健康器具としても活躍します。枕を横向きにし、腰に合わせておくことで腰痛の軽減になり、また縦に置くことでストレッチングクッションにもなるのでとても便利です。
快眠するためには寝るときの姿勢だけでなく、寝る前の準備も大切になります。その他にも使い方によって様々な用途で使えるのでお試しください。
バスタオルを枕にする危険性やデメリットとは?
バスタオルを枕にすることは簡単に作れて健康にも良い反面、危険性やデメリットも存在しています。ここではバスタオルを枕にすることで起きるデメリット、危険性について紹介します。事前に知ることでより効果的に使うことができると思います。
バスタオル枕は崩れやすい
バスタオルで作った枕はタオルを丸めて固定しただけなので、寝返りで形が変化することがあります。バスタオルを緩く巻くことで使い心地はよくなりますが、すぐに変形してしまいます。対策としてバスタオルを強く巻くようにするか、バスタオル枕の上に柔らかいタオルを敷く方法があります。
素材の復元力が弱い
バスタオルだと圧力を加えたときの復元力が弱いため形状が変わってしまうことがあります。形状が変わることで口が塞がり、いびきや無呼吸状態に陥ることがあります。一度崩れたら洗濯をして作り直すようにしてください。
まとめ
バスタオルで作った枕の作り方や活用方法などを紹介してきました。バスタオル枕はとても簡単にできるので試しに使ってみてはいかがでしょうか?
大切なことは睡眠や健康に対しての意識を変えることです。睡眠は人生の3分の2を費やすといわれていますが、ちょっと意識を変えるだけで睡眠はとても快適なものになります。ぜひ睡眠への意識を変えて、健康を維持していただきたいです。